米国株・FX攻略!ゆきママのブログ

【新NISA初心者へ】株価暴落が怖い今こそ「始め時」?積立投資の正解を過去25年データで検証

「日経平均、一時4,000円超の下落」「半導体株が総崩れ」「下げ幅は過去5番目」—これは7/17の値動きですが、最近、こんなニュースを目にする機会が増えましたよね。

こういうニュースが流れると、決まって起きることがあります。それは、投資を新しく始める人が減ってしまうことです。

証券会社の口座開設数は株価と連動する傾向があり、相場が荒れると「やっぱり投資は怖い」「もう少し落ち着いてから…」と様子見に回る人が一気に増えてしまいます。

確かに、大切なお金が減るかもしれない恐怖は、痛いほどよく分かります。

しかし、過去のデータを見る限り、『株価が下がって怖い時期』は、積立投資を始めるのに決して悪いタイミングではありませんでした。むしろ、長い目で見ればプラスに働いてきたケースの方が多いのです。

「そんなうまい話ある?」と考える方もいるかもしれません。今回はその疑問を、過去25年分の暴落データと簡単な計算を用いて、ひとつずつ解消していきます。

先に結論(この記事で分かること)

✔︎米国株の代表的な指数『S&P500』は、過去25年間に起きた大きな急落・暴落をすべて乗り越え、最高値を更新してきた(※将来を保証するものではありません)

✔︎積立投資にとって下落局面は、『安くたくさん買えるボーナス期間』。株価が元の値段に戻っただけでも利益が出る仕組み

✔︎『もっと下がってから買おう』とタイミングを計るのはプロでも至難の業。相場の『最高の1日』は、暴落の直後に来ることが多い

✔︎買うのがまだ怖い人も、『口座開設』だけは先に済ませておくのが合理的

それでは、順番に見ていきましょう。

なぜ『株が下がると誰も買わなくなる』のか

冷静に考えると、これは少し不思議な現象です。

スーパーでお肉に半額シールが貼られていたら、私たちは喜んでカゴに入れます。「値下がりしてるから怖い、もう少し様子を見よう」なんて言う人はいません。争うようにカゴに入れます😤

ところが株や投資信託になると、真逆のことが起きます。値上がりしてニュースが盛り上がっている時ほど買いたくなり、安売りセール(=下落)が始まると怖くなって手が出なくなります。

実際にあった例として、2024年8月5日に日経平均が1日で12.4%下落した『令和のブラックマンデー』の時。

SNSでは『新NISA損切り』という言葉が飛び交い、始めたばかりの初心者が慌てて売ってしまう様子が話題になりました。この暴落を見て、口座開設を見送った人もたくさんいたはずです。

こうなってしまう理由は、人間の脳の仕組みにあります。

損する痛みは、得する喜びの2倍以上強く感じる

行動経済学の『プロスペクト理論』と呼ばれる性質です。10万円増える喜びより、10万円減る恐怖の方がずっと大きいため、下落のニュースは実際以上に怖く感じます。

暴落は速報になるが、回復はニュースにならない

「日経平均、一時4,100円超安!」は速報が飛んできますが、「その後2週間かけてじわじわ回復しました」はニュースになりません。『株=危ないもの』という印象だけが記憶に残ります。

「もっと下がるかも」と考え始めると、永遠に買えない

下がっている最中は「さらに下がるかも」と怖くて買えず、上がり始めると「高値づかみしたくない」と買えず、結局一番高いところで雰囲気に流されて買ってしまう。初心者が陥りやすいパターンです。

つまり、『下がると買えない』のは意志が弱いからではなく、人間の脳の初期設定がそうなっているからです。だからこそ、データでその感覚を補正する価値があります。

データ検証①:暴落は『必ず来る』。そして米国株は『必ず戻ってきた』

伝説の投資家、ピーター・リンチが言う通り、株はたびたび暴落します。

そこで、過去25年あまりに起きた主な暴落と、その後どうなったかを見てみましょう。世界中の投資家が基準にしている米国の代表的な株価指数『S&P500』のデータです。

💥ITバブル崩壊(2000〜2002年)
→最大下落率:約▲49% / 高値回復まで:約7年

💥リーマンショック(2007〜2009年)
→最大下落率:約▲57% / 高値回復まで:約5年半

💥コロナショック(2020年2〜3月)
→最大下落率:約▲34% / 高値回復まで:約半年

💥インフレ・利上げ相場(2022年)
→最大下落率:約▲25% / 高値回復まで:約2年

💥トランプ関税ショック(2025年4月)
→最大下落率:約▲19% / 高値回復まで:約2カ月

💥雇用統計・中東情勢ショック(2026年6月)
→半導体株中心に急落(SOX指数は約▲10%)したが、翌月には最高値圏へ

※各数値はおおよその概算です。

ここから読み取れるポイントは3つあります。

ポイント①暴落は『例外』ではなく『定期イベント』

数年に一度は必ず20%級の下落が来ています。S&P500は1980年以降、平均すると『年の途中で14%程度下げる場面』がほぼ毎年ありました。

途中で1割下げるのは、異常事態ではなく平常運転なのです。

ポイント②すべての暴落から回復し、最高値を更新し続けてきた

直近1年を見ても、何度も急落ニュースが流れましたが、S&P500はこの1年で約2割上昇しています。

『怖いニュースの印象』と『実際のリターン』には大きなギャップがあります。

ポイント③回復までの期間はまちまちである

リーマン級なら5年以上かかることもあれば、数カ月で回復することもあります。「落ち切ってから買おう」と待っていると、回復が早いパターンでは丸ごと乗り遅れてしまいます。

とはいえ、最近は下落も早いですが、回復のスピードも極めて早いです。これは、一瞬でニュースが全世界に織り込まれるようになったことと、AI・アルゴリズムの影響があると言われています。

データ検証②:積立投資にとって、下落は『安く買えるボーナス期間』

通常の株取引はもちろんですが、とりわけ、NISAでのインデックス積立のように『毎月同じ金額を、機械的に買い続ける』投資では、下落局面の意味がガラッと変わります。

なぜなら、価格が安い月ほど、同じ金額でたくさんの口数(投資信託の持ち分)が買えるからです。

分かりやすく、毎月1万円ずつ6カ月間積み立てるシンプルな例で計算してみましょう。

シナリオA:ずっと右肩上がり(最終的に+50%)

基準価額が 10,000円 → 11,000円 → 12,000円 → 13,000円 → 14,000円 → 15,000円 と上がり続けた場合。

🔹投資額:6万円

🔹買えた口数:約4.9万口

🔹最終評価額:約73,400円(+約22%)

シナリオB:途中で暴落して、最後は『元の値段に戻っただけ』

基準価額が 10,000円 → 8,000円 → 6,000円 → 6,000円 → 8,000円 → 10,000円 と、一度4割下げてスタート地点に戻っただけの場合。

🔸投資額:6万円

🔸買えた口数:約7.8万口

🔸最終評価額:約78,300円(+約31%)

お気づきでしょうか?

株価が1円も上がっていないシナリオBの方が、+50%上昇したシナリオAよりも利益が出ているんです。

理由は単純で、暴落中の安い時期に、同じ1万円でたくさんの口数を仕込めたからです。

積立投資家にとっての下落は、スーパーの半額セールと同じ『仕込みの時期』目の前の下落ニュースは、本来は積立投資の追い風なのです。

また、暴落時に仕込めば、このように少し最高値を更新しただけでも、大きなリターンになる可能性があります。

『もっと下がってから買う』作戦が、実は一番危ない理由

「理屈は分かった。でもどうせなら、もっと下がり切った底で始めたい」と考える方も多いでしょう。しかし、この作戦には大きな落とし穴があります。

米大手金融機関JPモルガンの分析(2003〜2022年の20年間)によると、以下の衝撃的なデータがあります。

✔︎S&P500に20年間投資し続けた場合の年率リターンは約9.8%

ところが、この20年のうち上昇率ベスト10日を逃しただけで、年率リターンは約5.6%に低下。最終資産額はおよそ半分になってしまいます😱

さらに、そのベスト10日のうち7日は、ワースト10日から2週間以内に発生していました。

つまり、相場の『最高の日』は、暴落の混乱のド真ん中に紛れて突然やってくるということです。

2024年8月6日の日経平均+10.2%という歴史的な上昇が、暴落の翌日に出たのがまさにこれです。

「底を確認してから買おう」と現金で待っている人は、高い確率でこのベストな数日を取り逃がします。

一方、毎月の積立なら、下落の途中も、底も、反発の初日もすべて自動で拾ってくれます。

投資初心者のよくある疑問に答えます

Q1. 始めた直後にさらに暴落したら、どうすればいいの?

何もしなくてOKです。『何もしない』が積立の正しい運用です。

積立中の下落は口数を貯めるボーナス期間なので、淡々と続けるだけです。

不安な場合は、まず『暴落されても平気な金額(月3,000円〜など)』で相場に慣れるのが一番の近道です。また、当面の生活費(半年〜1年分)は必ず現金で残しておきましょう。

そして、3,000円程度の少額でも、長い時間をかけて積み立てることで、大きな資産を育てられる可能性があります。

🔗月3,000円×50年積立の中央値は100億円?FANG+の『現実リターン』を徹底検証!少額投資で億り人は本当か

Q2. 日本株はバブルから34年間戻らなかったと聞きましたが?

事実です。日経平均が1989年末の高値を取り戻すのに約34年かかりました。

ここから学ぶべき教訓は『投資はダメ』ではなく、『1つの国に全額を賭けるのはダメ』ということです。

全世界株式(オール・カントリー)や米国株(S&P500)のインデックスファンドなら、1本で数百〜数千社に分散され、特定国の長期低迷リスクを和らげることができます。

Q3. 今は歴史的な円安ですが、米国株などを買って損しませんか?

為替を気にする感覚はとても正しいです。しかし、積立なら為替も自動的に時間分散されます。今後円高に振れる月があれば、その月は同じ1万円でより多くのドル建て資産が買えます。

給料も預金もすべて『円』で持っている状態は、ある意味『円に全賭け』している状態とも言えます。

資産の一部を外貨建てに分けておくこと自体が、家計のリスク分散に繋がります。

Q4. NISAって、結局何がそんなにお得なの?

一言でいうと、投資の利益にかかる約20%の税金が『ゼロ』になる制度です。

通常、100万円の利益が出ると約20万円が税金で引かれますが、NISA口座ならまるまる手元に残ります。

投資をするなら、まずNISA口座を活用するのが鉄則です。

Q5. じゃあ、何を買えばいいの?

特定の商品をおすすめすることはできませんが、初心者の方の王道とされているのは、信託報酬(手数料)が年0.1%前後と低コストな『全世界株式型』または『S&P500型』のインデックスファンドを、毎月定額で積み立てるやり方です。

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買うのがまだ怖い人へ。『口座だけ先に作っておく』という正解/PR

ここまで読んでも「やっぱりまだ怖い」という方もいると思います。無理に今日買う必要はありません。

ただ1つだけ、「口座を作ること」と「投資すること」は別だということは知っておいてください。

証券口座の開設・維持は無料。作っただけなら1円も減りません。

✅口座開設には時間がかかります。NISA口座は税務署の確認を挟むため、1〜2週間かかることもあります。

相場のチャンスは待ってくれません。「今が仕込み時かも」と思ってから作り始めても、反発に間に合わないことが多いです。

おすすめは、次の3ステップです。

①今日、口座開設だけ申し込む

②開設できたら月1,000〜1万円の積立を設定して『練習』を始める

③慣れてきたら家計と相談して金額を上げる

最初から大金を投じる必要はありません。口座を準備し、無理のない金額で経験を積むことが大切です。

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初心者の方がつまずかないためのサポートが手厚い証券会社として、創業100年を超える老舗ネット証券の『松井証券』があります。

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まとめ:暴落のニュースは、退場の合図ではなく『開店』の合図

長く相場を生き抜いてきたベテラン投資家たちが口を揃えて言うのは、「暴落の最中は胃が痛くなるほど辛いが、後から振り返ればそこが絶好の仕込み時(セール期間)だった」ということです。

⭕️暴落は定期的に来るが、優良な株価指数はそれを乗り越えてきた

⭕️積立投資にとって下落は、『安くたくさん買えるボーナス期間』

⭕️底を当てる必要はない。必要なのは、淡々と続けること

⭕️『様子見』するにしても、無料の口座だけは先に作っておく

株価が下がって世間が目を背けている時こそ、静かに準備を始めた人が数年後に笑っています。

この記事が、その一歩目のきっかけになれば嬉しいです。

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