トライオートFXで新ロジックとなる“トライグルトレ”がリリースされました!まぁ質問もちょいちょい寄せられるので、今日は簡単に解説しておこうと思います。
まぁ公式の解説ページでも「短中期取引に特化した新ロジック」「その特性をよく理解した上で稼働して頂く必要があります」「特性を理解せずにロジックを稼働すると、思わぬ損失が発生する可能性があります」とあるので、使う人を選ぶのは確実なんですが、1つのロジックとして洗練されているので、ぜひ活用していただければと思います。
ちなみに、面倒くさがり屋さんは文章を読む前に公式の動画を見ると良いでしょう↓(手抜き)
それでは、動画などを踏まえながら、この記事でも簡単にポイントや疑問になりそうな点をまとめておきますので、ぜひ記事もお読みいただければ!
そもそもトライグルトレとはなんなのか?
まず、ざっくりとトライグルトレの設計思想について解説していくと、短中期のトレンドとレンジをきっちり攻略しつつ、自動売買にありがちな終了時点のポジションの損失を抑えつつ、なおかつヘッジも入れることで損失を抑えよう、という欲張り設計になっています。
まぁどれもイマイチ噛み合わずに損失に終わってしまうパターンもあるでしょうが、自身でロジック・思想を持たないまま空手で突っ込んでいくよりは良いでしょう。
注文の中身を具体的に解説!トライグルトレのメリットとは?
それでは、トライグルトレについて、注文内容を踏まえながら具体的に解説していきましょう。
こんな感じで、上昇を予想する場合はブル、下落を予想する場合はベアの2種類のロジックが用意されています。
子本体の買・売は1,000通貨単位で設定されており、これがレンジ内での値動きで積極的に売買し、コツコツ利益を生む設定となっています。
サポートは3,000通貨単位で設定されており、これがブルの買いであれば上昇トレンドで利益が出ますし、売りであればベアの売り下落トレンドで利益が出ることになります。
ヘッジは万が一、予想を超えた大きな暴騰・暴落があった際に損失を抑えるために機能します。最大42,000通貨で設定されています。
それぞれの注文をまとめると…
・サポート→最終的に子本体が抱える含み損を消す
・ヘッジ→想定を超えた上昇・下落相場の保険
この3種類の戦略がセットになっています。
子本体は一定のレンジ内で相場が推移を続ける限り利益を産み続けますが、運用を終える際には含み損を抱えることになります。
が、これを補うのがサポートというわけで、自分の想定通りに相場が上がるor下がるかすれば、子本体が抱えた含み損を帳消しにして、子本体の稼いだ利益だけを手にすることができます。
あとは万が一、大暴落に見舞われた場合などは、ヘッジが両建て状態にして損失を一定程度に抑える役割を果たします。
こんな感じですね。まぁそこそこ長いレンジが続けば、子本体の利益だけで最終的に子本体が抱える含み損を帳消しにすることも可能でしょうから、自身の想定と逆方向に進まない限りは利益が狙えるということですね。
例えば、これから相場が上昇すると予想してトライグルトレ・ブルを運用した場合、上昇すれば当然利益が期待できますし、横ばいのレンジでもそこそこ続けば利益につながるでしょう。最悪、想定とは逆に下落パターンだと損失ということで、いわゆる上昇・横ばい・下落の3パターンのうち2パターンで利益が狙えるというのが、設計思想の根底にあるでしょうし、グルトレ最大のメリットですね。
トライグルトレのデメリットとは?
ここまで設計ロジックなどを具体的に解説してみましたが、なんだかんだ良いところ、メリットばかりになっちゃいますね。では、デメリットがないかというとそうではありません。
・撤退時にはほぼ必ず含み損を抱える
・注文が分散するので資金効率は良くない
・運用期間は2〜3週間が目安で長期放置には向かない
したがって、開始はトレンドの確信が持てるタイミング、撤退はトレンドが変わりそうなタイミングを考えるなど、とりあえず運用してみるというよりは、大まかな相場観を持って取り組みたいところでしょう。
結果的に、方向が当たれば利益が出ますし、方向感が見えなくなってもレンジなら利益が出やすいわけですが、運用を終えて撤退するタイミングでは、ほぼ必ず子本体の損失は出ますからね。この他、ヘッジの注文など、機能しない部分にも資金を割くので資金効率はイマイチ。
あとは、グルトレ設計者の方が言っていたのですが、運用の目安は2〜3週間とのことでした。おそらく、これ以上になるとレンジブレイクしやすく、機能しなくなるんでしょうね。この辺の見極めなどが初心者の方にはちょっと辛いかもしれません。
こんなところでしょうか。まぁ裁量でなかなか上手くいかない、精度はそれほど高くないけど、大まかな相場観を持っているという方は、一度試してみると面白そうです。
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