エヌビディア(NVDA)が第1四半期(2-4月)の決算を発表しました。EPS(一株当たり純利益)、売上高は共に予想を上回ったものの、第2四半期の売上高見通しは予想を下回り、アフターマーケットでは値を下げています。
売上高:82.9億ドル⭕️(予想81.2億ドル/前年同期比+46%)
■売上高内訳
データセンター:37.5億ドル(予想36.3億ドル/前年同期比+83%)
ゲーム:36.2億ドル(予想35.3億ドル/前年同期比+31%)
プロフェッショナルビジュアライゼーション:6.22億ドル(前年同期比+67%)
オートモーティブ(自動車関連):1.38億ドル(前年同期比−10%)
■Q2ガイダンス
売上高:81.0億ドル❌(予想84.4億ドル)
Q2(第2四半期)の見通しが予想を下回って株価下げ。背景はウクライナ戦争と中国のロックダウン影響とのことで、これらの要因により約5億ドル売上高が押し下げられるとのこと…これさえなければ!
エヌビディア株価(週足):TradingView
アフターで10ドル下げ。ハイテク株叩きは…終わらねぇ!!!まぁ最悪120〜140ドルにダイブですね。でも、成長を考えれば安いでしょ(震え声)。
そして、暗号通貨の上昇が一服したことで、ゲーマーに対するグラフィックカードの供給が進んで一安心ではありますが、半導体チップの不足は2024年まで続くとのことで、やはりサプライチェーンの乱れは引き続き深刻ですね。
あとは、プラスな点を書くとすれば、やっぱりGPUサーバー需要が馬鹿すげぇな!っていう。ついにデータセンターの売上がゲームを上回りました。これまではコロナ需要とも言われましたが、それが終わってからも鰻登りですね。時代はAIよ!!!
引き続き自動運転などでもデータの分析と統合、アップデートということで使われまくっていくでしょうし、さらに今後注目されるのはセキュリティ需要ですね。
従来のCPUサーバーでは、どうしても同時並行した処理が得意ではなかったのでサーバーそのものに常時セキュリティという考え方はありませんでしたが、GPUは並行処理が得意なのでアプリケーションを稼働させながら、ネットにつながるノード1つ1つに防御機能を持たせることも可能ということです。
まぁロシアが敗北して非対称性攻撃、サイバーテロを仕掛けてくることは必至ですからね。まだまだGPU需要の数%しか満たしていないとのことで、サプライチェーンが乱れている今が買い時だと思います。エヌビディアは勝つる!!まぁ慌てて買う必要はないですが、年末までを目処に少しずつ買っておきたいですね。