12月19日に行われた日銀金融政策決定会合の結果を受け、ドル円相場がわずか1日で4円近く、ポンド円は5円幅もの円安となりました。
植田総裁が1月利上げを示唆しない場合、円安が加速すると展望記事で解説しましたが、まさにその通りの結果となりました。
➡︎【押し目】FOMC利下げで米国株大暴落、日銀は現状維持で円安加速!今後の展望徹底解説→12月19日
X(旧Twitter)では早くも『為替介入』というワードがトレンド入りし、さらなる円安、そして財務相の介入防衛実施への警戒感が高まっています。
この記事では、円安が加速した背景、米国金融政策の動向、為替介入の可能性、誰にでもできる円安対策をわかりやすく解説していくので、ぜひお読みいただければと思います。
ドル高進行で円安に!FOMCが示唆した米国の高金利長期化
日本時間19日未明のFOMC(米連邦公開市場委員会)結果から、従来の継続的な利下げシナリオが大きく変更されたことで、ドル高となったことから円安に傾いています。
数ヶ月前までは、米国のインフレ沈静化や景気減速を受け、継続的な利下げによる経済の下支えを行うと予想されていました。
しかし、直近で粘着性の高いインフレや力強い雇用市場が確認されたこと、さらに来年2025年にはトランプが大統領に就任し、大規模減税策による景気の加熱や、移民抑制による労働コスト上昇からのインフレも懸念されるようになりました。
FRBメンバーは、現時点でこれらの政治的要素が確定的ではないとしつつも、少なくとも減税政策は速やかに実施される可能性が高いこともあって、今後の利下げペースが従来の想定よりも、かなりゆっくりしたペースになることを指摘しています。
このFOMCの結果から、米国の高金利状態が長引くとの思惑が強まって、ドルが買われやすくなり、そして円安へとつながっています。
日銀金融政策決定会合での利上げ先送りが円安加速の決定打に
さらに、19日の日銀金融政策決定会合では利上げが見送られました。加えて、植田総裁が次回1月の利上げについて明言を避けたことが、「日銀は当面、利上げに積極的ではない」と海外勢に受け止められ、円売りを加速させています。
また、経団連の企業調査では、3〜5年後の短期金利望ましい水準が『0%超〜1%』程度とのことで、日銀の利上げペースはきわめて緩慢になることが想定されます。しかも、現在の短期金利が0.25%であることを踏まえれば、利上げはあっても残り1回か2回ですからね。
よほどの原油高など資源価格の高騰か、賃金の超インフレがない限り、利上げ継続はあり得ないわけで、こうなると海外勢は安心して円を売れるというわけです。
為替介入ラインは1ドル=160円前後がターゲットか
2024年に為替介入が行われた際、1ドル=160円が象徴的な目標ラインとなりました。そのため、158〜160円付近までドル円が上昇すると、当局による介入への警戒が高まりやすく、上値が重くなるでしょう。
とはいえ、仮に為替介入が行われ、ドル売り・円買いでレートを押し下げても、2024年7月に見られたような162円から140円へ急落したケース(主に投機筋の円売り巻き戻しが原動力)とは異なり、現在は実需主導で158円まで上昇しているため、極端な円高反転は起こりにくいと考えています。
介入によって150円前後を割り込む可能性は考えられるものの、その先、140円を目指すような大幅な円高にはなりにくいということですね。
浅い押し目があれば拾ってみる!今後の展望と具体的なトレード戦略
当面は「米国の高金利継続観測」と「日銀の慎重な利上げ姿勢」が市場を主導し、ドル円やクロス円は底堅く推移、上昇しやすいと考えられます。場合によっては1ドル=160〜170円といった、一段の高値模索もあり得るでしょう。
一方で、米国経済指標の悪化やインフレ鈍化が明確になれば、利下げ観測からドル安・円高に転じる可能性も残されていますので、米国経済指標の動向は引き続き注視が必要です。
短期的なトレード戦略としては、浅い押し目、1ドル=155円台から軽めにドル買いを始め、153.00円割れで一旦撤退でしょうか。
また、1ヶ月から数ヶ月単位以上の中長期視点で考えるなら、152円台前半に位置する200日移動平均線や21日移動平均線付近を意識して、153円台からコツコツポジションを作っていく感じです。この場合、152.00円割れで一旦損切りです。
あとは、153円ぐらいまで下げた場合は、徐々にドル転(両替)も検討しておきましょう。円高の時にドルに両替しておけば、米国株を買う時にも有利になりますからね。今後、円高になったときこそがチャンスですから、ぜひ備えていただければ。
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インフレ・円安対策として、一番良いのは、米国株を買うことでしょう。NISA(少額投資非課税制度)も一段と強化されていますから、メガテックや勝ち組半導体銘柄を中心に投資しておくと良いでしょう。
➡︎【2025年展望】半導体・AI銘柄で勝ち抜く!今買いたい株・投資戦略まとめ
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ブラウザ別の設定方法解説!✅口座開設前に必ず確認してください
もしCookieが無効で、プライベートorシークレットモード(黒い画面)を使っていると、トラッキングが無効になり、限定特典やキャンペーンを受けられなくなることがあります。
夜だとダークモードでもアドレスバーが暗くなってしまうので、特にプライベートモード(Safari)・シークレットモード(Chrome)になってないか確認してください。
✅解決方法【Cookieを有効にし、シークレットモードを解除する】
口座開設前に、以下の手順で設定を確認し、バナーをクリックして手続きを進めてください!
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※アドレスバーが白ければOK!(プライベートブラウズが有効になっている間は、アドレスバーは黒・暗い色で表示されるので注意)
・Chromeの場合
①[設定]→[Charome]→[Webサイト越えトラッキングを許可]をON(緑色)にする
②Chromeを開く→右下の■をタップしてシークレットモード(帽子おじさん)になってないか確認→なっていた場合は横スクロールして中央の数字に合わせる
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①Chromeを起動し、右上の[3点コロン]をタップ→[設定]をタップ→[プライバシーとセキュリティ]をタップ→[サードパーティのCookieを許可する]にチェック
②右上の[3点コロン]をタップ→[新しいタブ]でシークレットモードになってないかを確認
※アドレスバーや全体が白ければOK!(シークレットモードが有効になっている間は、アドレスバーなどが黒で表示されるので注意)
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・Chromeの場合
[Carome]をタップ→[設定]→[プライバシーとセキュリティ]→[サードパーティの Cookie を許可する]にチェックを入れる
※アドレスバーや全体が白ければOK!(シークレットモードが有効になっている間は、アドレスバーなどが黒で表示されるので注意)
・毎回利上げしていくような道筋にはなりにくい
・春闘や政策変化など、全体像が判明するには3〜4月程度の時間が必要
・毎回利上げしていくようなパスにはなりにくい