マーベル・テクノロジー(MRVL)が決算を発表した直後に時間外で株価が急落し、今日も大きく下落しています。AIブームを牽引する大手のエヌビディア(NVDA)と比べて小型の銘柄は、ほんの少しガイダンスが未達だっただけでも厳しい株価反応になりがちです。
暴落するとガッカリしてしまったり、不安になってしまう方も多いと思います。しかし、株価が右肩上がりで伸びていかない以上、株を買ったら誰でも100%の確率で含み損を抱える場面が出てきます。
なので、この記事では投資初心者の方に向けて『暴落時に考えるべきこと』や『やってはいけない行動』について分かりやすく解説していきます。数年に一度は訪れると言われる暴落局面で焦らずに行動するためのポイントを知って欲しいと思います。
ちなみに、まだ投資をしていない新規の人にとっては、暴落はこれ以上ない買いのタイミングとなりますので、ぜひこの機会にスタートしていただければと思います。
PR/NISAなら松井証券!私も実際に使っている口座です
NISA口座で私が実際に使っているのは、[PR]松井証券です。NISA口座なら米国株の取引手数料が無料ですし、信託報酬手数料の低いSBI・iシェアーズ・ゴールドなどに投資できる数少ない証券会社です。

■紹介記事➡︎【松井証券はNISA手数料無料】米国株も対応、テスタさんの限定動画も見られます
中小型株、ブーム銘柄はそもそも暴落しやすい
現在、AIブームやデータセンター需要の拡大に伴い、半導体セクターは成長が期待されている分野です。そのため、投資マネーが集中しやすく株価が急騰しやすいのが特徴です。
しかし、急騰するということは、ちょっとしたネガティブ材料でも大きく売られやすいという裏返しでもあります。たとえば、マーベル・テクノロジーはエヌビディアほどの知名度はないにせよ、AIやデータセンター向け半導体の需要拡大が期待されてきました。
ところが、決算発表でガイダンス(今後の業績見通し)は市場の予想と同じ数字でしたが、マーケットはAIブームをキャッチアップできてないと判断し、株価が暴落してしまいました。
特に大きく上がっていた中小型株ほど、わずかなガイダンスの未達でも株価が急落しがちです。以前の記事でも解説したように、こういった中小型株は価格とタイミングを何回かに分けて少しずつ買っていくようにしましょう。
■参考記事➡︎【米国株投資】今が買い?AIソフトウェア中小型銘柄まとめ!今年爆上げ上位15銘柄を解説
暴落しても焦らないために知っておくべき前提知識
株式市場は右肩上がりと言われることが多いですが、実際には毎日・毎週・毎月の単位で上がったり下がったりを繰り返しています。長期で見れば成長していることが多いものの、短期で見れば大きな変動があるのは当然とも言えます。
特に、人気が集中してバリュエーション(株価と業績のバランス)が高くなっている銘柄は、些細なニュースでも調整が入りやすいです。含み損を抱えるのは投資家にとって辛いことですが、『株価は下がるもの』という前提を理解していれば、少しは気持ちに余裕が持てるでしょう。
指数は定期的にマイナス10%以上も下落する
過去のデータを振り返ると、米国を代表するS&P500という株価指数は、2年に1度ほどの頻度で−10%以上の下落を記録しています。
指数が−10%下がるということは、ボラティリティ(価格変動幅)の大きい個別銘柄では−20〜30%下落しても不思議ではありません。

実際に、米国株市場でもコロナショック(2020年)やリーマンショック(2008年)など、大きな暴落が繰り返されてきました。しかし、その都度、歴史的に見ると市場は回復して高値を更新してきました。したがって、長期投資の視点で見れば、暴落はむしろ『安く買うチャンス』という考え方もできます。
一部では、大暴落を予想してショートで稼いだことを自慢するトレーダーもいますが、ほとんど現実的ではないでしょう。というのも、この本を読めばわかります➡︎世界の天才に「お金の増やし方」を聞いてきた
これは、世界の富豪(機関投資家)がどうやって巨万の富を築いたかというインタビューですが、ほとんどがなす術もなく株価暴落にぶつかって、そのまま巻き込まれていることが良くわかります。
つまり、天才たちでも暴落を予想できないのに、暴落を予想してスマートに投資しようと考えること自体が無理な話と言えるでしょう。それは、あくまでも理想であって、現実ではありません。
天才たちですら、暴落に巻き込まれてどうにか立ち回ることで多額の利益を出しているのです。俺は「暴落を予想できた!」と叫んでいるアナリストは、大抵普段からずっと下がる下がる言っていることがほとんどです。
暴落時に取るべき具体的な行動
暴落時にもっとも避けたいのは、不安や恐怖心から『焦って取引してしまうこと』です。短期のトレードであれば、ルールに沿った損切りや売買を行う必要がありますが、中長期投資をメインにしている方であれば、すぐに行動を起こす必要はありません。
大きく下落した翌日には、思わぬ反発が起きることも珍しくありません。また、冷静さを欠いた取引は、損失を拡大する原因にもなります。『暴落時には何もしない』という選択肢があることを、ぜひ頭に入れておきましょう。
暴落の原因をチェックする
暴落には大きく分けて『市場全体の暴落』と『特定の銘柄だけが下落』の2パターンがあります。まずは、自分が保有する銘柄が“なぜ下落しているのか”を冷静に見極めることが大切です。
少なくとも、市場全体が下落するような地合いの悪い日は、買う日であって売る日ではありません。地合いが悪いからと言って投資している銘柄の業績に悪影響が出るわけではありませんから、雰囲気に流されてトレードしないように注意しましょう。
損切りと買い増しのルールを明確に
投資初心者ほど、含み損を抱えたまま「いつか戻るだろう」と保有し続けてしまいがちです。しかし、企業に致命的な問題があると判断した場合や、事前に『−5%で機械的に損切りする』など、明確な基準を設けておくことで大きな損失を防ぎやすくなります。
一方で、業績や将来性に問題がないと考えられるなら、暴落を『買い増しのチャンス』とすることができます。ただし、買い増しのタイミングを分散する(いわゆるドルコスト平均法的に少しずつ買い付ける)ことや、全資金を一気に投入しないことがリスク管理の面で重要となります。
ポートフォリオのリバランスでリスクを管理する
投資を続けていると、銘柄によって株価の伸びが異なり、ポートフォリオのバランスが崩れていきます。暴落時は、そのバランスを調整する絶好の機会にもなります。
たとえば、エヌビディアとマーベル・テクノロジーの2銘柄を保有していたとして、エヌビディアは下がらないのにマーベルだけが暴落したとしましょう。すると、ポートフォリオ内の比率が大きく崩れてしまいます。
この場合、相対的に高い位置にあるエヌビディアを一部売って、下がったマーベルを買い増すというリバランスを行うことで、ポートフォリオ全体のリスクを均等に保つことができます。
また、結果的に、株を高く売って安く買うという基本的な行動につながるため、長期的にはパフォーマンスを向上させる可能性があります。
“有望な銘柄” とは何かを常に考える
また、リバランスの際に重要なのは、『どの銘柄を買い増すか、または売却するか』です。もし暴落した銘柄の業績が明らかに悪化しており、今後の成長が見込めないようであれば損切りも視野に入れなければなりません。
逆に、下落はしているけれど、企業の成長ストーリーに変化がないと判断できるのであれば、買い増しのチャンスといえます。“有望な銘柄かどうか”を判断するためには、日頃から企業の業績や業界の動向をウォッチする習慣をつけましょう。
暴落時に役立つキャッシュの重要性
暴落が起きた際に『買いたいのに資金が足りない!』という状況にならないためにも、常に現金をある程度残しておくことをおすすめします。株式投資に回す余剰資金は、生活防衛資金や予備費などを確保した上で運用しましょう。
キャッシュがあれば、市場が悲観的になったときに安く買い増せるチャンスを逃しません。結果的に、精神的にも『いざというときに動ける』という安心感が得られるので、冷静な判断をしやすくなります。
まとめ感情に流されず計画に基づいた投資行動を
暴落時は誰しも不安になりますが、歴史的に見ると、大きく下がったあとには市場全体としては回復し、高値を更新してきた事実があります。
もちろん、すべての個別銘柄が同じように回復するわけではありませんが、少なくとも指数連動のインデックス投資をする限り、『暴落=買い場』という考え方は十分に成り立ちます。
中長期投資がメインなら、暴落時ほどまずは『何もしない』選択肢を検討することが大切です。冷静さを保つためにも、SNSやニュースの過剰な情報に振り回されないようにしましょう。
・ポイント2:暴落の原因を分析する
市場全体の暴落なのか、個別銘柄だけの問題なのかを見極めます。前者であれば『気にしないで買い増し』、後者であれば『企業のファンダメンタルズ(業績や成長性)を再度点検』することが必要です。
・ポイント3:損切り&買い増しのルールを決めておく
ルールがないと感情的な売買をしてしまいます。−5%で機械的に損切りするなど、自分なりのルールを明確に設定しておきましょう。企業に致命的な問題がないなら、下落時に買い増すことも視野に入れてください。
・ポイント4:リバランスでポートフォリオを整える
株価の値動きによって銘柄の比率が崩れがちです。上がった銘柄を一部売って、下がった銘柄を買い足すなど、定期的にポートフォリオを見直してリスクを最適化しましょう。
・ポイント5:キャッシュを常に用意しておく
生活防衛資金とは別に、いざというときの投資余剰資金を確保しておくと、暴落時に冷静な行動が取りやすくなります。安くなった銘柄を買うチャンスを逃さないようにするためにも、キャッシュポジションは大切です。
投資を行ううえで最も大切なのは、自分がなぜ投資をしているのか、どの程度のリスクを許容できるのかを明確にし、感情に流されずに行動することです。
初心者のうちは特に、相場の大きな変動に動揺しやすいですが、最初に立てた計画(たとえば投資期間や目標リターン、損切りルールなど)をしっかり守ることで、長期的な資産形成につなげることができるでしょう。
PR/私もフォロワーさんも使ってる金融庁登録のおすすめ口座
まずは私も使っているちゃんとしたところ(金融庁の認めた証券会社)で口座を作りましょう。それだけで投資詐欺からはオサラバです👋
✅短期口座:GMOクリック証券がオススメ!➡︎メリット詳細
✅長期口座:松井証券がオススメ!➡︎メリット詳細
このブログの方針として、私が実際に使ってみてよかった会社としかタイアップしないようにしています。この2社は本当におススメなので、このブログが役に立ったならぜひ口座の開設をお願いします!
くれぐれも、ここ(金融庁登録業者一覧)に載っていない会社での投資はしないように!どんなおいしい話があっても、全部詐欺です!もちろん、このブログでは金融庁登録業者以外、一切紹介しておりません。
また、それぞれの口座での取引や相場解説をX(旧Twitter)でリアルタイムでしています。フォローして一緒に取引していきましょう!!
💱短期トレード(FX・ドル円解説中心)➡︎びん子(@araisanfx)
💰長期トレード(米国株中心)➡︎ゆきママ(@pawhara_arai)
👌口座開設は以下の動画を参考にやってみてくださいね↓
PR/GMOクリック証券はFXから日本株、CFDまでできる総合口座!
私がリアルトレードでも使っているGMOクリック証券は、FXだけでなくCFDや日本株もできるので、持ってて損のない総合口座だと思います。
しかも、日経225(日経平均)が約3,900円から。米国ナスダック100miniが3,000円、話題のエヌビディアが4,000円でトレードできるなど、少額資金から株価指数をトレードしたい方にもオススメ!


PR/現物株を買うなら松井証券!新NISAなら米国株も取引手数料無料
私も使っている松井証券は、新NISAの売買手数料が”ずっと”無料!制度が続く限り、3商品(日本株、米国株、投資信託)の売買手数料が無料です。
米国株は通常だと1回の取引で最低5ドル(700円以上!)も手数料がかかるのですが、NISA口座でやれば無料なんですね。なので、個人的にめちゃくちゃオススメしています。

ちなみに、スマホで「オンラインで申込む」からお手続きすると、ペーパーレス(※eKYC利用、本人確認書類として運転免許証orマイナンバーカードor住民基本台帳カードのいずれかが必要)でNISA口座も同時に開設申込みができます↓
わからないことがあれば、松井証券顧客サポート(0120-021-906/IP電話03-6387-3601・受付時間平日8:30〜17:00)もありますので、ぜひぜひお気軽にどうぞです!
ブラウザ別の設定方法解説!✅口座開設前に必ず確認してください
もしCookieが無効で、プライベートorシークレットモード(黒い画面)を使っていると、トラッキングが無効になり、限定特典やキャンペーンを受けられなくなることがあります。
夜だとダークモードでもアドレスバーが暗くなってしまうので、特にプライベートモード(Safari)・シークレットモード(Chrome)になってないか確認してください。
✅解決方法【Cookieを有効にし、シークレットモードを解除する】
口座開設前に、以下の手順で設定を確認し、バナーをクリックして手続きを進めてください!
🚨iPhoneからX(旧Twitter)アプリ経由でこのページを開いた方
まず、右下のSafariまたはChromeのマークをタップし、ブラウザでページを開いて設定を確認してください。
①[設定]→[Safari]→下にスクロールして[サイト越えトラッキングを防ぐ]をOFF(灰色)にする
②Safariを開く→プライベート設定になっている場合、右下のタブボタン■をタップ→◯個のタブやスタートページなど、新しく開く
※アドレスバーが白ければOK!(プライベートブラウズが有効になっている間は、アドレスバーは黒・暗い色で表示されるので注意)
・Chromeの場合
①[設定]→[Charome]→[Webサイト越えトラッキングを許可]をON(緑色)にする
②Chromeを開く→右下の■をタップしてシークレットモード(帽子おじさん)になってないか確認→なっていた場合は横スクロールして中央の数字に合わせる
※アドレスバーや全体が白ければOK!(シークレットモードが有効になっている間は、アドレスバーなどが黒で表示されるので注意)
①Chromeを起動し、右上の[3点コロン]をタップ→[設定]をタップ→[プライバシーとセキュリティ]をタップ→[サードパーティのCookieを許可する]にチェック
②右上の[3点コロン]をタップ→[新しいタブ]でシークレットモードになってないかを確認
※アドレスバーや全体が白ければOK!(シークレットモードが有効になっている間は、アドレスバーなどが黒で表示されるので注意)
[Safari]をタップ→[設定]→[プライバシー]→[サイト越えトラッキングを防ぐ]のチェックを外す
※アドレスバーが白ければOK!(プライベートブラウズが有効になっている間は、アドレスバーは黒・暗い色で表示されるので注意)
・Chromeの場合
[Carome]をタップ→[設定]→[プライバシーとセキュリティ]→[サードパーティの Cookie を許可する]にチェックを入れる
※アドレスバーや全体が白ければOK!(シークレットモードが有効になっている間は、アドレスバーなどが黒で表示されるので注意)
株価指数や複数の銘柄が一斉に値下がりしているときは、市場全体のセンチメント(投資家心理)が悪化している状態です。この場合、個別企業の業績とは直接関係ないケースが多いです。インデックス投資をしている人や、長期投資のスタンスであれば、タイミングを分散して買い増しのチャンスと考えて良いでしょう。
◆特定の銘柄のみが下落している場合
特定銘柄だけが大きく下落しているなら、企業の業績や決算、ニュースに何らかの問題が潜んでいないかをチェックしましょう。決算が下振れていたり、重大な不祥事などが発覚した場合は、早めの損切りやポートフォリオの整理を検討すべきです。