2025年の為替相場はどうなる?円安・円高シナリオ徹底解説!日米金利差・日銀利上げ・トランプ政権の行方

2022年に始まった円安相場は、その後も息の長い動きとして続いています。円安・ドル高が続いてきた背景には、アメリカや日本、ヨーロッパの金利、政治リスクなどが複雑に絡み合っています。
“金利” “インフレ” “政治リスク”——こうした言葉は初心者には少し難しく感じるかもしれませんが、大まかに言えば『国ごとの景気や経済政策の違い』によって、世界の投資資金がどの通貨を買うか売るか決めていくことで為替レートは動きます。
この記事では、昨年(2024年)の動きを振り返りつつ、2025年の為替相場の見通しをわかりやすく解説していきます。
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2024年を振り返る:主な出来事と為替への影響
◆日銀の利上げショック(約17年ぶりの政策金利引き上げ)・日本銀行が2024年3月と7月、約17年ぶりに政策金利を引き上げ。
・特に7月末の利上げ後は一気に円高(ドル安)にふれ、約20円も円高が進む場面があった。
・後に『植田ショック』と呼ばれるほど株価(特に日経平均)も大きく急落。

さらに、米国の雇用統計が下振れして『アメリカも景気悪化から利下げするのでは』という思惑が加わり、ドル安も重なったことが大きな調整のきっかけとなっています。
しかし、ご存知のように米国景気への悲観が後退すると再びドル買いが強まり、1ドル=160円近辺まで戻る波乱含みの1年となりました。
◆アメリカの金融政策と長期金利
・2024年9月にFRB(米連邦準備制度理事回)が約4年半ぶりの利下げ(0.50%幅)を実施。
・一時的にドル安が進んだものの、根強いインフレや堅調な雇用統計を背景に『今後の追加利下げは難しい』という見方に転換。
・結果、ドル買い(円売り)が再び強まり、円安・ドル高に。

背景には、米国の雇用が想定以上に強かったことや、粘着性の高いインフレから『利上げに転じるのでは?』という警戒感がくすぶったことが挙げられます。
直近は米国の経済指標がやや弱いことや、トランプ大統領が予定していた関税が見送られたことで、やや反落しています。
ただし、日本の米国の金利差の拡大が以前として『ドル買い要因』となっていますので、今年も注目しておきましょう。
2025年の注目ポイント
ここからは、今年(2025年)のドル円相場を考えるうえで、特に注目すべき3つのテーマを解説していきます。①日銀の追加利上げと金融政策の行方(日本円)
◆日銀がどこまで利上げするか?・2025年1月にも政策金利を0.50%に引き上げましたが、『継続的な利上げは難しいのでは?』という見方が強い。
・また、市場(マーケット)は織り込み済みだったため、発表後はむしろ円安にふれています。
◆ポイント
・『想定外の大幅利上げ』があれば、一気に円高になる可能性はあります。
・しかし、日銀が政策金利を1.0%以上に引き上げるハードルは高く、これを超えない限り、円高は限定的になりやすいでしょう。
②トランプ大統領とFRBの動向
◆トランプ政権2.0の主要政策・関税、減税、インフラ投資、ウクライナ問題など、注目ポイントが山盛り。
・もし大規模な減税や関税が実施されれば、『米経済の加熱・インフレ懸念 → 金利上昇 → ドル高』というシナリオが考えられます。
・逆に関税など実効性がなければ、過度にドルが買われてきた分、ややドル安方向に動きやすく、政治次第と言えそうです。
◆FRBの金融政策
・インフレがしつこく残るなら利下げペースは鈍化し、ドル買いが持続しやすい。
・『想定以上の利下げ』があれば、一時的にドル安(円高)へ。
③ヨーロッパの政治リスクと景気刺激策
◆ECB(欧州中央銀行)の利下げ姿勢・ECBが利下げ姿勢に転じたことで、ユーロ圏の景気回復が期待され、最近はユーロ買い戻しが進んでいる。
・ドイツやフランスが積極的に財政支出(景気支援策)を行うか、政局が安定化するかなどよってユーロ相場は大きく振れやすい。
◆ポンドは軟調気味
・イギリスが抱える財政問題(増税による景気悪化など)など、マーケットはまだ悪材料を消化(織り込み)しきれていない状況。
・新たな明るいニュースが出ない限りは、ポンド安のリスクは継続しやすい。
ドル円の想定レンジは1ドル=140〜170円
2025年のドル円は、1ドル=140〜170円くらいと、やや幅広い予想レンジを想定しています。もっとも、米経済に致命的な悪化がない限り、極端な円高はないですし、円高になったら米ドルを買うことを検討しておきましょう。◆底堅い理由
・日米の金利差が依然大きく、米ドルが買われやすい。
・日本の貿易赤字やサービス収支の赤字が拡大し、円売り圧力が続く。
・米国景気が堅調なら、『ドル資金』へ投資マネーが流れやすい。
◆急激な円高シナリオへの注意点
・アメリカが深刻な景気後退に陥る場合は、ドル売り(円高)になる可能性あり。
・日銀が『予想外の大幅利上げ』をした場合、短期的に急激な円高に動くことも考えられます。

今年は為替介入はあるかもしれませんが、投機筋の円売りポジションは積み上がっていませんし、日本経済を踏まえると、植田総裁も利上げに積極的になるのは難しいと考えられます。
したがって、米国景気が極端に悪化するというシナリオが現実にならない限り、多少のドル安・円高はあっても一時的と考えられますので、その場合は円をドルに換えることを検討しておきましょう。
私も1ドル=150円前後では、積極的にドル転していく予定です。
ユーロ、ポンド相場のポイント/ドル円への影響
◆ユーロは悪材料を織り込み済み?・2024年いっぱい悪材料を織り込んだ結果、最近はECBの利下げによる景気回復期待や、ドイツ・フランスの積極財政がプラス材料になりつつあります。
・悪材料はすでに昨年までにかなり織り込まれたとみられ、新たな大きな悪材料が出ない限りは大暴落しにくい状況。
・直近では、トランプによる欧州関税が見送られたことも欧州通貨買いにつながっています。
・ただし、トランプは関税をかけるとしていますので、実際にかけられた際の欧州通貨売りには要警戒。

どちらかというと、ECB(欧州中銀)が緩和(利下げ)に動くことで、欧州経済の回復を期待したユーロ買いになっている点がポイントでしょう。したがって、好材料が出るのであれば、ユーロは買い戻されやすいでしょう。
今後は、ユーロの買い戻しによる円売りで、ドル円が支えられる可能性も意識しておきましょう。
◆ポンドは新しい悪材料が次々登場
・イギリスの政治、経済不安がなお続き、マーケットは織り込むのに必死。
・ある程度、時間をかけて悪材料をすべて消化しないと、大きく上昇しづらいイメージ。
◆ウクライナ戦争の終結が欧州通貨の追い風になる可能性
・戦争が収束に向かえば、欧州経済の回復期待がさらに高まり、ユーロやポンドの買いにつながる。
・その際は、ドル安でドル円が伸び悩むシナリオも想定できますが、逆に『円が最弱通貨となってさらに売られる』局面になる可能性が十分です。
まとめ:円だけを保有するリスクを意識
今の日本は金利を引き上げる余地が小さく、海外の経済状況や政策に影響を受けやすい立場です。そのため『急激な円高』は可能性としてゼロではないものの、長期的に見ると円安が進行するリスクが高く、しかも円安になっても根本的な対策が難しい状況です。
◆円だけを保有するリスクとは?
・米国株の急落によるリスクオフで、一時的な円高はあり得る。
・日銀は大幅な利上げが難しく、海外政策次第で円安が加速する可能性があり、止められない。
こうした背景から、円だけに資産を集中させておくと『円安が進行してしまったとき』に資産価値が下がり続けてしまう可能性があります。実際、ここ5年で1ドル=100円➡︎160円となり、円の価値は1/3以下になったと言えます。
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