『通貨の葬式』とAI銅バブル!岐阜さんが売った瞬間に爆上げした相場の裏で起きていること【12/26】

『通貨の葬式』とAI銅バブル!岐阜さんが売った瞬間に爆上げした相場の裏で起きていること【12/26】
岐阜さんが4の宴に参戦している…。12月後半のマーケットは、海外勢がクリスマス休暇に入るため、材料の濃さに対して板(流動性)が極端に薄いという、いわゆる『動きやすい上にダマシになりやすい』魔の季節でもあります。


そして案の定、岐阜さんが売った途端に垂直上げを見せる無慈悲なシルバー(銀)……。

株も堅調に推移していますが、何度も繰り返している通り、この上昇の本質を見誤ってはいけません。裏で進行しているのは、企業の成長というよりも『法定通貨の価値希薄化』に対する市場の無言の抵抗と言えるのかもしれません。

『円は紙屑になる』と無闇に不安を煽るつもりはありません。しかし、現在のインフレ率と通貨供給量を鑑みれば、現金をそのまま保有し続けることの機会損失(実質価値の目減り)は明白です。

もはや『儲けるために投資する』のではなく、『ゴミになりゆく紙幣から資産を避難させる』ために、米国株やゴールドへ資金を移す。それが最適解とならざるを得ないのが現状でしょう。

というわけで、株価の値動きや貴金属・ベースメタル相場、ドル円の状況について、現在の市場全体をざっくり解説していきます。何らかの投資のヒントになれば幸いです。

薄商いの中に潜む『強欲』の正体

市場の板が薄い(薄商い)中で、『悪いニュース』すらも無視してリスクテイクに向かう熱量が、株式市場に顕著に表れています。

12月24日の米主要3指数はそろって5日続伸を記録。出来高は20日平均の半分以下という閑散相場でしたが、その中身はハイテクからディフェンシブまで幅広い銘柄に買いが入る全面高の様相でした。この不気味なほど強い上昇を支えているのは、以下の2点です。

🔸景気の底堅さへの確信:ソフトランディング(軟着陸)期待がメインシナリオとして定着。

🔸『金利は次に下がる』というコンセンサス:市場は来年の追加利下げ幅として50bps(0.50%)程度織り込んでいます。

通常、薄商いは乱高下を招きやすいものですが、現在は年末特有の『税金対策やポジション整理の売り』『新NISAや新年相場に向けた先回り買い』が交錯しています。

実際に、Xを見るとNISA勢の来年の枠を埋めました報告がありますからねw

結果として、移動平均線(50日など)が強固な岩盤(サポート)として機能しており、テクニカル的にも崩れにくい形状を作っています。

基本的には、年始からの相場がどうなるかで、買いタイミングを考えている人は、とにかく年明けを待つしかない状況でしょう。

これはブームか?通貨への『弔い』か

株式以上に異常な熱気を発し、ある種の狂気すら感じさせるのが『金属セクター(貴金属+ベースメタル)』です。12月26日時点の価格水準は、歴史的な水準に突入しています。

🥇金(Gold):4,500ドル超
🥈銀(Silver):74ドル超
🥉銅(LME 3ヶ月):12,000ドル超
🤍プラチナ(Platinum):2,400ドル超

なぜこれほど跳ねるのか。ロイターなどのメディアは『米利下げ期待』『ドル安』『地政学リスク』を定型文のように並べますが、本質はそれだけではありません。

AIが変えた銅の価値『1万ドル』が新常態へ

2025年11月のLME銅価格は1トンあたり約10,812ドル。2020年のコロナ禍時点から約60%も高騰しています。ゴールドマン・サックスが指摘した通り、『1万ドルが底値』という新しい常識が定着しつつあります。
なぜこれほどまでに上がっているかといえば、最大の要因は、AIブームに伴う『電力需要』の爆発的増加です。

生成AIを動かすデータセンターには、配線や冷却設備として大量の銅が必要不可欠だからです。本来、銅は『Dr.カッパー』として世界経済(特に中国不動産やEV)の動きに連動する資産でした。

しかし現在、従来の需要源が不調であるにもかかわらず価格が上昇しているのは、AIインフラという強力な新規需要が市場構造そのものを書き換えたからです。

さらに深刻になっているのは、『物が足りない』という供給の問題です。

鉱山トラブル:2024年の大手鉱山(チリ、インドネシア)での事故や生産障害。

品位の低下:良質な鉱石が掘り尽くされつつある(たくさんの鉱石を砕かないと取れない)。

特筆すべきは、2026年の精錬手数料が『ゼロ』で合意されたという報道です。これは、『タダでもいいから鉱石をくれ』と精錬所が悲鳴を上げているに等しく、歴史的な供給不足を裏付けています。

新規鉱山からの供給が増えるのは2030年頃とされており、少なくともそれまでは、『欲しいのに手に入らない』状況が続く可能性が高いでしょう。

中国経済悪化により中国のEV・建設頼みで沈んでいた銅が、AIによって信じられないブームを巻き起こしています。

これもまたAIの強気で投資する根拠となります。世間はAIバブルが弾けると信じているようですが、今のところは非常に堅調であり、今後もデータセンターの建設ラッシュを確信させるような値動きになっていると言えます。
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紙幣価値の下落への代償と年末の注意点⚠️

もう1点は言うまでもなく、実物資産への逃避の加速ですね。貴金属の急騰は明らかに『通貨の代替』としての側面が色濃く出ています。

ただし、注意すべきは投機的な仕掛けです。特にプラチナ・パラジウム(PGM)に関しては、中国の広州先物取引所(GFEX)が建玉・取引制限の調整(12/29〜)を発表するなど、中国勢主導の投機的な過熱感が指摘されています。

南アフリカの生産減という『供給制約」に加え、中国発の『需給相場』がボラティリティを増幅させている点には最大の警戒が必要です。
シルバーも含めて急騰していますが、年末年始の急騰で最も警戒すべきは、『上昇理由がファンダメンタルズではなく、単に板が薄いから(流動性の枯渇)』であるケースです。

この時期の上昇メカニズムはシンプルかつ残酷です。売り方の買い戻し(ショートカバー)を巻き込んで『踏み上げ』で一直線に伸びる。真空地帯をロケットのように駆け上がりますが、止まる時は大口の『手仕舞い一発』で梯子を外されます。

このタイプの上昇は、日足レベルでの『往復ビンタ(急落・急反発)』を招きやすく、安易な飛びつきは致命傷になりかねません。

銅のような需要と供給を見極めた上で『トレンドについていく』ことは正解なのですが、スケベ心で安易に触ると終わります。

仮に銅などに触るとしても、ポジションサイズ、レバレッジなどを意識しないと大変危険です。今の相場は、素人の退場を待っています。岐阜さん…😿

円安で『財政プレミアム』が課題に

最後に、我々の生活と資産価値に直結するドル円の行方です。足元では日銀の利上げ(0.75%へ)後も円安圧力が根強く残り、12月22日には当局からの『過度な変動への警告(口先介入)』が入るなど、極めて神経質な展開が続いています。

ここから2026年を読むためのキーワードは、単なる金利差を超えた『国家の信用リスク』と言えるでしょう。
①実質金利の『水準』が円を呪縛する
すでに指摘されている通り、重要なのは名目金利が上がったかどうかではありません。

インフレ率を差し引いた『実質金利が依然として深いマイナス圏にあるか』が円の弱さを規定しています。インフレ率を下回る金利水準では、円を持つことは資産を目減りさせる行為に他ならず、円買いのメリットが生まれません。
②ターミナルレートの低さと限界
市場が想定する日銀の利上げ到達点(ターミナルレート)が1.0%近傍である限り、仮に利上げが行われても『そこが天井』と見透かされます。これでは、本格的な円高への揺り戻しは期待薄と言えるでしょう。
③『財政プレミアム』という新たな足枷
金利差が縮小しても円安が止まらない背景には、日本の財政リスクに対するプレミアム(上乗せ金利要求、あるいは通貨安による調整)が含まれ始めている可能性が指摘されています。

これは、『金利を上げれば円高になる』という単純な教科書的な問題を通り越し、『膨張した国の借金を抱えたまま金利を上げられるのか?円の信認は保てるのか?』という構造問題が為替に織り込まれ始めたことを意味します。いわゆる『悪い円安』の深化です。

ドル円は致命傷にならないように備える

2026年は『日銀の緩慢な利上げ』×『米国の景気次第の利下げ』×『日本の財政リスク(円の信認)』の三つ巴となります。

現状では円安進行の可能性を意識しつつ、致命傷にならないようにドルを確保する、ドル建て資産(米国株やゴールドなど)を保有することが重要でしょう。
短期的には、為替介入への警戒も強く、156円台での上値追いが限定的となっています。とはいえ、底堅さも非常にありますから、基本的にはレンジ下限では拾っておいて良いでしょう。

ただし、年末年始で薄商いなこともありますから、無理に拾う必要はありません。デイトレレベルなら155円台では即拾い状態ですが、急騰・急落はありますからね。

特に年明け以降、薄商いな中で海外勢がどのような仕掛けをするかがポイントとなるため、今は無理せず155円を割るような大幅な円高があれば、米国株ようにドル転する程度で良いでしょう。
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まとめ:投資家の次の一手

✔︎株式:サンタラリーは心地よいが、薄商いの中での急変に備えよ。今の株高は『通貨安』の裏返しである可能性も考慮。

✔︎金属:最強の『通貨安ヘッジ』として機能しているが、短期的には流動性枯渇による乱高下(ナイアガラ)に注意。安値で買った現物はガチホールドで良いが、レバレッジ取引は慎重に。

✔︎為替:026年は金利差だけでなく、『財政規律』と『実質金利』がテーマになる。円安トレンドは構造的である可能性が高い。深い押し目があればドル買いロング、ドル転(両替)意識。

今のフェーズは、投資ブームというよりは、『資産を守るための防衛戦』です。『金が上がった!儲かった!』と喜ぶのではなく、『円の価値が溶けている』という危機感を持ち、来るべき2026年に備える。それが、生き残る投資家の正しい認識と言えるでしょう。南無🙏

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ゆきママ
元主婦系投資インフルエンサー。過去にはFX攻略.com(雑誌)やMONEY VOICE(Web)で連載。

現在はFX・証券会社とタイアップして初心者・中級者向け相場解説中、みなさんの質問にバシバシ答えます!フォロワーさん優先。お仕事依頼もこちらまで→https://x.com/yukimamax/

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