レイバー・デー明けの9月2日から波乱の幕開けとなりましたが、その後も特定銘柄は買われるものの、相場全体としては乱高下が続いており、悩ましい相場になっています。
何度も解説していることですが、9月は米国株にとって鬼門ですから、大きく下がった日や優良株が意味なく下げている時だけ買えば良いでしょう。
また、こういう不安定な相場では、無理に取引する必要はないですし、不確定な目先の値動きを気にしてガチャガチャ動くよりは、今日どうしたら小さく儲けられるかを考えた方がはるかに有益です。
そこで、おすすめしたいのがIPO(新規公開株式)ですね。タイトルにもあるように、『オリオンビール(証券コード409A)』が満を持して東京証券取引所プライム市場に上場します。個人的には、かなり鉄板級のIPOだと考えています。
落ちてるお金は積極的に拾っていきましょうということで、この記事では個人投資家が知っておくべきオリオンビールIPOの重要ポイントを、魅力と懸念点に分けて徹底的に解説します。


IPOハイライト:3つの魅力vs3つの懸念
まずは、このIPOのポイントを6つに絞ってまとめておきます。
🔸割安な株価指標と高配当への期待:想定価格ベース770円のPERは約10.3倍、年間配当は40円見込みで利回り約5.2%の超高配当銘柄としての魅力が期待される(※配当は要公式発表確認)。
🔸2026年酒税改正の恩恵:ビール系飲料の酒税が一本化されることで、主力商品である『ビール』が相対的に有利になる可能性がある。
想定価格は770円で、年間配当が40円(実績ベース)でも配当利回りは約5.2%となり、超高配当銘柄となります。また、一部では将来的に年間配当が50円に上振れる予想もあり、そうなれば6.4%以上の利回り。
仮に株価が1,200-1,300円程度だとしても、配当利回りは3-4%あるわけですから、上場後の上昇もかなり期待できるように思います。
🔹投資ファンドの『出口(イグジット)』案件:大株主である投資ファンドが利益を確定させるための上場という側面が強く、将来的な追加売却への警戒感も残る。
🔹上場直後の需給悪化リスク:市場に放出される株式が多いため、上場初期は株価の上値が重くなる可能性がある。
今回は既存株主が保有株を売却することになるため、会社にはお金が入らない点に注意が必要です。あくまで、『株主の換金』であり、中長期的に見れば株価のドライバーが弱い点には注意です。
当然ですが、売り出す株主も高く売りたいわけですから、配当も含めてピークに見せている可能性もあります。なので、IPOに当選する、安い水準で変えた場合は良いですが、安易に高値で買うのは避けた方が無難でしょう。
IPO基本情報とスケジュール
IPOの基本情報は以下の通りとなります。ブックビルディング期間中に幹事証券(募集・売り出しする証券会社)から、申し込んでおきましょう。
・市場・コード:東証プライム・409A
・上場日:2025年9月25日(木)
⭐️ブックビルディング期間:2025年9月9日(火)〜9月12日(金)
・公開価格決定日:2025年9月16日(火)
・想定発行価格:770円
・時価総額(想定):約314億円
・売出総額(想定):約167億円(オーバーアロットメント含め最大約192億円)
9月9日から12日の間に申し込むことができます。私の使っている松井証券も引受幹事証券として参加していますので、もちろん申し込むことができますよ👌

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オリオンビールはどんな会社?
オリオンビールは、沖縄県内で圧倒的なシェアを誇るビール事業を中核としながら、観光・ホテル事業も展開する多角的な企業です。
◆酒類・清涼飲料事業(売上の約79%)
主力商品「オリオンドラフト」は県民のソウルドリンク。2002年からアサヒビールと提携し、全国展開を加速。近年は海外展開にも注力し、海外売上比率は約23%にまで成長しています。
◆観光・ホテル事業(売上の約21%)
「ホテル オリオン モトブ リゾート&スパ」などを運営。沖縄の観光需要を直接取り込み、収益の多様化に貢献しています。
この『ビール』と『観光』の二本柱が、回復する沖縄経済の波に乗り、業績を押し上げています。
【徹底比較】大手ビール3社との違いは?
オリオンビールは、大手ビールメーカーと比較してどのような特徴があるのでしょうか。直近の通期決算などをもとに比較してみましょう。

⚠️注意:会計基準や決算期が異なるため、あくまで参考比較です。オリオンは日本基準(2025年3月期)、他3社はIFRS(2024年12月期)。
この表から、オリオンビールは売上規模では大手にかないませんが、営業利益率では他社を上回る高収益体質であることが分かります。これは、強固な地元ブランドと、好調な観光事業が寄与していると考えられます。
また、魅力的なのは、やはり高配当であることでしょう。繰り返しになりますが、想定価格770円で、年間配当40円(実績ベース)でも配当利回りは約5.2%。仮に株価が1,200-1,300円程度に上がっても、配当利回りは3-4%あります。


ズバリ初値予想は?投資の際の注意点
直近のエコノミストの予想を見ると、初値(最初に取引が成立した値段)は、おおむね1,000-1,300円前後に集中しています(想定価格770円に対して約1.3-1.7倍)。
高配当かつ人気IPOということで、公募割れ(IPO割れ)の可能性は低いように思います。もちろん、ないとは言えないですが、770円を大きく割り込む事態にはなりにくいと考えています。
一方で、今回のIPOが資金調達ではないこと(既存株主が保有株を売却するセカンダリ案件)であることや、需給面の懸念も指摘されています。
このほか、中長期的には沖縄の経済依存度の高さなども懸念材料でしょう。今はインバウンド需要拡大が追い風になっていますが、世界的経済の悪化で減速する可能性は十分です。
個人的には、IPOで安値で拾えれば握っておいて良いと思いますが、上場後に1,200円といったレベルになれば、さっさと利食いして良いと思います。1,000円以下では買いたくなる銘柄ですが、それ以上は厳しいと感じています。
まとめ:投資判断のヒント
オリオンビール(409A)は、『沖縄経済・インバンド』と『高配当』という明確な魅力を持つ一方で、セカンダリ案件で需給が緩いことなどがリスク材料として挙げられています。
短期的な視点では、需給の緩さから上場直後の株価は伸び悩む可能性があるので、初値で高めならさっさと利益確定し、その後は安くなるのを待っても良いと思います。
中長期的に見れば、沖縄のインバウンド需要の拡大や酒税改正といった追い風は本物。割安な水準で入り、高配当から安定したインカムゲインを狙う投資家にとっては魅力的な選択肢になるでしょう。
最終的な投資判断は、公開価格やブックビルディングの需要動向をよく見極めた上で、慎重に判断していただければ。もちろん、私は参加します🫡


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※本記事は特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。株式投資には元本割れのリスクが伴います。投資判断はご自身の責任と判断でお願いいたします。