トランプは撤退準備中。クソ粘りする可能性は低い
大統領選はバイデンで決まりです。開票が進み逆転不可能な差になりました。
「大規模不正があったから必ずトランプが逆転する!」と騒ぎててている保守言論人がいまだにいますが、彼らは”そういう商売“だからやっているだけです。乗せられてはいけません。
自称ネトウヨのゆきママが、この件に関して冷静に結果を受け入れている時点で分かると思います。今騒いでるのは本当に”保守ビジネス”で食ってる人間だけです。
7~10日の世論調査によると、米国人の中でトランプが勝ったと言っている人は3%しかおらず、79%はバイデンの勝利と見做しています。今はもっと開いているでしょう。
ヨーロッパや日本の首脳は祝意を送りました。民主主義国として当然です。すでに世界はバイデン大統領との付き合いを考えています。
静観しているのが中国とロシアなので、「不正の証拠を握っているから黙っているんだ!」と色めき立つヤフコメを見て頭痛がしました。
逆でしょう。民主主義国で混乱が続く方が中露にとって都合がいいから黙っているんです。普段あいつらは信用ならない!と言いつつ、なぜこんな時だけ中露を信頼するのか理解に苦しみます。
さて、当のトランプ本人ですが共和党保守派から見放されています。どん太はツイッターで、トランプのおかげで善戦できたと書きましたが間違っていました。お詫びと訂正をいたします。
今回の選挙はコロナ禍の中で行われたので、いつも以上に世論調査のサンプル対象が都市部や人口密集地域に偏ったようです。
共和党は地道に地方でも選挙戦を展開したので地方票が伸びました。結果、世論調査以上に共和党が善戦したというのが今のところの分析としては正しそうです。
つまり、ゆきママ社長の言う通りトランプの1人負けでした。となれば共和党としても庇う理由はありません。
トランプが敗北を認めないと選挙結果の認証が遅れ、選挙人の指名ができなくなりバイデンが270人を獲得できず、連邦議会下院が大統領を指名するという可能性も一応残っています。
しかし、ぐだぐだやっているとジョージア州の上院特別選挙に響くので、トランプが強硬な手段を取り続けた場合、合衆国憲法修正25条で辞めさせられる模様です。
先週も書きましたが、小さな不正はお互いにいくつかあったでしょう。しかし、証拠を出さないといけないのは訴える側であり、確たる証拠は出てきてません。(そもそも相互監視が行き届いている中での大規模不正は難しい)
票の数え直しを要求していますがせいぜい千票程度しか変わりませんし、その票を数える機械を使用して勝利したノースカロライナについてはトランプは訴えていません。
その機械がおかしいというなら、その機械を利用した全州で数え直さないとおかしいでしょう。要するに負けたから訴えているだけです。
「紙にGPSが仕込んであった」なんていう一瞬で分かるデマが広がるほど、今の保守ビジネスは腐敗しています。繰り返しになりますが、これを読んでいる人は流されないようにしましょう。
というわけで、ここからさらっと為替展望を書いていきます!
…と思ったら、LINE FXがメンテ中なので無理でした!
土曜はついつい飲み過ぎて、日曜に吐きながら相場展望記事を書くことになるからいまのうちにやろう!と思ってLINE FXを起動したら、明日の夜7時までメンテナンス中だった。(いつもは土曜正午まで)
今から酒飲めというお告げと受け取りました🐻🍺
— どん太 (@dontayamakawa) November 14, 2020
・トランプは撤退戦(条件闘争)しているだけで、本気で最後までごねる可能性は低い。
・保守ビジネスにご注意(彼らは中露の危険を煽って本を売るのが仕事です)
・どん太は嘘つきなので、自分で一次情報を当たって判断しよう。
今週の相場展望
↑クロス円日足。ワクチン報道で吹き上げ大幅上昇。
1月解散総選挙説の浮上で円高止まりそうって昨日書きましたよね?😃
みんな円売りで儲けましたよね?😃マイナス6,000円💩
— どん太 (@dontayamakawa) November 9, 2020
↑このツイートの直後ワクチン報道でさらに吹き上げた。全く儲からなかった。
↑ユーロドル・ポンドドル日足。ユーロドルは小幅な下落。ポンドドルは小幅な上昇。
↑ワクチン期待で長期金利が上昇。短期金利と長期金利の差が広がることをスティープ化といい、ドル高要因。
仮にダメダメの可能性もあるとは思いますが、一度こういうニュースが出てきた以上、全戻しはないと思うんですよね。
↑トルコリラ・豪ドル円日足。トルコリラは10%以上の上昇。ゆきママ社長曰く、ワクチン期待で豪ドルなどのリスク通貨が買われる流れらしい。
利上げに否定的だったエルドアン大統領ですが、新総裁の信用力を高めるために時限的な利上げに賛成しているんだとか。
・木曜までトルコリラは下がりにくそう(どん太)
・円もドルも短期的に非常に難しい
なんといっても先週はワクチン報道に尽きますね。大統領選から次のテーマへ一気に流れが変わった感じがします。
いまだにトランプが逆転すると言っている人がいますが、現在の米国の動きを分析しつつ、今週の相場を考えていこうと思います。