【エヌビディア2024Q3決算発表】今が買い時か？株価が伸びない理由も徹底解説/11月23日

先日（日本時間11月21日）にエヌビディアの決算が発表されました。数字は予想を大幅に上回る結果となったものの、株価はイマイチ伸びきれていない状況が続いています。　

「買いですか？」という質問も増えてきましたので、決算と今後の展望、具体的なトレードについて解説していきますので、よろしくお願いします。

ちなみに、大体の内容はすでに動画にしてありますので、動画が好きな方はぜひご覧ください↓

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決算は良好！ただし、来期以降の見通しは控えめで株価は下落

まず、エヌビディアの決算は以下の通り、予想をしっかり上回る良好な結果となりました↓

また、決算発表から一夜明けると、史上最高値を更新して152ドル台まで上昇する場面もありましたが、その後は150ドル台を維持できず反落して取引を終えています。

この辺は完全に動画でも予想していた通りで、伸びきれずの流れとなっています。

株価が伸びない背景は？期待感の後退と買われすぎが影響か

伸びきれない理由としては、大きく分けて2つあり、1つは去年（2023年）のような急激な成長が見込みにくくなったことが挙げられます。

上記はエヌビディアの四半期決算の売上高の推移ですが、2023年のQ1からQ2にかけては、売上高がほぼ2倍になるなど、脅威的な伸びを記録しています。

ただ、今年に入ってからは20%程度の成長がせいぜいということで、以前ほどの期待感がなくなっていることが影響しているでしょう。

もちろん、四半期（3ヶ月）毎に20%も成長していくこと自体が、異次元の成長力ではあるのですが。

また、もう1つはそもそもとして、株式10分割後の6月に140ドルをつけて以降、伸びが限定的になっていることを踏まえると、欲しい人はすでに全員買ってしまったということでしょう。

買っていない人がいないレベルで買われてしまい、どこかで新規参入があるか、高値で積極的に買おうという意欲がなければ、なかなか上がりにくい状況になっていると言えるでしょう。

結論は押し目買いで！半導体全体がイマイチで上がりづらそう

今後については、決算後のカンファレンスコール（説明会）を見る限り、フアンCEOもAI向け新型GPUチップ『ブラックウェル』の需要は脅威的としており、引き続き成長性には疑う余地がないように思います。

なので、結論としては買いで良いと思います。ただし、高値では買われない現在の状況を踏まえると、焦って高値で買う必要はないでしょう。

※SOX指数（フィラデルフィア半導体指数：米国の証券取引所に上場されている半導体の設計・製造・流通・販売を行う企業30社で構成される株価指数）

SOXを見ると、やや下げ渋りの動きも見せているものの、夏場の高値には遠い状況です。やはり半導体銘柄全体が活況を取り戻さないと、エヌビディアも大幅に上昇していくのは見通しにくく、まだしばらくは上がりづらそうです。

したがって、トレード的には慌てて買うことなく押し目買い方針で、まずは130-140ドルレベルでまずは4-5割拾っていくイメージです。

レジサポの130ドルレベルをあっさり割り込んでくると、110ドルレベルが見えてしまいますから、そうなった場合は110ドル前後で全ブッパしてMAXの10割買うイメージで見ておけば良いと思います。

というわけで、SOXを見る限り、半導体銘柄全体が小休止モードですから、慌てて高値で買いすぎることなく、冷静に押し目を狙っていきましょうということで。

ただし、全く持ってないノーポジ状態だと、上がって行った時に冷静に待てなくなりますから、多少はさっさと買ってしまって、上がったらプラスになってうれしいし、逆に下がっても押し目が狙えるのでうれしい、まずはこういう状況を作りましょう。

半導体市場が活況を取り戻せば、エヌビディアも大きく上がっていくことになりますので、買い遅れていた人はチャンスですので、このタイミングで仕込んでいただければと思います。

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