私は6月末から7月中は保有ポジションの調整目的で、日々株を少しずつ売り続けていることをブログやXで公開してきましたが、その理由は『シーズナリティ(季節性)』にあります。
■私のポートフォリオ記事→【プロフィール】ゆきママ|主婦トレーダーのNISA実績とポートフォリオを完全公開【7/18更新】
エヌビディアとパランティアは今日5%ずつ利益確定しよう。テスラも10%ぐらい利益確定する。もう十分。
これまで削ったことがないのは、ブロードコム、アーム、マイクロソフト、アルファベット、ギリアドのみ。 pic.twitter.com/WrNVm1Eg49
— ゆきママ (@yukimamax) July 31, 2025
そして、見事に8月1日は株価が大きく下落し、まさに読み通りの展開となっています。もちろん、タイミングを完璧に予想するのはプロでもできないことですが、過去のデータから『有利な時期』のヒントを得ることは可能です。
この記事では、米国を代表する株価指数S&P500に連動するETF『SPY』の過去30年間(1995-2024年)のデータを徹底分析!
驚くほど見えてきた『上がりやすい月』と『伸び悩む月』の傾向を、投資初心者の方にも分かりやすく解説します。
データで見る『米国株カレンダー』
まず、論より証拠!過去30年間(1995年-2024年)におけるSPYの月ごとのパフォーマンスを見てみましょう。

ご覧のように強い月(ベストシーズン)は4月、10月、11月が突出して好成績です。勝率(その月がプラスで終了した年の割合)も、4月と11月が突出しており、76.7%の確率でプラスとなっています。4年のうち3年はプラスですね。
逆に突出して弱い月は9月で、平均値でも中央値でも圧倒的に凹んでいることが見て取れます。また、8月もほぼ横ばいですから、『セル・イン・メイ(5月に売れ)』という相場格言通りと言えます。
一方で、勝率が50%を下回る月はなく(勝率が1番低い9月ですら53.3%)、長期的に見れば右肩上がりで成長してきたS&P500の底力もうかがえる結果となっています。
セントレジャー・デーとは、9月中旬にイギリスで開催される競馬のレースのこと。まさに株価が最も弱い9月に相場に戻り、買えば良いという格言ということです。
なぜ季節によって強弱が生まれるのか?
これらの季節性は『アノマリー(理論では説明できないが、経験的に観測される現象)』とも言われ、いくつかの理由が考えられています。
🎄なぜ10月・11月・12月は強い?(サンタクロース・ラリー)
→年末商戦への期待感や、多くの機関投資家が決算期末・年末は運用成績を良く見せなければならないため、『お化粧買い(買いを入れて一時的に資産価値を高める)』などが重なるからとも言われています。
🍂なぜ9月は弱い?(夏枯れ、税金対策)
→バカンスシーズンが続くことや、一部個人投資家やファンドが年末の税金対策のために、先んじて持ち高を売却する動き(タックス・ロス・セリング)が出やすいことが指摘されています。
初心者向け!シーズナリティを活かす投資戦略
では、この季節性をどう投資に活かせばよいのでしょうか。完璧なタイミングを狙うのは難しい…。そこでおすすめなのが、王道の『積立投資』とシーズナリティを組み合わせた『ハイブリッド戦略』です。
◆ポイント①(基本):毎月コツコツ積立投資を続ける
まず基本となるのは、毎月一定額を買い続ける『ドルコスト平均法』です。これにより、価格が高いときには少なく、安いときには多く買うことができ、購入単価が平準化されます。タイミングのブレを吸収できる、最も堅実な手法です。
◆ポイント②(応用):『弱い月』を買い増しのチャンスと捉える
データ上、パフォーマンスが振るわない9月のような月は、見方を変えれば『割安で買えるチャンス』です。普段の積立に加えて、余剰資金で少し多めに買い増し(スポット購入)を検討することで、将来のリターン向上を狙います。
◆ポイント③(意識):『強い月(弱い月)』の前にポジションを整える
10月や11月、4月といった上昇しやすい月の恩恵を最大限に受けるため、その少し前から投資を始める。逆に8月、9月のような弱い月の前にはポジションを減らし、買い増し資金を増やしておくのも有効です。
これらのポイントは『積立を継続しつつ、季節ごとのボーナスチャンスを狙う』という考え方です。 これにより、心理的な負担を減らしながら、リターンの上積みが期待できます。
⚠️シーズナリティの『落とし穴』に注意
データの傾向は心強い味方ですが、妄信は禁物です。シーズナリティを活用する上で、必ず覚えておきたい3つの注意点があります。
⚠️過去のデータは未来を保証しない
→当たり前ですが、リーマンショック(2008年)やコロナショック(2020年)のように、過去のパターンが通用しない年は必ず訪れます。構成銘柄の変化や世界経済の動向によって、季節性のパターンが崩れる可能性は常にあります。
⚠️大きな経済イベントは季節性を凌駕する
→金融政策の大きな変更、地政学的リスク、大規模な景気後退などが発生した場合、その影響は季節性の傾向をはるかに上回ります。常に日々のニュースを意識しましょう。
⚠️リスク管理の原則は不変
→シーズナリティはあくまで傾向です。『長期・積立・分散』という投資の王道が、資産を形成する上で最も重要な土台であることに変わりはありません。
まとめ:投資を始めるなら今でしょ!
8月と9月が1年の中で最も株価が弱く、低調な傾向があるのは明らかですから、このタイミングで投資を開始するのが一番でしょう。
ブログやnote、Xなどでも解説している通り、これからの1-2ヶ月というのは厳しい相場が予想されます。それは、米国の雇用統計の低調な結果を受け、8月1日に相場が大崩れしたことからも明らかです。
しかし、『だからこそ買いのチャンスである』と言えます。ビッグテックに代表される企業、エヌビディアやマイクロソフト、メタ、アルファベットといった企業は、非常に好調な決算です。
相場全体が低調な流れで売られるなら、まさに買いのチャンスでしかありませんからね。
もちろん、投資初心者の方は毎月の積立を基本としながら、この季節性で少しチャレンジしてみるという姿勢でも十分です。むしろ、それが着実に資産を築くための賢い付き合い方と言えるかもしれません。
いずれにせよ、まずは証券口座を開設し、このチャンスを少しでも活用していくことが、将来の備えの一歩となるでしょう。行動するなら今でしょ!
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※本記事は特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。株式投資には元本割れのリスクが伴います。投資判断はご自身の責任と判断でお願いいたします。