「投資で成功するにはルールが大事」
投資をする人ならよく耳にするフレーズですし、皆さん自分のルールでトレードしていることでしょう。しかし、その全てを守っている人はどれだけいるでしょうか?
人は感情に左右される生き物で、どんなにメンタルが強くても予期せぬことが起これば動揺するのは当然です。コロナショックのような想定外の暴落がくれば尚更、ルールなんてたちまち意味のないものに成り果てます。
予想外のことが起これば思考停止する
正常性バイアスという言葉をご存じでしょうか。自然災害や事故など多少の異常事態が起こっても、それを正常の範囲と認識し平静を保とうとする働きです。この働きがないと些細なことに過剰反応してしまい、日常生活に支障をきたしてしまいます。
人間の脳は、前日に考えていたことと9割以上同じことを考えていると言われるくらい変化が嫌いです。都合のいいように考えないと生きていけないわけで、大抵の場合はそれがいい方に作用します。
しかし、本当の有事の際はこれが命取りになることがあります。
2003年韓国の地下鉄火災や、東日本大震災の話が有名です。煙が蔓延する車両から動こうとせず焼死した人や、警報が鳴っているにも関わらず、津波を目視するまで動こうとせず犠牲になった人も、この正常性バイアスが原因と言われています。
相場も似たようなところがあります。リーマンショック後は中期で見ればほぼ右肩上がりで、あれだけ強かった金融市場が崩れるわけがないというバイアス(先入観)に支配されている投資家が数多く逃げ遅れてしまいました。
資金管理は半強制的に
ゆきママ社では投資を推奨しています。平凡な人間がそれなりの資産を築こうと思ったら、お金の力を利用するしかないからです。
しかし、全力投資を勧めたことはただの一度もありません。むしろ、資金を分けて買うことを推奨しています。これだけは自信を持って言えます。
例えば全力、全ての力を使うトレードを100とするのだな。そしたら、50は残しておいて、1回あたり5ぐらいの力で5?10回に分けて買っていく感じなのだ。 https://t.co/StxuKcofRQ
— ゆきママに乗っ取られたアライさん♀ (@pawhara_arai) 2019年12月10日
もっと言うと「なくなってもいい資金を3つに分ける」ことを推奨しています。(確かゆきママ社長のレポートで読みました。)
どん太が守っているのはこのルールだけです。なくなってもいいお金以外口座から抜いておき、物理的に資金管理しています。(入金も簡単にできないような状態にしておくのがベター)
想定外のことが起こった時、感情をコントロールするのは非常に難しいからです。
トレード時間、トレードする銘柄、利確や損切り幅など人それぞれルールがあると思いますが、これだけ大荒れの相場だと容易く人を狼狽させ、想定外のトレードを連発させます。
前回の記事でも書きましたが、どん太は二度退場しています。資金管理やルールなんて守る方が土台無理な話と割り切るくらいが丁度いいと思っています。(もちろん人によりますが。)
ルールを守れないと自己嫌悪に陥りますし、仮にルールを破って儲かってもいずれ損することは目に見えているからです。
そんなことするなら、退場しないルール「失くなってもいいお金以外入れない」を強制的に実行し、残りのルールは守れなくても落ち込まない、好きにやるくらいに開き直るのがおすすめです。(どうせ反省しても人間三日も経てば忘れます…。)
ゆきママ社長が毎日更新するわけ
誰も予期しなかった今回の暴落により、多くの人が絶望的な気持ちになっていると思います。損失を他人のせいにするケースも散見されます。
某有名投資家の方が今回の下落により、「フルポジでリスク回避」というつぶやきをして話題になりました。
その方の投資スタイルはバリュー投資といって、「安い時に仕込む」ということを徹底するスタイルです。なので今回の暴落でも持ち株を売らない、むしろ株価の下落は歓迎と言い切っていました。日経平均がまだ23,000円あった時の発言です。
その方は先日、静かに持ち株の一部を売り抜け、あまつさえ「投資は自己責任」とつぶやきました。はっきり言います。最終的に投資は自己責任ですが、きっかけを作った人にも責任の一旦はあります!
人に勧めておいて裏で逆のことをすれば叩かれて当然でしょう。もちろんそれはどん太にもゆきママ社長にも言えます。
だからこそ、ゆきママ社長は責任を持ってほぼ毎日ブログを更新し、ツイッターで質問に答えています。ゆきママ社長が自己責任と口にする時は、「ポンド」や「ギャンブル」の時だということに気付いているでしょうか。
社長の戦略は今回の暴落で27,800ドルまでは買い、そこを割ったら25,000ドル近くまでの下落も視野に入れ余裕のない人は損切り、もしくはVIX指数でヘッジとちゃんと書いていました。
27,800ドルを割り込んでしまうと、26,000ドルぐらいまで下値が広がりやすいので、買いの手は少し休めて様子見にシフト、一段と大きく下がったところで思いっきり買っていけば良いでしょう。資金が限られている場合は一旦損切りをしてさらなる下げを待っても良いです。
VIXはちょい利食いでホールドでも良いと思うのだ。株価、上値かなり重そうなのだ。 https://t.co/tWzuvFobJ6
— ゆきママに乗っ取られたアライさん♀ (@pawhara_arai) 2020年2月20日
原油安という不確定要素も重なり、25,000ドルを割ってからはどこまでいくか分からないので、短期は戻り売り戦略に切り替えたのもご存じの通りです。
一般トレーダーは短期は日経の吹き値売り、戻り売りで対応するのだ。
血尿トレーダーも短期は日経の吹き値売り、戻り売りで対応なのだが、大きく下げれば下がったで拾うのだ…だってもう拾うしかないのだああああああ!!! https://t.co/vT94AtaNCD— ゆきママに乗っ取られたアライさん♀ (@pawhara_arai) 2020年3月11日
ゆきママ社長とて予知能力者じゃありません。先出で予想しているので外れることもありますが、その場合はちゃんと土下座して謝っています。ダウの20,000ドル割れは流石に想定外で損失も出しました。しかし、買いを推奨して裏で売るような卑怯なマネはしていません。
なぜこんなことを書いたのかというと、社長の言う通りにして損をしたという人のつぶやきを見てしまったからです。損した人に対して厳しい言葉を投げかけるのは本当に心苦しい。でも言わせて下さい。
ちゃんと読んで!!!!!
一部のツイートだけ読んでブログまでは読まない人が結構います…。信じていますといいつつ、自分に都合のいい情報だけ吸収するのは、その人のことを信じているのではなく自分を信じているだけに過ぎません。
分からないことがあったら直接質問しましょう。見逃しがない限り答えてくれると思います。
自己都合での全力投資だけはやめて、致命傷だけは避けて下さい。ゆきママ社は読者の方全員に利益を出して欲しいと心から願っています…。
損切りした後に値を戻しても気にしてはいけません!どん太も先日、朝方ロスカットされたポンド円が一日で7円切り返したけど気にしていません…(´;ω;`)
「失くなってもいい(失くなっても落ち込まない)お金以外は口座から抜く」です。