どん太の浅い相場展望【9/28～10/2】～ドル高に警戒！～

米中対立の悪化、イギリスの再ロックダウン観測、※フィンセン文書問題、などなど先週も株価にとっていい材料は出ませんでした。

さらにECB総裁ラガルドのユーロ高けん制もありドル高へ！この流れは今週も続きそうなので、今週も勝負するならドル買いが良さそう！？

※世界中の主要国際銀行で不正送金が行われたいたことが明らかになった文書

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材料出尽くしがドル高の根本的な要因？

冒頭でユーロ高のけん制からドル高と書きましたが、そもそもなぜ今までドル安だったのか考える必要があるでしょう。

それは単純に、コロナ禍以降FRBがウルトラ金融緩和をしてきたからです。アメリカの通貨はもちろんドルですね。ドルが今以上にたくさん市場に出回るということはドルの価値が下がることを意味します。

価値の下がるものを持っていてもしょうがないので、株や金（ゴールド）に資金が集まります。その結果コロナ禍前よりそれらの価格は上昇しました。

しかし！コロナの脅威も徐々に明らかになり失業率や経済指標は改善！となればFRBとしても、これ以上緩和しなくてもいいよね？となるのは当然です。無限に緩和していけば過度なインフレになりかねないからです。

実際にFRBパウエル議長は「基本的に私たちが考えることができるすべてのものを実行した」と先日述べました。

要するに根本的な要因は、FRBの金融緩和の出尽くしだとどん太は考えています。緩和は継続するとはいえ、追加の政策出ないと市場参加者は逃げるからです。

米中対立、ましてやイギリス再ロックダウンなんて後付けのきっかけに過ぎないと思います。（フィンセン文書は別。もっと大ごとになる可能性はありそう）

まぁ中長期的なFRBの緩和スタンスは崩れてないわけだから、長い目でみればドル安だろう。ただし目先はドル高に警戒した方が良さそうではある。

ですよね。ユーロドルもレンジ下限を割り込んで1.16台前半で推移していますし。ただ、大口はユーロを買い増してるみたいなんです！

↑ユーロドルは一週間で200pipsを超える下落。ポンドドルは水曜を底に反発気味だがドル高により上値は重い。

↑大口は円とユーロを大きく買い越し。

ユーロ結構落ちたから大口は含み損かもｗまぁ大口が100％正しいというわけじゃないしな。

先週大口がガッツリ買ってた豪ドルも大きく下落しましたしね。

↑一週間であっという間に雲を突き抜ける豪ドル円と、突き抜ける寸前の豪ドル米ドルの日足チャート。

ドル高で新興国通貨が売られてるからな。明るい見通しが出るまではドルの一段高に警戒した方がいいだろう。今週は雇用統計もあるし！

今の相場環境だと理由をつけて株は売られそうです…。ただ、3月みたいな暴落はないと思うんですよね。そうなればトランプ落選濃厚じゃないですか。その前に対策を打ってくるんじゃないかと。

対策したところで市場がどう反応するかなんて分からん！あらゆる残酷な空想に耐えておけ！現実は突然無慈悲になるものだからな！

それなんてハンター試験ですか…。

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