過去30年の米国株暴落事例を簡単まとめ!マイクロソフトとアルファベットの投資判断は?→3月17日

その根拠として、1995年からの過去30年で調整相場(-10%超の下落)は22回もありましたが、そのうち−20%を超える下落となった“弱気相場”入りは、わずか4回しかありません。しかも、そのうち3回はドットコムバブルやリーマンショック、コロナショックといった象徴的な出来事がありました。
そして、今の米国の状況はというとトランプリスクが意識されているものの、失業率が低く労働市場は堅調ですし、とりわけ企業業績の見通しは良好なので過度に心配するような状況ではないと考えています。
リスクがあるとすれば、企業業績について変化があった時だと考えています。それに変化がない限り、基本的には押し目ですし、株をしっかり買っていただければと思います。
というわけで、今日は過去の暴落事例について簡単に解説しつつ、個別銘柄についてはマグニフィセント・セブン(米国株式市場をけん引する主要テクノロジー企業)のアナリスト評価やリスク、今が買いなのかどうかをまとめました。
今回はマイクロソフトとアルファベット(グーグル)です。今後残りの銘柄についても解説していきますが、SNSでの拡散や口座開設などしていただけるとモチベがアップするので、よろしくお願いします。
💥S&P500の過去30年の弱気相場入り事例
・2000年3月~2002年10月(下落率:約−49%)ドットコム・バブル崩壊→2000年春にハイテク株バブルが弾け、NASDAQを中心に株価が大暴落。S&P500も2年以上かけて約半値まで下落しました。
・2007年10月~2009年3月(下落率:約−57%):リーマン・ショック
→米国サブプライム住宅ローン問題が深刻化し、2008年9月にリーマン・ブラザーズが破綻。これを引き金に大手金融機関が相次ぎ経営破綻し、主要株価指数(ダウ、ナスダック、S&P500)は戦後最悪級の暴落となりました。
・2020年2月~3月(下落率:約−34%):コロナ・ショック
→世界的な感染拡大と都市封鎖(ロックダウン)などで経済活動が止まり、わずか33日間で34%下落する異例のスピード暴落でした。史上最速で弱気相場入りしたケースとされています。
・2022年1月~10月(下落率:約−25%):インフレ急上昇と過去最速の金融引き締め(利上げ)
→コロナ禍からの需要回復や供給制約でインフレが数十年ぶりの高水準に。FRB(米連邦準備制度)が急激な利上げと量的引き締めを実施し、金融市場の混乱から株価が下落。
ご覧のようにかなり象徴的なイベントがない限り、大暴落となる事例はほとんどないため、まず調整相場入りした今のタイミングで買っておくのが良いでしょう。NISAなどでS&P500を積み立てている人も、積み立て資金を増やして良いと思います。
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注目のテクノロジー企業マグニフィセント・セブンの現状と評価
3月14日時点の株価と2025年の予想PER(株価収益率)、アナリストの評価や買いのタイミングをまとめておきます。まずはマイクロソフトとアルファベット(Google)をピックアップして解説します。ちなみに、あくまで中長期前提の現物投資での観点から評価しています。短期トレードで狙いたい銘柄については、また今日の夕方にでもデイトレ戦略記事を更新してくので、お待ちください。
マイクロソフト(MSFT):とりあえず買い!さらに下がれば追加
・株価:$388.56(予想PER:約28.96倍)2024年7月の過去最高値(約$468)から約20%下落。現在の予想PERは約29倍と、過去5年間の平均PER(約33.7倍)を下回り、やや割安感があります。
■ アナリストの評価
・2025年利益成長率:11%、2026年は14%の成長が見込まれるとの予測
・AI関連事業の将来性に高い期待が寄せられ、アナリスト評価は「強気」寄り
・12ヶ月後の目標株価は450〜600ドルと幅がありますが、弱気派は見当たらない状況

マイクロソフトに関しては、他のマグニフィセント・セブンと比較してもアナリストの評価がかなり高いことがポイント。個人的には、今年度(2025年6月まで)にAIデータセンターに800億ドル(約12兆円)がリスク視されると考えていましたが、生成AIブームとクラウド需要は堅調との見方が多かったです。
Azureの成長率鈍化への懸念がアナリストからは指摘されていますが、生成AI関連の需要拡大が見込めるため二桁の増収増益は継続するという楽観的な見通しでした。
あとは、マイクロソフトの財務基盤の強さも高く評価されています。要するに、企業で使われているマイクロソフト製品の代替はなく、仮に不況になったとしても使われ続けるという点ですね。
個人的には、AIへの莫大投資で自社株買いが期待できない、上値は引き続き重いと考えています。安い水準なので多少は拾うにせよ、昨年安値のレジサポレベル370ドルぐらいまでは下げやすそうなので、ここまで下がれば買い増していきたいと考えています。
アルファベット(GOOGL):軽く買いつつ裁判の結果に注目
・株価:$165.49(予想PER:約18.38倍)2月初旬の過去最高値(約$207)から3月上旬までに20%以上下落。予想PERは約18倍で、マグニフィセント・セブン中最も低く、過去平均(約24.5倍)より大きく割安。
■アナリストの評価
・コンセンサスは「買い」寄りで多くのアナリストが依然として強気を維持
・広告収益の伸び悩みやAI投資負担への短期的な懸念はあるものの、長期的な成長余地は大きいという評価が大半
・規制リスク(独占禁止法)に対する評価で判断が分かれ、12ヶ月後目標株価も150〜220ドルと控えめ
■懸念材料(規制リスク)
規制リスクをどう評価するかで判断が分かれています。米司法省から複数の反トラスト法(独占禁止法)で訴訟を提起されており、中でも強く懸念されているのが検索独占に関する訴訟です。
アルファベット(グーグル)が自社検索エンジンをデフォルトに設定するためアップルや端末メーカーに多額の支払いを行い、競争を阻害している点などが争点となっています。
アルファベット側がやや不利とみられる展開で、2025年3~4月に救済措置(リメディ)に関する法廷協議、2025年中頃にも第一次判決が出る見通しとなっています。ただ、仮に一審で敗訴となったとしても、法律的に控訴審では覆る可能性が高いとするアナリスト(モーニングスター)もいます。

検索ビジネスについては、依然として90%以上の検索シェアを誇っており、この膨大なデータは非常に大きな価値で現段階では盤石と言えるでしょう(マイクロソフトのBingがChatGPTを搭載して話題になってもシェアは1%程度しか伸びていない)。
もちろん、長期的にはAIの普及で検索広告モデルの形態そのものが変わる可能性もありますし、直近では裁判の行方が大きな障害となりそうです。仮に控訴審でも敗訴なら、検索シェアは半減するとされています。
アルファベットにとってGoogleの検索(広告収益)は売上のほぼ6割を占めるため、これが半減することがあれば株価は大きく下がりそうです。
なお、マイクロソフトと同様にアルファベットも2025年に650億ドル(約10兆円)のAI投資を発表しており、自社株買いはあまり期待できないと言えそうです。
S&P500採用企業の平均PERが22倍ということで、アルファベットは超割安だから買いという声も大きく割安ではありますが、リスクを避けるならまずは裁判の結果などを見極めた方が良さそうです。
もし敗訴になった場合、控訴審で覆ることを期待して買うのはアリでしょう。軽く買いつつ裁判の結果待ちといった印象です。私はゆっくり待ちつつも150〜160ドルぐらいでは一度買う予定です。
まとめ:AI・規制リスクに注意しつつも、長期視点で検討
大きな下落があった後でもマーケットは回復してきた歴史があります。投資タイミング的には良いチャンスがやってきたと言えるでしょう。マイクロソフト(MSFT)とアルファベット(GOOGL)は、アナリストの大半は長期的に強い成長継続を予測し、“買い推奨”のスタンスが多いですが、成長鈍化や特に規制リスクは抱えているので、その点は十分警戒しておきましょう。
やはり安定を求めるのであれば、不況耐性も強いマイクロソフトが鉄板のような気がします。アルファベットは規制リスク、裁判の結果で揺れる可能性があり、アナリストの意見も分かれていますので、そこが大きな買いのチャンスとなるでしょう。
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