円安の進行によって日本の病理が暴かれていってますね。以前にもブログで解説した通り、通貨そのものの価値を考える際に、実は為替レートの影響というのは限定的と言えます。やはり経済の拡大・成長が何より重要ということになります。
つまり32年前の二流国に戻ったということだ。これは人災だ。誰の責任か？ 円急落、一時1ドル147円台後半に 32年ぶりの歴史的円安水準 | 毎日新聞 https://t.co/TGAqBD2uvH
— 上野千鶴子 (@ueno_wan) October 13, 2022
バブル期は1ドル＝160円ぐらいでしたが、下記の記事でも解説した通り日本円が過去最強の時代でしたからね。為替レートでしか見れないとこういう頓珍漢なことしか言えなくて突っ込まれるので注意しましょう。
→【為替介入とは？】未曾有のボーナス相場がやってくる！ドル円・為替相場の今後と戦略を解説【まとめ】
衝撃的な話ですが、50年以上前の1ドル＝360円の時代の水準よりも世界的に見た時の円の価値というのは下がっています。そして、30年間給料が下がり続け、人口減少社会となって成長を失った日本の円というのは、今後大きく価値を上げる可能性は低いですから、外貨建て金融資産の保有や日本円以外の通貨保有を検討したいところでしょう。
それではタイトルにあるように、円を取り巻く現状と今後、そして為替介入のトレード戦略について簡単に解説していきますので、よろしくお願いします。
円安は長期化へ？日本の金融政策、海外の経済状況が大きく変わらない限り継続
今朝、「輸出拡大の企業支援に100億円 政府方針、円安長期化と判断」というニュースが流れましたが、当然でしょうね。円安はまだしばらく続きそうだと言えるでしょう。
なぜ今円安になっているかといえば、世界的な物価高・インフレによって各国中央銀行が金融引き締め・利上げを続ける中で、日銀だけが金融緩和・ゼロ金利政策を継続していることが大きいと言えます。
例えば、日本円を持っていても金利がゼロなのでお金は増えませんが、金利の高い通貨、米ドルなどを持っていれば利息がもらえるので非常にお得です。なので、円を売ってドルを買う動き、円安ドル高の流れが続きやすいというのが原因となっています。
日銀が大きく方針転換をすれば円高になる可能性はありますが、世界と比べるとまだまだ日本のインフレは深刻ではないですから、現状の緩和政策が続く可能性は高いでしょう。
黒田総裁が任期満了を迎える来年4月以降の後任人事によっては、また変わってきそうですが引き締め政策は景気を悪化させることでもありますから、過度な引き締めは期待できないというのが現実でしょう。方針を転換したとしても、海外の中央銀行がやってるような利上げはできない可能性が高いです。
逆に海外の景気が一段と悪化すれば、各国の中央銀行は引き締め政策を後退・停止させますから、ドル安などによって円安の進行が止まるということはあり得るでしょう。もっとも、金利が大きく引き下がるような事態にでもならない限り、過度なドル安（海外通貨安）からの円高というのは期待できません。
これらを踏まえると、今後少なくとも半年から1年程度は円安状態が維持されやすいと考えていますので、まずはそのつもりで相場を見ておきたいところでしょう。
↑0%付近で低空飛行を続ける日本の10年債利回り（長期金利）。米国や英国はすでに4%を超えた。
ダンコ財務省！FXを活用した介入ボーナスの活用、外貨預金的運用も視野に
9月22日に145.90円で為替介入を行いましたが、数日でほぼ元の水準に戻り、約3週間後に高値を大きく更新し、現在148.80円まで上昇しています。これを受け、神田財務官は「断固たる措置をとる用意がある」としています。
以前から繰り返している通り、為替介入は単なるボーナスでしかありませんから、しっかり底値で拾えるようにFX口座を準備しておきましょう。
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— 米国株アライさん🎃核戦争＆介入待ち👻 (@pawhara_arai) October 13, 2022
→【ボーナス相場】Q.為替介入のタイミングはいつ？レートは？A.トレード戦略も含めて解説！
やはり目安となる変動ペース、レートを超えてきた感があり、いつ介入があってもおかしくないですから、なるべく早めに用意しておきましょう。
日銀防衛ラインが1ドル145円。
日銀為替介入で140円
↓
一万ドル買う
↓
円安が進み144円
↓
一万ドル売ると4万円ゲット。
↓
為替介入で140円
↓
一万ドル買う
↓日米の金利差が埋まる、ウクライナ戦争が終わる、中国の台湾侵攻とか、余程のことがない限り、為替介入でお小遣いゲットが続くかも。 https://t.co/pC6BZl9IFN
— ひろゆき (@hirox246) September 22, 2022
ひろゆきも言ってる通り、介入があったら買うだけ！金融政策や景気見通しに大きな変化がない限り、相場の流れは変わりませんからね。過去、為替介入で相場の流れが変わったことは皆無です。チャートが示す通り、ボーナスでしかないですからね。
↑9月22日の介入後、2日でほぼ同じ水準に。3週間で高値を更新しています。
また、最近は補償面やコストの低さから富裕層もFXで外貨預金的運用をしている現実がありますので、ぜひ活用していただければと思います。
→【資産防衛】円安が止まらないのでFXの外貨預金的運用について解説してみた【富裕層も利用増】
未曾有のボーナス相場のためにご準備を！2社で9,000円もらって投資資金に
ちなみにLINE FXでお馴染みのLINE証券もつみたてNISAに対応しました。今ならFXで1万円入金＆1万通貨取引で5,000円がもれなくもらえる超絶お得なキャッシュバックもやってますので、ぜひ活用してお得にスタートしていただければ↓
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