年明けからバブル後最高値更新に沸く株式市場。1月からは新NISAも開始されていて、すでに+10%になったとはしゃいでる人も多いです!
一方で、まだ口座も作ってないなど、出遅れている方も多いことでしょう。間に合わず、損した気分になってる方もいるかもしれません。でも、安心してください。むしろ、これから始める人はチャンスでしかないです。
日本には古くから節分天井・彼岸底の格言があるほどです。節分の2月上旬に高値をつけて、彼岸の3月中旬に安値をつけるというアノマリー(経験的に観測できる規則性)がありますからね。
実は、1月末に米国のFOMC(連邦公開市場委員会)という中央銀行による金融政策決定会議がありますし、2月上旬は日米ともに決算発表が本格化する時期でもあります。これで、相場の流れが変わってしまうことが多く、格言にもなっているんですね。
というわけで、これから口座を準備して入金し、動向を見極めて2月中旬から後半にスタートするのは絶好のタイミングですから、この記事を読んでしっかり取り組んでいただければと思います。
大事なのは継続すること!資産形成の本当の難しさとは?
昨年12月から準備をし、1月に裏技(ボーナス払いを119万9,800円にする)を使って一括投資をした人たちは、+10%以上の利益を得ている人が多いです。さしずめ、ファーストペンギンといったところでしょうか。
まごまごして、まだ口座すら作っていない人はセカンドペンギンといったところですが、今後いくらでも投資収益機会はありますから、出遅れを悔やむよりは、より計画的にNISAに取り組んで行ける機会とポジティブになりましょう。
そもそも、一括投資で早々に10%上がってしまった人は、すでに帰路に立たされています。つまり、一旦利食いして成長枠に投資するか、それともこのまま保有・継続するかという選択も出てきます。1月に多くの資金を突っ込んだ人ほど、悩みは深くなっていることでしょう。
実は旧NISA制度もそうですが、本来であれば積み立ての長期保有前提にも関わらず、ちょっと利益が出ると利益確定してしまう人が案外多いんですよね。また、損が出たからといってすぐやめてしまう人も多いです。旧つみたてNISAですら、1年後の継続率は80%程度だったという衝撃のデータがありますからね。
20年後には1%しか継続していない?途中でやめてしまう人がほとんど!
これは、1年後には20%の人が何らかの形で投資を辞めてしまったということです。単純計算で、1年後に80%しか続けていない、2年後には0.8×0.8で64%、3年後には51%と半減。4年後41%、5年後33%に……10年後は11%の人しか続けていない計算になります。20年後には、なんと1.15%となり、1/100程度の人しか続けていないことになります。
これがズバリ、資産形成の難しさなんですね。毎年、数多くの投資本が出ており、10万部以上売れる雑誌も珍しくありません。書かれている内容は、本当に基本的なことばかりで、単純だったりするんですけどね…。
最近、Amazonで人気の投資本です。内容はかなり単純なんですが、そもそも午前2時に起きて4時に日経新聞を読んで6時に米国株動向を見て…ってこれを20年続けられてるだけでスゲ〜よ!っていう。常人には真似できないので、あんまり意味ないかなと。
あの著名投資家のバフェットも言ってましたが、投資を続けるだけで億万長者になれるのに、実際に億万長者がほとんどいない理由は、多くの人が少しずつ資産が増えることに耐えられない、投資することを継続できないから、と言っていました。
とにかく、普通の人間にとって大問題なのは、要するに継続できないってことなんです!「新NISA始まるぜ!やるぜ、億り人!FIREだ!」ってメラメラ燃えて1月に全力投球・一括投資した人ほど冷める時は早いですからね。やる気っていうのはチョロチョロ少しずつ、細く長くがベストですからね。
特に将来的な資産形成を目的としたNISA制度は、長期投資が前提ですからね。1ヶ月、2ヶ月スタートが遅れても気にする必要は全くありません。10年、20年後を考えて取り組んでいきましょう。
1月スタート勢の動向を見極めつつ、まずは月1万円からコツコツと
1月スタート勢の投資動向もボチボチ見えてきましたし、証券会社の買い付けのタイミングで、どの辺りの積み立て日がベターかも分かってきそうですからね。その辺についても、今後の記事で詳しく解説していく予定ですので、定期的にブログをチェックいただければ!
毎月1万円の積み立ててでも、20年間のS&P500の平均リターン8%で計算すると、上記のような結果になります。とにかく、コツコツと投資を続けることこそが正義!まずはゆっくりと、それでも着実に続けていきましょう!
つーか、旧つみたてNISAなんでやってねぇんだよ!会社入ってすぐに勧めただろうが(ドンドンッ!!
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