米国株・FX攻略!ゆきママのブログ

ヤフーとLINEが経営統合を発表!巨大IT企業二社が手を組む理由とは!?

あるちゅう
はー仕事つらい!LINEみたいにハゲに買収されたい!
どん太
酒臭い会社なんていらないと思いますよ…。

そういえば、孫さんが仕掛けたとされていたLINEの買収報道でしたが、実際にはあまり関わっていなかったみたいですね。会見でヤフーの川邊社長が言ってました。

ゆきママ
ほーなん?どうせハゲのことだから裏で暗躍してるんだろ。
どん太
まぁそうかもしれませんけど…。

でも、根底にあるのは世界の巨大IT企業GAFAやBATに対する危機感みたいです。株式比率50%の対等な関係でタッグを組みます。

IT業界は勝者総取りの世界!取り残された日本企業

ネット利用者にサービスや基盤を提供する会社のことをIT業界ではプラットフォーマーと言い、中でもアメリカのGoogle、Aapple、Facebook、Amazonのことを「GAFA(ガーファ)」また、中国のBaidu、Alibaba、Tencentのことを「BAT(バット)」と呼びます。

ネット利用者のシェアの大部分をこれらの巨大IT企業で占めています。それだけプラットフォームを押さえる事が重要なわけです。

バブルの時は豊富な資産を有していた日本ですが、失われた20年により経済が停滞、IT競争で遅れを取り世界的なプラットフォーマーになれずにいます。

残酷なことに、どんどん差が開いていくのがITの世界です

このままでは手遅れになるとの思いが合致し、ヤフーとLINEは手を取り合うことになりました。


↑企業規模ですでに大差がついている。経営統合後は研究開発費を1,000億にする予定だが、それでも絶望的な差がある。

ヤフーとLINEはそれぞれどんなメリットがある?

ヤフーは、ヤフーオークションやヤフーメッセンジャーなどPC時代に国内で最大のシェアを取りましたが、スマホなどのモバイル競争からは完全に取り残されています。モバイルで強いLINEのチャットアプリと若い顧客層を引き込むのが狙いです。

LINEは国内最大のスマホアプリ利用者数ですが、ユーザー数の伸びは頭打ち、売り上げも横ばいで収益化に苦しんでいます。また、PayPayとの競争で疲弊していました。無駄な争いを避けること、ソフトバンクGの資本力が手に入るのが大きなメリットでしょう。


↑マーケティング事業、集客、Fintech事業、新規事業/システム開発のシナジー効果(相乗効果)を期待できるが、具体策は未定で、まずは経営統合が完了してからとのこと。

株式比率50%ずつ!完全に対等な関係!?

今回の経営統合はヤフーが主導で経営権を握っていくものだと思われました。しかし蓋をあけてみると、株式比率50%ずつ、議決権を持つ役員をヤフー、LINE側からそれぞれ3人ずつと、全くの対等での経営統合でした。代表取締役Co-CEOもヤフー川邊、LINE出澤と二人体制です。

LINEがソフトバンクグループ傘下に入るのは事実ですが、企業文化の違いなどから対立した場合、完全に対等な関係だとスムーズな意思決定を阻害する可能性があるので少し不安が残るところです。とはいえ、今年の6月から時間をかけて検討した結果のようなので、現状ではこれがベストということでしょう。


↑複雑な株式交換を経てこのような形に収まる予定。時価総額一兆円を超える企業同士のため、来年の10月を目標に経営統合を進める。

ゆきママ
株式比率50%にしたのは、お互いのモチベーションを高めるためかな。それかLINEが折れなかった可能性もあるな。
どん太
LINE単独で勝負しろという声もあったみたいですから、最低限譲れない部分だったのかもしれませんね。

それ以上に、単独でやっていくにはもう時間がないと判断したわけですが。

ゆきママ
すでにやばいぐらいの差になってるからな。GAFAはもはや国家レベルやん。

今更組んでも遅いと思うけどな。そもそも、独占禁止法に引っ掛かる可能性もあるだろ?

どん太
そうかもしれませんが、このまま飲み込まれるわけにはいかないということでしょう。

それに、厳しいけどまだ可能性はあるとホリエモンが言ってましたよ。

ホリエモンが語ったGAFAにはないソフトバンクグループの強み

LINEは日本、台湾、タイの三か国でトップのシェアを握っています。モバイル決済や、eコマース、ファイナンスはうまくいく可能性は高いそうですが、3か国合わせて二億人ではまだまだ足りません。

ソフトバンクグループにあってGAFAにはないものが一つだけあります。通信キャリアです。

通信キャリアとメッセンジャープラットフォームが結びつくと、莫大な利益を生む可能性がある」そうです。

しかし、通信キャリアとメッセンジャーアプリの会社が一緒になることは、独占禁止法に触れる可能性があるそうです。

アメリカではおそらく認められないであろうこの組み合わせですが、日本では認められる可能性が高そうです。日本政府としては日本の企業がGAFAやBATに対抗して欲しいと思っているでしょうし、高市早苗総務相が「日本経済の活性化や利便性の向上に結び付くことを期待している」と、ヤフーとLINEの経営統合に前向きな発言をしました。

「数十兆円の時価総額を作ることができれば、それを元手に世界中のIT企業を買収し、GAFAの支配が届いていない国々で、通信、ファイナンス、メッセンジャーのシェアを拡大することがGAFAに対抗する道で、それを狙っているのでは」とホリエモンは言います。

ゆきママ
ふーん…。そううまくいくもんかね。
どん太
きっとうまくいきますよ!ソフトバンクグループの資本力とヤフーの行動力、LINEの開発力が一緒になれば鬼に金棒ですよ!
ゆきママ
なんでお前そんなにヤフーとLINEを持ち上げるんだ!?ちょっとスマホ見せてみろ!
どん太
あっ!やめて下さい!
あるちゅう
てめぇまたヤフー(ZHD)の株持ってるじゃねーか!株買った時だけ持ち上げてるんじゃねーよ!!(どんっどんっどんっ!!!)
どん太
目指せ時価総額1,000兆円・・・