基本は強気？エヌビディアの決算予想と短期・長期別のトレード戦略解説/8月28日

いよいよ今日（28日）にエヌビディアの決算（第2四半期・5-7月）が発表されます。日本時間だと、明日29日の午前5時過ぎということになります。

なお、今期の決算については、以前のツイートでも紹介した通り、ビッグテックがAIへの巨額投資を継続していますから、特段悪いということはないように思います。問われるのは来期のガイダンスですが、来期も弱いということはないように思いますが…👇

✅ビッグテックのAI投資額
グーグル、アマゾン、メタ、マイクロソフトの4社で今年の第4四半期（10-12月）に500億ドル超（7.2兆円）

これでエヌビディアの決算が悪いってのはないと思う。 pic.twitter.com/Cd7jSFv3Gg

— ゆきママ (@pawhara_arai) August 26, 2024

一部では、エヌビディアのGPU（半導体）を買うお金はあっても、設置する場所の確保が大変になりつつあるって指摘もありますけどね。土地、建物の建設が間に合わないっていう話です。裏を返せば、それぐらいの勢いで設備投資されてるわけですから、心配しすぎることはないでしょう。

ただし、エヌビディアに関しては、短期のトレードなのか、あるいは長期の投資なのかを分けて取引していく必要があると考えますので、その辺も踏まえて詳しく解説していこうと思います。

予想コンセンサスは上回って当たり前！株価上昇のための数字は？

まず、アナリストの予想、コンセンサスについては日に日に上がっていますが、現段階では以下の通りとなっています↓

まぁ今年2月に初の売上高200億ドル突破（23年11月-24年1月期）して、1年足らずで300億ドル突破みたいな、狂った伸びが期待されてるわけですが、株価もそれだけ上がってきましたからね。

やはり株価を維持、上がっていくためには、最低でも今期の売上高が300億ドル前後以上、来期のガイダンスが330億ドル前後は必要とされるでしょう。

ビッグテックのAI投資額から、強気の姿勢で決算に挑みたい

成長頭打ちとの声もありますが、要は2022年から2023年前半にかけてコケていた分、去年半ば以降の伸びが驚異的だったという話でもあります。

上記は四半期ごとの売上高の推移ですが、右肩上がりであるものの、2022年と2023年を比較したときの伸びと比べれば、2024年はなんだかなぁ…といった感じになっているとは思います。

ただ、来期のガイダンスが330億ドルレベルを余裕で上回ってくるなら、成長再加速ということで今の株価は正当化されますし、高値を抜けて160-180億ドルも十分あり得ると考えています。

冒頭のポストでも紹介したビッグテックのAI投資とエヌビディアの売上高は、当然リンクしますからね。2022年ぐらいで一旦頭打ちをして、ここ最近は投資を再加速させています。これを踏まえると、まずは今期も来期ガイダンスも予想を上回って、良い決算になることを想定しています。

デイトレードなら強気で買い！長期投資ならしっかり押し目も待つのが重要

基本的に今回の決算に対しては、強気の姿勢で見ています。未達なら短期的にはおしまいdeathの流れにはなると思いますが、予想前後（±5億ドル）であれば、下げてもせいぜい100ドル割れぐらいの水準で止まるでしょう。AIへの成長ストーリーがここで完全に終わるわけではないので。

というわけで、短期のデイトレレベルの話で考えるのであれば、今の130ドル前後で買って150-160ドルぐらいで一旦利食いというトレードを考えたいところ。私もGMOのCFDでお試しロングして、デイトレをみんなと一緒に楽しもうかなと思います。

逆に中期的、長期的な投資で一生一緒にエヌビディア♪という方は、やはり下げた時にどれだけ買えるかが重要になりますから、100ドル以下の安い水準で買っているならともかくとして、130ドル前後で買うとしたら3割ぐらい（10の資金があるとすれば、3ぐらい）がせいぜいかなと。

おそらく、決算は強くて140-150ドルレベルまで上げると予想していますが、このレベルで新規で買っていくのはかなり痛みを伴うトレードになりますからね。

すでにかなりの数の投資家がエヌビディアを利益確定させて一旦手放していますが、良い決算が出れば、売ってしまった投資家が買い戻すことで初動は伸びるでしょうが、本意ではないというか。

仕方なく買わなければならない…といった感じになってしまいます。なので、割高と判断して手放したのに、さらなる割高で買っていることにもなるため、手放す時の判断も早くなりがちです。ちょっとでもAIの成長ストーリーに陰りが出れば、また売られることでしょう。

そういった意味では、仮に好決算で上がったとしても100-120ドルぐらいの水準で再度買う機会はやってくるでしょうし、ドル安からの円高もあるわけですから、中長期投資の場合は慌てて飛びつくことなく、押し目を十分待てるでしょう。

やはり長期投資のコツとして、株価が上がったら保有しているから当然嬉しい、逆に下がった場合でも、その分たくさん買えるから嬉しいという状況を常にキープしておくことが重要かと思いますので、安値で買っていない場合は3割ぐらいのポジショニングにとどめてキャッシュ厚めが良いでしょう。

いずれにせよ、円高にもなりますから、短期トレード以外は少し乗り遅れるぐらいでも十分間に合いますので、慌てないで参戦していただければ。かなり高いので、必ずどこかで大きな下げも伴いますので、その時に買えるようにしっかり準備を整えておきましょう！

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