【大荒れも】今夜のECB理事会とドラギ総裁会見の見どころを徹底解説まとめ【10月26日の為替相場ポイント&経済指標まとめ】

日銀を始め、FRBなども含めて政策の具体的な変更は結果発表時の声明で示されるのが通例ですが、ECBの場合は政策の変更は決定したけど詳しい内容はドラギ総裁からといったパターンもありますから、両方ともしっかり見ておく必要がありますね。
ちなみに声明などはECBの公式サイトにアップされます。会見もこのサイトからYoutube経由でみれますので、ブックマークしておくと良いかもしれませんm9っ`・ω・´)ブクマ! Monetary policy decisionsがガイダンスとなります。
→European Central Bank:Press releases(外部サイト)
今回の注目されるのは言わずもがなですが改めて説明しておくと、正常化へ向けた緩和縮小(テーパリング)が決定されるか否かということと、その内容となります。
20:45の声明、ガイダンス時点で今回は政策そのものに変化なしで正常化は先送り〜なんてなれば、これまでドラギ総裁が思わせぶりに引っ張ってきた経緯もありますし、数々のリーク報道もありましたから、ユーロは売られることになるでしょう↓sage↓⊂(´ω` )⊃↓sage↓
そして、政策に変更ありとなった場合、見ておくポイントは現行の月額600億ユーロの債券買い入れ枠がどれだけ減額されるかと、今年12月末までとされていた買い入れ期間がどれだけ延長されるかということです。
個人的には買い入れ枠の減額幅は現状の景気に対する評価であり、延長幅は将来の見通しに対する自信だと考えています。政策をトータルに見ればどっちもどっちではありますが、今が多少イマイチでも将来伸びるとするなら、自ずと月の買い入れ枠の減額は小さくても、延長期間は短くなるといった政策になりやすいでしょう。
そして、市場としては恐らく将来的な見通し、つまり買い入れ期間の延長がどれぐらいになるかを重く見るのではないかと思います。やはり相場は先々を考えて動いて行くわけですから、今日より明日、明日より明後日が大事です。
また、やはり債券買い入れといった量的緩和策を終了してから利上げという順序になるため、次の行動を見越す意味でも、資産買い入れ期間がどれぐらい延長されるかというのは非常に重要になりますからね。
市場は今のところ月額600億ユーロから300億ユーロへ買い入れ枠を減額し、6ヶ月間の期間延長を織り込んでいるとのことですから、これより減額幅小さかったり、期間が延長されるとユーロは買われにくく、売られやすくなるでしょうc⌒っ *・∀・)φ...メモメモ
せいぜい月額200億ユーロ減らして400億ユーロへの減額、9ヶ月間の延長というのが許容ラインでしょうか。これよりも減額幅が小さかったり、期間が延長されればネガティブに捉えられてユーロは売られるのではないかと思います。
あとはドラギ総裁の口先三寸で目先のユーロは動いて行くので、予測がかなり難しいですね。まぁ期間延長が9ヶ月よりも長くなるならユーロ買いは控えたいですが、そうでないなら下がったらコツコツ買い進めるというのが今のゆきママのトレード戦略となります。
今夜は下がればユーロを買い進めたい!ドル円はひとまず様子見で…
もう何ヶ月もユーロは下がったら買いと言い続けてますが、本当にそれだけでかなり稼げている現実がありますからね。先ほども書いたように買い入れ期間の延長が9ヶ月を超えてくるなら一旦様子見ですが、そうでなければ下がれば書いでしょう。それでは、今日明日のイベント・経済指標を確認しながら、今日明日のトレード戦略について具体的に解説しておきたいと思います↓
日時 | 国名 | 経済指標 | 重要度 | 前回 | 予想 |
---|---|---|---|---|---|
10/26/20:45 | 欧 | ECB理事会・政策声明発表 | ★★★★★ | ||
10/26/21:30 | 欧 | ドラギECB総裁・定例記者会見 | ★★★★★ | ||
10/26/21:30 | 米 | 新規失業保険申請件数 | ★★★ | 22.2万件 | 23.5万件 |
10/26/21:30 | 米 | 9月住宅販売保留指数[前月比] | ★★ | -2.6% | 0.3% |
10/27/08:30 | 日 | 9月全国消費者物価指数[前年同月比] | ★★★ | 0.7% | 0.7% |
10/27/08:30 | 日 | 9月全国消費者物価指数・除生戦力良品[前年同月比] | ★★★ | 0.7% | 0.7% |
10/27/09:30 | 豪 | 7-9月期卸売物価指数[前期比] | ★★ | 0.5% | ― |
10/27/09:30 | 豪 | 7-9月期卸売物価指数[前年同期比] | ★★ | 1.7% | ― |

ユーロ円(日足)のチャート:外為どっとコム
ユーロ円は上値を試す流れとなっています。基本的にユーロ買いよりも円売りの強さが支える格好ですから、少し警戒しながら見ておきたいと個人的には考えています。とはいえ、基本的には押し下げられるなら買いたいところで、雲を突き抜けて130円の大台割れとならない限りは押し目買いで良いのかなと。早めに逃げることを考えるのであれば、上昇トレンド発生以降割り込んでいない一目均衡表の雲・下限(130.969円)が支えとなりそうです。

ユーロドル(日足)のチャート:外為どっとコム
ユユーロドルは一目均衡表の雲の中でモミ合い継続中です。21日移動平均線(1.17835ドル)に絡みついたままの値動きが続いていますから、引き続きここから大きく乖離しない限り短期はボックスと見て良いと思います。上値は1.19ドル、1.20ドルといった節目が壁となりそうです。下値に関しては、89日移動平均線(1.17370ドル)、一目均衡表の雲・下限(1.17315ドル)がありますので、まずはここかと思います。あっさり割り込んでいくようだと短期的には目先の安値(1.16692ドル)がターゲットになるでしょう。
短期なら1.15ドルの大台割れでも見ない限りは、ひたすらユーロドルはロング(買い)を続けたいところ。中期なら1.15ドルを割り込んでも腰を据えてロングだと個人的には考えています。
ユーロ相場は今夜のECBが大きなターニングポイントとなる可能性もあり、トレード戦略の転換も考えなければならない場面ですから、必ず確認しておくようにしましょう。ゆきママもツイッターなどで実況させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします(`・ω・´) シャキーン
※トップ画像(Pixabay/CC0)
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やはりユーロ安で間違いないですね。
潮目が変わりました。
う〜ん、個人的にはドル安と見ているのでユーロドルはロングかなと(´ε`;)ウーン…