9月22日のドル売り・円買い介入から僅か3週間で高値更新！1ドル＝147円に迫る値動きとなっています。ただ、米9月消費者物価指数（CPI）の発表を控えていることもあり、ジリジリとは上昇していますが、上抜け以降もやや動意に乏しい展開です。
そういう意味では、為替介入の効果は一定程度あったと言えるでしょう。ペースとしては明らかにスローダウンしました。もっとも、今後発表される経済指標次第では、またドル円は上昇方向へ加速する可能性も十分ですが。
→【為替介入とは？】未曾有のボーナス相場がやってくる！ドル円・為替相場の今後と戦略を解説【まとめ】
てなわけで、今日は為替介入のタイミング・レートと、トレード戦略について少し具体的に解説していきますので、よろしくお願いします。
早ければ148〜150円！週明けにも為替介入の可能性がありそう
介入以前と比べると、やはりおっかなびっくりといった値動きになっていますから、上値の重い現状が続けばなかなか為替介入とはならないかもしれません。もちろん、サプライズ的にいきなりやってくる可能性はありますが、特に米国との調整が必要なことを踏まえると、そう簡単ではないでしょう。今は147円が近づいてもけん制発言はあまり聞かれませんから。
なので、1998年高値の147.60円を突き抜けて150円の大台に向けて加速したタイミングか、あるいは150円を突き抜けて介入警戒感が薄れ一段と上昇が加速したタイミング辺りがポイントになりそうです。
そうすると、レート的には早ければ148〜150円前後か、遅ければ152〜154円レベルでの介入が想定されます。
また、いつ頃かという意味では、早ければ今日のCPI発表を受けて150円へ向けての値動きが強まれば、明日にでも財務省から円安けん制発言が出始めて、それでも止まらなければ週明けでしょうか。
あとは上値が重くて150円レベルに迫る値動きがなかなかないのであれば、11月1〜2日のFOMC（米連邦公開市場委員会）などがポイントになるでしょうか。雇用統計もありますからね。
いずれにせよ、もう少しドル円が上方向にキビキビ動いてこないと介入に踏み切ることはなさそうなので、介入警戒感が薄らいで催促相場が加速していくまでは少し遠いのかなという印象になりつつあります。まぁそう思わせておいて突然…ってことも当然考えられるので悩ましいんですけどね。
介入規模は2倍も？前回安値水準は当然ターゲットに
介入規模が過去3番目の2.8兆円と発表されましたが、これだけの規模で5円程度しか動かなかったのはやや驚きでしたね。一昔前なら最低7〜8円、場合によっては10円ぐらい動く規模だったはずで、市場が大きくなったということなのでしょう。
今回も2日程度でほぼ元の水準に戻りましたし、3週間で高値更新してしまったわけですから、同程度の介入規模であれば市場も単なる買い場でしかないという認識になり、慣れから介入への警戒は薄れる可能性が高そうです。
1回目よりも2回目以降の介入規模が大きくなる傾向にありますから、次は倍近い介入規模を想定、ドル円は最大で10円程度の下落になるのかなと。
148〜150円前後での介入となれば、138〜140円ぐらいまでの下落が想定されます。まぁ前回の介入で底となった140.30円を割り込んでくるぐらいじゃないとインパクトは薄いですし、結構そのレベルは狙われそうなので138.00〜141.00円レベルに注文を置いておきたいですね。
介入トレードはリアルタイムでやっていくのが原則ですが、仕事などで見る時間があまりないという方は138.00〜141.00円レベルにチマチマと分散して指値をして、自分の取り得る最大のポジションを10としたら、5ぐらい置いておくと良いのかなと。残り5はやはり手動で。138円割れもあり得ないわけではないので。
まずはこんな感じで見ています。150円を超えてきた場合は、また改めて考えたいですが、その場合は142円レベルにも注文を置いておくと良いでしょう。
日銀防衛ラインが1ドル145円。
日銀為替介入で140円
↓
一万ドル買う
↓
円安が進み144円
↓
一万ドル売ると4万円ゲット。
↓
為替介入で140円
↓
一万ドル買う
↓日米の金利差が埋まる、ウクライナ戦争が終わる、中国の台湾侵攻とか、余程のことがない限り、為替介入でお小遣いゲットが続くかも。 https://t.co/pC6BZl9IFN
— ひろゆき (@hirox246) September 22, 2022
ひろゆきの言う通り、基本お小遣い、ボーナスチャンスでしかないですからね。為替介入で相場の流れが変わることはありませんから。なので、介入があったらとりあえず買っていけば良いだけです。高値更新はともかく、数日で同じレベルにはほぼ戻るでしょうからね。
何度も繰り返していますが、FXは勝てるタイミングだけトレードすることが非常に重要なので、再現性の高いぜひこのボーナス相場をぜひ活かしていきましょう↓
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