【2020年の展望解説】豪ドル&NZドル&カナダドルはどうなる?見どころポイント徹底解説!【まとめ】

まぁ最終的には米ドルがどうなるかという部分が最も大きいので、方向性が米ドル高なのか米ドル安なのかは常に意識しておくことは重要でしょう。今のところはやや米ドル安方向で相場を考えていますが、ユーロやポンドなどメジャー通貨の動向によっても変わってきますからね。
とりあえず、この記事では豪ドルやカナダドルの通貨そのものの見どころやポイントについて解説していますので、そのつもりでお読みいただければと思います(*´꒳`*)モキュ!
豪ドル&NZドル:短期的には買われやすい!長い目で見ると中国次第か
ここ数日は買われ過ぎ感もあるんですけどね。もっとも豪ドル円やNZドル円に関しては株高の支えもあって、引き続き小高い値動きが続ことが想定されます。で、現状でオセアニア通貨が買い戻されている理由に関しては大きく分けて3つあり、(1)米中通商交渉への期待感、(2)オーストラリアとニュージーランド経済の底打ち感、(3)リスクオンの株高継続、が挙げられるでしょう。
まず、(1)の米中通商交渉に関しては、第1段階合意をなんとかクリアしそうな情勢で、1月初旬から中旬にも合意文書への署名をして正式合意という運びではあるものの、直前になって交渉が決裂するリスクや、仮に正式合意となったとしても中国が履行しないリスクは十分あります(´・ω・`))´-ω-`))ウン
まぁ第1段階合意の調印式については、中国サイドも調印に向けた準備をしているとの報道があったので合意そのものがなくなる可能性は低そうですが、依然として注意は必要でしょう。
また、第1段階による関税の引き下げ規模というのは非常に軽微ですから、今後は第2段階への期待感が高まることになります。ここで再び頓挫するようだと豪ドルやNZドルの上値を追う力は弱くなり、反落する可能性は高まることでしょう。
次に(2)のオーストラリアとニュージーランドの経済ですが、ここ最近はまずまず好調ですね。雇用統計が予想を上回るなど、強めの数字もポツポツ見られるようになり、下支え要因となっています┗(; -`д-)┛オモー
一方で、再び予想を下回るような指標が続けば利下げ織り込みが強まって通貨安という話にはなりやすいですし、中国への依存度が非常に高いですから、中国の指標、経済の下振れ意識が高まった場合も売られやすくなります。経済的には自国の他に中国とリスク要因が重なっているので特に警戒が必要でしょう。
最後に(3)ですが、やはりリスクオン(選好)で非常に株式市場が好調というのも豪ドルを支えています。リスクオフ(回避)になると、ご存知のように円高、そして有事のドル買いに傾きやすいですからね。

豪ドル米ドル(日足)のチャート
ドル安の支えもあって豪ドル米ドルは非常に堅調な値動きとなっています。今年7月以来の高値圏に突入しており、0.700ドルの節目に迫る値動きとなっています。この大台節目を抜けると0.708ドルといった7月高値を試していくことになりますが、いくつかの要因がバッチリ噛み合ってこの値動きなので、反転トレンドで底打ちという認識を持つのは良いにしても、ここから強気で買っていくのは結構勇気がいるのかなと。
特に1月の相場は波乱含みですからね。昨年もフラッシュクラッシュでパニック気味の相場になりましたし、いずれにしてもオセアニア通貨そのものが本質的にであることは変わりありませんから、嵐の1月相場では押し目を狙う方がベターでしょう。
その後は(1)〜(3)を踏まえての総合判断となります。基本的に今は底打ち判断で反転トレンド見通しですが、(1)〜(3)に変化の兆しがあれば再び下落トレンドが再開する可能性は十分ですので、まずはそのつもりで。

NZドル円(日足)のチャート
NZドル円も非常に堅調ですね。まぁ本当にリスクオフになった時の円高&ドル高の値動きを考えると、買うなら豪ドル円やNZドルといったクロス円よりも、豪ドル米ドルやNZドル米ドルのドルストレートの方が無難でしょうか。リスクオン前提でトレードできるような環境にあるなら問題ないですが、三が日明けの相場は怖いですからね。最大限警戒しておきましょう。
豪ドル&NZドルのポイント
・米中通商交渉、経済情勢などリスクが多い
・世界的なリスクオフになるとクロス円は特に下落しやすい
・短期的にはやや買われ過ぎか?1月は特に警戒!
・世界的なリスクオフになるとクロス円は特に下落しやすい
・短期的にはやや買われ過ぎか?1月は特に警戒!
カナダドル:原油価格の恩恵を受けて上昇中!中銀の政策がポイントに
ここ2〜3ヵ月の上昇というのは原油高の影響が大きいです。カナダは資源国で、カナダドルは原油相場と相関が高いことで知られていますので、まずは原油がどうなるかということを考えて見ていくことが最も重要でしょう|ω'*)ジー
WTI原油(日足)チャート:TradingView
原油に関してはOPEC(石油輸出国機構)の支配力が年々弱まって、ぶっちゃけシェールオイル革命で北米強過ぎの流れになってますからね。そう考えると、OPECが減産したところで影響は軽微だし、供給が極端に細るような戦争でも起こらない限りは極端な相場を想定するのが難しくなったかなと。まぁ景気が順調なら需給の強まりから、そこそこ堅調に推移するという程度の当たり前の予想しかできないのが今の原油。カナダドルにとっては下支えになりそうではあります。
で、結局は米国との結びつきから米ドルとの相関も強いので、決定打になるのは中銀の政策の方向性ですね。したがって、FRB(米連邦準備制度理事会)とカナダ銀行(中央銀行)の政策見通しの差が大きなポイントとなるでしょう\(`・ω・´+)コレダイジ!
FRBに関しては、さらなる利下げは想定していないものの、利上げには著しいインフレが必要としており、今後数年にわたって低金利を続ける見通しを示しました。まぁ今年は3回の予防的利下げを行いましたから、既に十分という状態。
一方で、カナダ中銀は景気が下振れしそうな兆候があれば予防的利下げを行うという段階であり、実際に利下げとなれば売られやすくなるでしょう。

米ドル加ドル(日足)のチャート
米ドル加ドルのチャート。今年は上値を切り下げ続ける流れですが、1.30ドル台半ばからはかなり強いサポートとなっています。リスクオンの恩恵、ドル安の恩恵をフルに受けてこれだと、戻りを待って売った方が(米ドル売り加ドル買い)ベターのような気がします。
加ドル円(日足)のチャート
加ドル円はジリジリ上げて底堅い値動きですが、こちらも株高やドル安のサポートを受けての値動き。もっとも、底堅さは相当なので押し目があれば買っても良さそうではあります。カナダドルのポイント
・相関の高い原油相場に注目
・カナダ中銀の今後の政策が最大の焦点
・オセアニア通貨よりは安定的か
・カナダ中銀の今後の政策が最大の焦点
・オセアニア通貨よりは安定的か
今後は米ドルやユーロ、ポンドといったメジャー通貨の解説をしていきたいと思います。まぁブログをRT拡散していただけたり、興味のあるサービスがあればゆきママのブログを活用していただければやる気がアップしますので、今後ともよろしくお願いします。
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