【期待感先行】今夜の議会証言でパウエルFRB議長は利下げを示唆するか?株高の持続性は…【2月11〜12日のトレード戦略】

一部では来月3月のFOMC(米連邦公開市場委員会)へ向け、利下げの地ならし、示唆するのではといった指摘もあり、株価に関してはやや期待感先行といった印象を受けます。昨日もS&P500、ナスダックが最高値を更新していますからね。
それでも、S&P500を構成する企業が発表した10-12月期決算は、7割の企業で市場予想を上回ったとされていますから、いかに米国が堅調かはご理解いただけると思います。何度も何度も繰り返し書いている通りですが、とにかく下がったら喜んで買う、余裕を持ってコツコツ買い続けるしかないように思います(((uдu*)ゥンゥン
それでは、パウエル議長の議会証言の展望について解説しつつ、株や為替のトレード戦略について解説していきますので、どうぞよろしくお願いします。
Contents(目次)
利下げに踏み込む可能性は低い?ピークと考えて利食いするのもアリ!
無難に考えると、こうなりますよね。今の米国経済は決して悪いわけではありませんからね。ステルスQE(量的緩和)もあって株価も堅調ですからね。特段、利下げを急ぐような場面とも思えません。まずは米国経済を前向きに評価しつつ、利下げは温存、コロナウイルスに対する懸念は表明するものの、今後の動向を注視するといったおざなりな発言にとどめるというのがメインシナリオです。トランプの圧力もあるにはあるんですが、今はその時ではないでしょう。いよいよ株価がやばくなった時に発動すると思いますw
まぁとにかく、パウエルは無難でつまらない発言をしがちですからね。大体、マーケットはこいつつまんね〜ってなって、株価は下げているようなイメージがありますw 今夜も利下げ示唆がなければ買い一服で反落する可能性の方が高いかなと↓sage↓⊂(´ω` )⊃↓sage↓
でも値動きとしては、とにかく好調な米経済を受けてまずは買い、仮に利下げが示唆されれば新高値をつけて一段高もあるわけで、買い遅れたくないという意識で買われているんでしょうかね。
とりあえず、株に関しては一部、あるいは半分ぐらい利食いして押し目を待つのがベターのように思います。利下げ示唆がなければ下げそうですし、これで上がるならそれはそれで、少しずつ買いなおしていくと割り切れば良いでしょう。
ただし、全部利食いすると上がりに上がって買い遅れて死にたい病になるパターンもあるので、ある程度のポジションは抱えておきたい。また、ヘッジで日経平均をショートしている場合は、米株とのバランスに注意しましょう。トータルのポジション量で確実に米株ロングを多く持っておきたいですね\(`・ω・´+)コレダイジ!
株価:ダウ、ナスダック、S&P500はどうなる?コロナウイルスの影響は…
最近はクソみたいに株に浮気してるので、株の質問ばかりが増えている感じですね。コロナウイルスでどうなるのって質問がメッチャ多いですけど、ゆきママにも分からないよそんなの!!!ただまぁ市場は今のところ中国当局が本気出して何とかしてくれるんちゃう?最期には何とかなってるんちゃう?という予定調和的な見方をしてる感じですね(◦ˉ ˘ ˉ◦)ニヤニヤ
気になるニュースとして、アップルのサプライヤー(供給元)の1つであるフォックスコンの生産稼働率は2割に満たないとかなんとか。なんかニュース見たらマスク作らされてるっていう。
なんか中央政府の命令で工員1人あたり1日2マスクを配れというお達しがあったようで、100万人が従事すると言われるフォックスコンは毎日200万マスクが必要とのこと。当然、そんなマスクは確保できないので自作することにしたようです。性能とかは問われないから、自前で日産200万マスクを確保すると/(^q^)\アタマイテー
う〜ん、もう不安しかない。っていうかアジア人はマスク好きすぎやろ。マスクがないと生きていけんぐらいマスク好き過ぎですが、流石に自重しましょう。中国もマスク作りまくって安心させてくれ。
まぁ中国経済に影響が出ることは避けられないでしょうね。今後の経済指標、特に1-3月期の数字を嫌気して相場が下げる可能性は結構高いと思いますが、まだそれは先の話。そして、これを嫌気して下がったら下がったで買い場でしょう。
ちなみに、指数ならダウ、S&P500、ナスダックのどれを買うのが一番良いのかという質問が多いですが、単純に短期的なパフォーマンス(値上がり率)を追求するならナスダック一択となりますm9っ`・ω・´)ビシッ!
しかしながら、ボラティリティ(変動)が大きいので、やはり万が一、クラッシュ相場になった時には大きな痛手を追うことになりますので、その点に注意です。
一方でダウは30企業の大型株で構成されているので安定感があります。S&P500は500銘柄がセクターの偏りなく選ばれていますので、分散投資に向いています。バフェットも長期投資ならS&P500と太鼓判を押していますね。
どれが良いかは好みの問題です。まぁ米国の経済が堅調、コロナウイルス問題でパニックにならなければ、引き続きいずれの株も上がっていくことが想定されますから、とにかく押し目があれば、すかさず押していけるような準備をしながらトレードしていきましょう!
\ゆきママもトレードに使ってるIG証券/
為替はドルが押し出される格好!ユーロがただひたすらに弱い流れ…
とにかく、指標の改善がないとユーロは弱いままでしょうね。なんだかんだ中国との結びつきが強く、超内需型の米国と比べ、経済的にも今回のコロナウイルスの悪影響に対して欧州は脆弱ですからね。さらに、先ほどドイツのメルケル首相の後任候補が来年の総選挙に不出馬の意向と報じられるなど、政治的な混乱も上値を重くしています┗(; -`д-)┛オモー
これだけの材料が揃って下げは限定的といった考え方もできなくはないですが、米長期金利(10年債利回り)はこれだけの株高を受けても今夜のパウエルの議会証言における利下げ示唆への織り込みもあってか下げており、これを踏まえると金利高からの更なるドル高という流れは温存されていますから、注意は必要ですね。
また、今日発表された英GDPは予想を上回りましたが、鉱工業生産などが予想を下回ってポンドも買い戻しがつきにくいので、引き続きドルが押し出される格好は続きそうです。
あとは、繰り返し書いている通りパウエル次第でしょう。利下げが示唆されればドル安でユーロドルやポンドドルの支えになるかもしれませんが、いずれもユーロやポンドそのものを買う材料が乏しい中では反発も限定的でしょうc⌒っ *・∀・)φ...メモメモ
ドル円:利下げ示唆なしでも株高継続なら上値を攻めそうですが…
まぁドル円、クロス円に関しては株価次第という他ないんですよね。株価が上がるなら、それなりに円売りも出そうですし。もし、利下げ示唆なしでも楽観の株高の流れなら、ドル円は上値を攻めることになるでしょう。その際に米長期金利(10年債利回り)も上昇してついてくるようなら、もしかすると一段高で高値抜けもあるでしょう。今はコロナへの懸念も影響しているかもしれませんが、今夜のパウエルの議会証言において利下げがあることを織り込んで米長期金利は低下しているような気がします。

ドル円(日足)のチャート
相変わらずの小動き。トレード戦略としては昨日も書いた通りで、特段どうこうということはないですけどね。今日もギャンブルするのであれば、年初来高値更新、110.30円に損切りを置いてショートかとは思います。ユーロドル:経済指標の劇的な改善でもない限りは下値に警戒したい
突っ込んで売っていく気もしないですが、指標で大幅な改善が見込めなければ厳しい値動きは続きそうです。今週末、金曜日に発表されるドイツと欧州のGDP次第でしょう。
ユーロドル(日足)のチャート
ユーロドルは一旦1.090ドルラインで下げ止まっています。流石に売られ過ぎ感はあるのですが、先ほども買いたように利下げ示唆がなかった場合、米長期金利がやや上昇してドル高となり、昨年安値の1.087ドルを狙いにいくパターンもあり得るんですよね。もしかすると、債券市場ではコロナウイルスへのリスクが意識されて買いが入るという要因で米長期金利が低下しているのかもしれませんが、とにかく今は下方向という見方を変える段階にはないと思います。
ポンドドル:最悪を織り込む状況は変わらず?1.295ドルを超えないなら…
今日は上値を試す場面がありましたが、これまで強めのサポートとなってきた1.295ドル手前で反落という流れ。本質的にポンドが弱い状況は変わらずでしょう。
ポンドドル(日足)のチャート
トレード的には1.296ドルぐらいに損切りを置いて売ってみても良いかもしれません。やはり目先は英EUの通商交渉への懸念を強めており、実質的な合意なき離脱が織り込まれている状況です。仮に大きく上がったとしても、懸念が強まれば再び売られてしまうわけで、交渉に具体的な進展が見られるような兆候があるまでは、売り場を探すしかなさそうです。
豪ドル&NZドル:コロナの悪影響に対して最も脆弱であることは変わらず!
今のところは中国当局が本気の財政出動でどうにかするだろうという、予定調和的な見通しでコロナウイルスへの懸念が無視される格好となっていますが、豪ドルとNZドルがこのリスクに対して最も脆弱であるということは変わりませんから、それを踏まえた上で考えていきましょう。豪ドルに関しては、森林火災が鎮火したことを受けて、やや買い戻す動きもあります。NZドルは明日のRBNZ(ニュージーランド準備銀行)の会合、
金融政策イベントを控えて売られています。やはりコロナウイルスの影響を重く見てりさげを示唆するのではという見方が一部であるようです。

豪ドル円(日足)のチャート
豪ドル円は株価が堅調なこと、そもそも米ドル円が下がっていないので底堅い値動きを続けていますが、懸念が強まれば一番下げやすい通貨であることは変わらないと思います。もしかすると、中国政府の財政刺激策への期待感が勝ったままで終わってしまう可能性もありますが、何にせよ悪影響は避けられず、オーストラリアも遅かれ少なかれ利下げするので、豪ドルは売られるのではといった気がしますが、なんだかんだ米ドル円が下げる、株安の動きがないと下値も限定的といえば限定的か。

豪ドル米ドル(日足)のチャート
豪ドル米ドルは昨年安値を僅かに下回って切り返しました。まぁ今日はパウエル次第ですね。米国の利下げが織り込まれる流れになれば、豪ドル米ドルは押し上げられるでしょう。しかしながら、その可能性はそれほど高くないですし、結局、コロナウイルスによるオーストラリア経済への悪影響も避けられませんから、RBA(オーストラリア準備銀行)も利下げ、金融緩和に動くわけで、少し長い目で見れば下げて行かざるを得ないのかなとは思います。
とりあえず、フォロワーの方からの質問などを踏まえて解説してみました。まぁ為替は悩ましいので、今は株ですね。何度も繰り返している通り、下げた時に対応することが重要です。
ダウが1,000ドル下げたぐらいで世界の終わりとツイートする腐れエコノミストも多くいましたが、踊らされないことが重要でしょう.:゚+(o・`ω・) シャキーン
2月11〜12日の重要イベント&経済指標
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今回のコロナウイルスなど、分かりやすいチャンスはいつ何時やってくるか分かりません!為替の値動きがそれほどでなくても、株なら、日経平均などの株価指数なら、しっかり稼げることがままありますからね。そういう意味で株も取引できるIG証券を持っておくメリットは大きいです。しかも、ノックアウト・オプションという独自サービスのおかげで資金効率も非常に良いですからね。他社と違って少ない資金でも幅広い戦略を取ることが可能になっていますΣb( `・ω・´)
トレードコスト的にガチ推ししてこなかったけど、ゴミクソ投資信託を買うよりは良いと思ってオススメするのだ!ノースリッページ注文やノックアウト・オプションでも使えるのでFX的な意味では元々オススメしてたのだ!!
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※トップ画像(mark reinstein/Shutterstock.com)
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