【米国株/為替】リセッションを織り込んで金利低下!からの〜ドル安、ハイテク株物色【5月20〜21日のトレード戦略】


米2年債利回り/5年債/10年債(日足):TradingView
目先は利上げがあるので短期金利(2年債利回り)は小高いままですが、長期金利(10年債利回り)は3.0%の大台超えからピークアウトした感がありますね。おかげで為替はドル安気味の推移となっています。というわけで、今日は米国株と為替について、いつものように簡単に流れと戦略について解説していきます。為替については、明日にでも中期展望を解説させていただきますので、よろしくお願いします。
Contents(目次)
米国株:まだら模様の消費活動の評価で右往左往!乱高下継続か
やはりハイテク、ハイテク株は全てを解決する!まぁピークから半値以下になって、かなり割安感も出てきたので、値頃感やリセッション意識の買い戻しもあるんでしょうね。まぁ調子が良いセクターは、やはり不況にも強いヘルスケア、生活必需品ですけどね。逆にアパレル、レジャーなどの娯楽はボコボコ。ターゲットの決算見る限り、モノが売れない、消費行動がキンキンに冷え込んでいく可能性が示唆されましたからね。あとは、底辺が結構ヤバくなってるらしいですからねw 給付金とかでお買い物しまくってた層が軒並み死んで、ローンとか焦げ付いてるとか。インフレでクソクソ支出が増えたけど節約できない病。フィンテック系のローンサービスは多分全部死にますね。
一方で、一部高級品は売れてるらしいですけどね。ただ、一部富裕層が消費しても、消費できる総量はたかが知れてますからね。まぁ全体としては死ぬ可能性が高いって結論でしょう。
なので、景気先行きに対する楽観度は過去最低水準レベルに下がっていますし、先行き不透明感が半端ないのでキャッシュ比率も非常に高まっていると。

米主要株価指数(日足):TradingView
今日、各指数が+4〜5%とか大きく跳ねるならヘッジ売りでしょうけどね。S&P500指数(オレンジ)も年初から概ね−20%の水準に達したので、つみたてNISAをスタートするのには絶好のタイミングでしょう。積み立てる金額を増すかどうかは、もうちょっと慎重に様子を見た方は良いでしょうが。何度も繰り返していますが、基本的に今の相場でボラティリティ(変動)が大きいということは、結局は下げですからね。下げトレンドの好材料は原則売りのタイミングですので、デイトレレベルの指数トレードはそんな感じで考えておきましょう。
💹5月19日のアライさん銘柄:米国の不況、リセッションが現実のものとなり、ハイテク株を物色する動きもあるのだ。もっとも、目先のボラを見る限り堅調に上がっていくような状況ではないのだ。下げトレンドで一時的な上がりは売り。ただ、個別株はデイトレではないので、安い時には拾ってけば良い。 pic.twitter.com/vuSSI8dmQi
— 米国株アライさん💙FXで4連敗したゴミ💛 (@pawhara_arai) May 19, 2022
アッラママ!アッラママ!今日のプレもハイテクが強い!!まぁアップル(AAPL)は中国のロックダウンの影響を懸念して、半導体銘柄と共に上値が重たくなってますけどね。ただ、超長期投資家でお馴染みのバフェットは相変わらず買い増し姿勢ですから、長く持つなら問題ないでしょう。短期的には、次の決算が大きく外して一段安になる可能性があるので、優先度は下げて良いと思います。
いずれにせよ、ビッグテックを十分確保した前提なら、そろそろ中小型グロースを少しずつ買って良いと思います。決算を外してないクラウドストライク(CRWD)やデータドッグ(DDOG)は、どこかで跳ねることが期待できますからね。ただし、まだまだ不安定で場合によっては中小型はさらに血みどろパターンもありますから、慌てて買いすぎないようにだけしていただければ。
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為替:中期的にはややドル安意識か?もっとも中銀の引き締め観測で円売りは根強い
リセッション懸念があっても、世界の中央銀行は短期的には利上げ姿勢を崩していないため、株価が大きく下がっても円高は限定的ですね。なので、リスクオフ(回避)時にドル高になるため、ドル円などはショートしない方が良いでしょう。ショートを狙うなら、やはり豪ドル円とかが面白いと思います。
ドルインデックス(日足):TradingView
豪ドル円が強いのではないかという質問がありましたが、単に米ドル安の影響が大きいだけですからね。ご覧のようにドルインデックス(主要通貨に対するドルの強さを指数化したもの)は、サポートレベルを下に抜けそうな感じで、短期的には一段のドル安もありそうです。もっとも、それは米国のリセッション懸念が織り込まれているからであって、経済指標の数字次第では、また大きく買われる可能性を秘めていますので、原則的に米ドル高への警戒というのは怠らないようにしたいところでしょう。
そう考えると、世界的なリセッション意識で考えていくなら、やはりクロス円なら米ドル円以外、豪ドル円、あるいはポンド円などのショートを検討したいところではあります。ただ、まだそこまで懸念が強まっているかといえばそうではないので、ショートをするには早いと思います。
デイトレレベルで言えば、リセッション懸念で米ドル高という意識がやや後退していることを踏まえてトレードするぐらいでしょうかね。もうちょっとユーロが強ければユーロ円一択にはなりそうなんですが、ちょっとまだ微妙なんですよね。今現在、確固たるトレード戦略はなさげです。
ドル円:まずは127.00〜128.50円程度のレンジを意識!上値は確実に重くなってる

ドル円(日足)のチャート:外為どっとコム
短期的には底堅いという評価になりますが、2〜3ヶ月後を見据えると、徐々に下方向に引かれていくかなとは思います。株価がよっぽど強い状態が継続するというか、今後の米経済指標が強くてリセッション懸念を払拭できるなら、また130円コースではあるんですが。ちょっと先を見据えると125円レベルに収束しそうです。現段階で、極端に120円とかレベルを意識する必要はありませんが、上値の重さは明らかですから、低い位置での円ロングポジションはそろそろ利食いといった感じです。
短期トレードとしては、流石に127円台では売りにくいですね。126.80円ぐらいに損切りを置いて、127.20〜127.50円レベルで軽く(1/2ぐらいのポジション)で拾ってみて、128.00円レベルで利食いといった程度でしょうか。推奨はしません。
ユーロ:ユーロドルのショートで少しギャンブル!ユーロ円はまだ位置的に中途半端

ユーロドル(日足)のチャート:外為どっとコム
ユーロドルはトレンド転換もありそうな雰囲気ではあります。ユーロそのものが買われているわけではなく、ドル安のみが理由ですから、これも心許ないので積極的に買いたくはないですね。かといって、売るのもちょっと悩ましくなってはいます。トレード的には、損切りを浅めの1.064ドルに置いて、1.060台に乗せてきたらギャンブルで叩いてみる程度でしょうか。利食いは1.055ドルが目標。

ユーロ円(日足)のチャート:外為どっとコム
ユーロ円は中途半端過ぎですね。やっぱり円売りパワーもイマイチになってるので、ウクライナ懸念、超絶インフレというクソミソリスクがある状況では、なかなかロングしにくいです。かといって、今の中途半端なレベルでツッコミ売りも危険でしょう。\1Lot取引で4,000円とゆきママ書き下ろしのCFD&FXレポートもらえる!↓/
為替はこんなところですね。やや悩ましくなっていますから、何度も繰り返している通り、無理をするタイミングではありません。本当にチャンスが来るまでは様子見でしょう。唯一やるとするのであれば、ユーロドルの戻り売りぐらいかと思います。
コメントするc⌒っ *・∀・)φ...オキガルニドウゾ!