ドル円ショート…ダブルインバース（日経の下落に2倍速で利益が出る商品）…こういったワードがトレンド入りしてる時点で…どうしても個人は逆張り傾向がありますからね。確かに値頃感なのは分かるんですが、流れに逆らうのは危険なのでやめましょう。

個人の逆張りが…ダブルインバース、ドル円ショート… pic.twitter.com/RB1Jaj1UX7

— 米国株アライさん💛完全先出しFX実況戦士 (@pawhara_arai) May 17, 2023

まぁ株価に関しては、利上げによる金融引き締めや、金融不安などネガティブな要素はありましたが、日本は対岸の火事というか、金融機関は安定していますし、植田日銀総裁も今の所はYCC（イールドカーブコントロール）維持で異次元の金融緩和を継続している状態ですからね。

さらに、バフェット効果も大きいでしょうね。地政学的リスクを考慮してTSMC（台湾セミコンダクター）といった銘柄を全て処分したことに加え、日本株への追加投資を行うとしていました。やはり米財界での影響力は極めて大きいですから、まさにインベストinバフェットの流れで日経平均は力強い値動きとなっています。

日経平均はバブル後最高値へ迫る！抜ければ新世界へ…

円安そのものの効果はもちろん、円安によるインバウンド効果への期待、もしかすると米国の債務上限問題なんかも消去法的な日本株買いに拍車をかけているのかもしれません。

日経平均株価（日足）:TradingView

日経平均はどこまでという話ですが、バブル崩壊後高値の3万670円レベル（1年8ヶ月前高値）に迫りましたが、抜けきれず。抜ければ新世界って感じではありましたが。バブル期最高値の38,960円は流石に遠いですが、力強い流れにはなっています。

日本株、新高値まで30年以上待ったことを想像してみてください…（息ができない） https://t.co/1oQlHes2EW

— 米国株アライさん💛完全先出しFX実況戦士 (@pawhara_arai) May 16, 2023

30年待った…；； あとは上値を追う余地がどれぐらいあるかという話ですが、米国株がそこまで上げていないことを含めても、もう一段、二段ぐらいはありそうかなといった印象です。

とりあえず、30,000円の大台割れか、29,500円割れに損切りを置いて軽めについていくしかなさそうですね。30,600〜30,800円レベルは重そうですが、ここを抜ければ一段高はあるでしょう。

1ドル＝140円も？ドル高余地はありそうで強力なレジスタンスを抜け切れるか

為替はドル高がリードする形でドル円を中心に上値を伸ばしてきましたが、今週は円売りも重なる形で上値を伸ばす展開となっています。まぁ今後については一定の悩ましさもありますが、繰り返している通り米金利の上昇圧力が高まる材料が多いこともあり、上を目指す流れです。

債務上限問題については、基本的に金利高（債券安）かつドル安材料ではあるものの、金利高のドル高という状況です。まぁ解決すればドル高ですし、解決したらしたで国債の供給量がいきなり増えることからも、結局は金利高のドル高が意識されているのかもしれません。

また、引き続き米国の経済は底堅く、個人消費には減速感が見られるものの決して悪いわけではないという見方なのでしょう。また、インフレは落ち着く兆しを見せているものの、まだ十分下がっていないという認識で、6月利上げの可能性もゼロではないといった話に。

あとは、FRB高官がずっと繰り返してきた話ではあるものの、金融不安を受けてもなお年内利下げはないとの発言が続いていますから、これも底堅い金利、ドル高材料となっています。

今週1週間を通してそうですが、多少弱い経済指標が出たところで押し目にしかなりません。今日の新規失業保険申請件数は注目材料ではありますが、不正受給が多いといった指摘もあり、よほどの数字でなければ額面通り受けられない可能性すらあります。

したがって、今の流れが大きく変わるとすれば、明日19日の24:00からのパウエルFRB議長の発言次第か。ここでハト派的な見解、6月利上げはない、そして年内利上げの可能性にまで踏み込めば大きくドル安になることでしょう。

最近のパウエルの発言を見る限り、データ次第とはしながらも、利上げ停止方向にあることは間違いないですが、利下げを織り込まれるのは困るといった感じなので、もしかすると市場からはややタカ派的に見える可能性もあるのかなと。まぁパウエル前にはポジションを落として、発言をしっかり確認したいところです。

ドル円（日足）のチャート：外為どっとコム

債務上限問題が上値を重くする可能性はありますが、まだ先の話ではありますからね。まぁ債務上限引き上げ合意へ意欲を見せていることはかなりプラスですし、6月1日までに合意することがあればポジティブサプライズでしょう。なんだかんだ言って、6月1日までに合意する可能性は極めて低いでしょうから。もっと追い込まれないと、そう易々とは合意しません。交渉とはそういうものですから。

そして、ドル円はご覧の通り、昨年12月から上値を抑えられてきた137.50〜138.00円レベルに迫る値動きとなっています。このレジスタンスゾーンをしっかり抜け、138円台前半で定着できれば、いよいよ1ドル=140円という流れに。

まぁパウエル前に抜け切ってくれることを祈るだけですね。そしたら一旦利食いして、パウエルでどうなるかを見て再度入るかを決めたい。

デイトレとしては、200日移動平均線（137.102円）を背に買っていくだけですね。137.10〜30円レベルでは拾いたい。損切りは136.80円で、ここをずるずる割ってくるのであれば、135円台半ばぐらいまでは下値を見ておきたい。売りはNG。

仲値抜けて垂れてきたから軽めにドル円ロング。136.80円で損切りするのだ🫡 pic.twitter.com/0TJGEhwpRq

— アライ軍一等兵・KAGE (@araisanfx) May 18, 2023

繰り返していますが、ざら場のトレードは影のアライさん（@araisanfx）で実況していますので、フォローよろしくお願いします。

ユーロ円（日足）のチャート：外為どっとコム

ドル高が原動力となってドル円が上昇、クロス円も引き付けられる形でユーロ円なども上昇していますが、基本的にユーロは対ドルで一番ヤラレが確定しているので、あえてロングする必要はないかなと。ドル高が原動力ですから、ドル安となると上値の伸びはイマイチでしょうからね。

ポンド円（日足）のチャート：外為どっとコム

買うのであれば、まだ元気なポンド円の方が良いのかなといった印象です。ただ、ポンドは値動きが極めて荒いですから、170.00円の大台割れで損切りを前提にトレードしておきましょう。

過去1週間の通貨強弱見て貰えば分かるんだけど、超ドル高が今の相場を作ってるのだ。円売りではない点には注意。今週は円売りも合わさってきてるけど。大事なことなのだ。 pic.twitter.com/uWbfGPc4WC

— 米国株アライさん💛完全先出しFX実況戦士 (@pawhara_arai) May 17, 2023

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