ついに1ドル＝160円の大台を突破しました！これは1990年以来の水準となっており、約34年ぶりの円安水準となっています。もっとも、対ユーロや対ポンドなどを含めると、日本円の価値は1970年台の水準よりも低くなっており、まさに円の価値が崩壊しつつあると言えるのかもしれません。
というわけで、今日は円安の背景から生活への影響・対策や、為替介入の可能性、トレード戦略も含めて解説していきますので、ぜひ最後までお読みいただければと思います。
金利差だけでは説明できない円安！円そのものの価値に見直しが？
円安の理由を金利差に求めている時期もありましたが、それが変わりつつあります。もちろん、金利差が主要因であることは変わりません。端的に言って、日本円を金融機関に預けていて得られる利息はごくわずかですが、海外、例えば米国の銀行では利息が年4.5-6.0%つくため、円を売って米ドルで預けておく方がはるかにお得ですからね。
一方で、直近はこの金利差が縮小し、以前ほど円を売って米ドルやユーロなどの外貨を買うことがメリットが小さくなっているにも関わらず、円安が加速しています。
一時期は海外が金利の引き下げを始めたら円安が終わるだろうとされてきましたが、ECB（欧州中央銀行）やカナダ中銀、スイス国立銀行が利下げをしても、円安が終わるどころか一段と円安が加速していますからね。
そこで、もはや金利差では説明できないような、構造的な変化が始まっているといった懸念も指摘され始めています。
→｢円=安全通貨｣は誤解だった 渡辺元財務官が説く復権策（外部サイト：日経新聞）
こちらは元財務官、日銀副総裁候補の記事ですね。円の価値が高いというのが幻想であり、円の価値を引き直し、過大評価だった円の価値を元に戻す動きが始まっているという指摘になっています。
こうなってくると、なかなか以前のような円高水準、1ドル＝100円のような水準は夢のまた夢で、当面は1ドル＝150円を割り込むことすら至難だろうとされています。
円安からのインフレでますます貧しくなる可能性大！資産をドルにしておきたい
円安になる、円の価値が下がるということは、私たちの生活に様々な影響を与えます。まず考えられるのが輸入品価格の上昇で、食料品の半分は輸入ですし、エネルギーの大半は輸入頼りですから、家計の負担は大きく増加するでしょう。夏が終わったら、また値上げラッシュがありそうですね。
また、円安のメリットとして、日本企業の利益増加を挙げる人も多くいますが、トヨタなどの大企業はすでに現地生産にシフトしており、以前ほど円安の恩恵を受けにくくなっています。
やはり現状では、円安による輸入品価格の上昇で、物価が上がり、実質的な給与の価値が低下することを想定して行動した方が良いように思います。
ここから大幅な円高になるなら笑い話で済みますが、円安が続くとなればインフレに伴い、日本人全体がいきなり貧困化することは避けられません。米ドルベースで見た際のiPhone価格というのはずっと変わっていませんが、ここ数年で日本円で倍以上になりました。
→円安でApple製品も値上げ！新型iPadの為替レート分析でiPhoneシリーズが10%アップ予想も…対策も解説
今はiPhoneの最上位モデルが30万円程度ですが、円安が進めば50-60万円になることは容易に想像ができます。今のうちに資産をドルに寄せることを検討しておきましょう。今はコストなしで手軽に米ドルを保有できるサービスもあります⬇︎
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そして、円安対策として挙げられるのは、ドルを持つことですね。最近はコストなしで米ドルを保有できるサービスが証券会社から提供されているので、誰でも気軽に米ドルに両替することができます。
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為替介入のタイミングは？米国の経済指標か、レート的には163円あたりがポイントに
1990年4月の高値水準を抜け、200円ぐらいまで目ぼしいテクニカルのポイントがなくなってしまったことを踏まえれば、為替介入がいつあってもおかしくはありません。もっとも、ドル安材料がない中で無闇に為替介入を行なってもほとんど効果はなく、単なる押し目にしかならないため、まずは温存でしょうけどね。
純粋に為替介入をタイミングで考えた場合、今週末28日米5月PCEコア・デフレーターか、来週末7月5日の米6月雇用統計でしょう。これらで予想を下回るような数字が出た場合、為替介入の可能性が高まるでしょう。
また、レートで見た場合には、2週間で4-5%の変動という基準が挙げられており、これを踏まえると直近2週間の156-157円から4-5%の上昇ということで、163-164円での為替介入を指摘する声もあります。
基本的に上を試していく流れは変わらないですね。160円を超えてしっかりしてきたので、162円ぐらいはあっさり言ってもおかしくありません。
もっとも、為替介入への警戒感もあるため、急落する場面では一気に流動性が低下して1-2円程度の値動きは出ますから、現状でも159円台半ばからしたぐらいには指値をしておいて、急落したときに買えるようにしておくと良いでしょう。
とりあえず、まずは軽く買いつつ、急落した場面で追加できるようにしておくと良いでしょう。特に158円台半ばぐらいでは厚めに拾いたいところ。158.00円レベルをあっさり割り込んでいくような値動きになった場合は、為替介入も想定されるので、その場合は一旦損切りして底値を確認したいですね。
為替介入の値幅は、一昨年・今年の直近を振り返ると約5円幅となっていますので、現状では154-155円レベルが目標となるでしょう。
まぁ米国も日本を為替操作国認定はしなかったものの、監視リスト入りはして為替介入へのけん制をしてますから、流石に160円レベルでの為替介入は正当性がないため、可能性は低そうです。不安定で乱高下は常にありますから、まずは50銭-1円幅の下落があったら、押し目の意識で拾いましょう。
一方で、163円レベルに近づいてくると、一応はスムージング（過度な変動を抑える）という大義名分は立ちますので、為替介入の可能性はグッと高まりますから、警戒しておきましょう。
とりあえず、こんなところでしょうか。引き続き円安が続くことを想定して、トレードや対策を続けていくのが重要になりそうですので、そのつもりでやっていきましょう！
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要注意！口座開設を申し込む前に必ずブラウザの設定を確認してください|ω’*)ｼﾞｰ
口座開設の申し込みの際、Cookie（クッキー）が無効になっていたり、ブラウザがシークレットモード（プライベートモード）になっていたりすると会社側で確認が取れないため、せっかく条件を満たしてもレポートやキャッシュバックが送られてこないという事態になってしまいます＼(^o^)／ｵﾜﾀ
また、時間を置くとクッキーが削除されてしまう場合がありますから、申し込む直前に専用バナーをしっかり踏んで、すぐに口座開設を完了させましょう！
これらのことを守らないと、自分から問い合わせて確認をしないともらえない、あるいは最悪もらえなくなってしまうということもあり得ますから、ブラウザの設定は必ず確認しておきましょう。
■iPhone（Safari）の場合（設定→Safari→CookieをブロックをOFF）
■Android（Chrome）の場合（Chrome起動後、右上3点コロン→設定→サイトの設定→Cookieを許可）
スマホに限らず、パソコンなどから申し込みの際もブラウザのCookieを必ず有効にしておきましょう。また、PCの場合は稀にウイルスソフトがクッキーを排除するといった挙動もあるようなのでOFFにしておくと良いでしょう。
口座開設の主な流れは以下の通り↓
ステップ1 バナーをクリックして無料口座開設へ
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