どん太の浅い相場展望【10/5～10/9】～トランプの容態次第～

先週は全体的にドルが下落し相場も堅調でした。トランプ大統領のコロナ陽性反応で一時円高に振れましたが、そこそこ戻したところを見ると現在の相場の本質は別なところにあるような気がします。

しかし、大統領死亡という万一の事態も有りうるので今週も守備力高めでトレードしていきましょう！

ペロシ大統領代行爆誕！？現在の相場の本質

株価をはじめとしたリスク資産は調整を開始してから一か月が経ちましたが、依然明るい見通しは立っていません。

にも関わらず、先週は米国の追加経済対策がまとまりそうということで堅調でしたが、仮にまとまったとしても上値をガンガン追う展開にはならないでしょう。

もちろん原因は大統領選です。大統領選は米国経済だけでなく今後の世界経済を左右するほどの重要なものです。

テレビ討論会でバイデン優勢（というよりトランプのやり方が微妙だった）とみられ株価が下がったことにも表れています。

しかし実は、ぐだぐだな株価の裏側にはペロシ大統領爆誕（現下院議長）というシナリオが一部で危惧されていることもあったようです。

メディアではトランプ大統領が郵便投票に反対し、負けた場合は法廷闘争すると言われていますが、実はバイデンが負けた場合は民主党も法廷闘争する可能性が高いのだとか。

1月20日までに裁判で決着がつかなければ、憲法の規定で下院議長のペロシ氏が大統領代行に就任します。

大統領選の不正を巡って過去にブッシュ対ゴア事件では裁判になりましたし、ケネディとニクソンも裁判一歩手前までいきました。

バイデンが世論調査ではリードを保ってきましたが、ここにきてトランプが追い込んでいます。どちらが勝つにしても接戦の可能性が高く、そうなれば裁判へとなるわけです。

市場は不確実な状況を一番嫌います。株価が高すぎたという理由もあるでしょうが、このような背景から調整が長引いていると推測されます。

おまけにトランプのコロナ陽性でバイデン不戦勝やペンス大統領など別なシナリオも浮上してるからな。株はテーマ株以外は手出し無用な感じ。

↓コロナで大統領が死亡したらどうなるのか、ゆきママブログをチェック！↓
【米大統領選挙・解説】トランプ大統領がコロナウイルスで死んだらどうなるの？【前編】

為替もどう動くのか見当がつきませんが、世界中で金融緩和されているので一方の通貨が極端に売り買いされることはない感じですね。

↑主要クロス円日足。一週間を通して円売りで推移。ドル円は上が重いが下もかなり堅い。

↑ユーロドル・ポンドドル日足。一週間を通してドル安で推移。

ただ、新興国通貨が弱含んでる点は注意が必要だな。

↑ここでもトランプがごねるとされているが、すでに述べたようにバイデンもごねます。トランプは悪く言われる宿命。

↑9/29の大口のポジション。ポンドは買い越しから売り越しへ。豪ドルの買い越しもかなり減った。

トランプの容体悪化報道は円高に傾く可能性が高そうですね。そう考えるとドル円売りが良さそうではあるんですが、逆に症状が軽くなるとリスクオンの雰囲気も出るので難しいです。

コロナを克服した強い大統領っていうイメージがつくし、そうなれば選挙戦にはプラスだろう！

あらゆるシナリオを想定してトレードしたいですね！

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