米国株、下落に備えよ!FRBはタカ派姿勢?S&P500はどこまで下がる?今後の投資戦略を解説/8月3日

■参考記事→【投資初心者必見】米国株は『弱い月』に仕込め!S&P500のシーズナリティを活かした積立NISA攻略法
さらに悪いことに、Fedウォッチャーのニック・ティミラオス(FRBに変わって政策をリークする人)が、雇用統計後にウィリアムズ・NY連銀総裁のインタビュー記事を掲載していましたが、中身はかなりのタカ派でしたからね。
マーケットは『最低でも9月に50bps(0.50%)の利下げをしろ、バカがっ!』といった雰囲気になっているにも関わらず、こういった記事が出たことはやや驚くべきことでもありますし、懸念材料でもあります。
今日の記事では、先週末に発表された雇用統計の評価や、最新のFRBのメッセージ、さらに今後の株価展望について解説していきますので、ぜひ最後までお読みください。
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下方修正が続く米国雇用統計
もう米国の雇用は明らかに悪化しているわけです。以下の記事で、雇用統計の非農業部門雇用者数(NFP)の数字が、5月・6月分の数字が2ヶ月で▲25.8万人も下方修正された背景を解説しました。■参考note→【なぜ?】トランプ大統領『雇用統計は捏造だ!』大幅下方修正の"本当の理由"と統計のカラクリを徹底解説
・5月:+14.4万人 → +1.9万人(第2改定▲12.5万人・下方修正)
・6月:+14.7万人 → +1.4万人(第1改定▲13.3万人・下方修正)
速報値ではいずれも14万人以上でしたが、改定値では大幅に減少しています。これは雇用統計の結果を調査するアンケートを遅れて提出する企業は、景気の影響を受けやすい中小企業に集中していることが影響しています。
つまり、大企業はほぼ影響がなく一見すると雇用は堅調に見えますが、実はその裏で中小企業を中心に雇用市場が大きく悪化している可能性が高いでしょう。
そして、7月分は速報値は+7.4万人増という数字でしたが、来月の第1改定でマイナスに落ち込むことも十分考えられるということです。
5-6月分が10万人単位で修正入るんだから、7月の分も来月になって修正入ると考えるのが自然よね。5-6月と比べ7月にいきなり雇用が回復してる理由もあまり無いわけで。今年の雇用修正は平均月5万人以上。果たして7月の雇用は本当にプラスだったのかだろうか? https://t.co/5Tax604Aum pic.twitter.com/UMRver4q0P
— kokko (@kokko_coco) August 3, 2025
ほんこれ。こうなると、『先月末のFOMCで利下げ開始でも良かったのでは?』という話になってくるわけですが、そこで冒頭のニックの記事に戻るわけです…。
ウィリアムズ総裁のタカ派発言
NY連銀は特別なんですよね。民間銀行であると同時に、FOMCでは唯一の常任議席で常に投票権を持っています。他の11民間銀行は持ち回りです。また、公開市場操作を担うことからも実務の要でもあります。なので、基本的に副議長と同等かそれ以上、事実上、議長に次ぐ影響力を持つNo.2として認識されています。そのウィリアムズ連銀総裁が、Fedウォッチャーのニックに対し、現在の米国経済を『しっかりしている(ソリッド)』と評価していることをインタビューで明かしています。
■WSJ記事→Transcript: New York Fed President John Williams Discusses the Economic Outlook
もっとも、その勢いが少しずつ落ちていることは認めています。景気減速に伴い、失業率は年末には4.5%程度まで上昇するとしていますが、それでも依然として『歴史的に見れば低水準』との見方を崩していません。
そして、最大の注目ポイントである金融政策のスタンスについては、現在の政策金利(4.25-4.50%)は『現時点で適切』としており、9月の利下げを否定はしないものの、『完全にデータ次第』と強調して慎重姿勢です。
なぜ慎重姿勢かというと、ウィリアムズ総裁が警戒しているのが、物価の上昇、いわゆる『インフレ』ですね。トランプ政権が導入する新たな関税が輸入価格を押し上げ、インフレをさらに加速させる可能性があるとしています。
こうなってくると、やはり株価はしばらく厳しいんじゃないのかなぁと思うわけです。PERは割高水準、さらにシーズナリティ的にも厳しい、利下げも遠いですからね。
なので、いわゆる勝ち組ビッグテック、マイクロソフト(MSFT)やメタ(META)、アルファベット(GOOG)は好決算でしたから、全体的な株価の調整と共に売られるタイミングを狙って買っていきたいと考えています。
ただし、慌てて買いすぎることなくまったり見ておきましょう。急落があれば追加するイメージです。
S&P500はどこまで下がるのか?
エコノミストの見解を見ていると、9月の利下げ(米FOMCは9月16-17日)が早期に確定すれば▲5%程度の調整で、S&P500なら6,000ポイント前後の調整で済むとの見方が多いですね。一方、リスクシナリオとしては、8月21-23日に行われるジャクソンホール(世界の中銀総裁が集結し、金融政策について話すイベント)でも9月の利下げについて予告がなかった場合です。
こうなるとマーケットは利下げ催促で絶叫、▲10-15%以上の下落になるとの意見がほとんどです。現状だと5,500-5,800ポイント程度まで下がる可能性があるとみられています。

もっとも、オプションを見ると6,000ポイントレベルにかけて建玉が集中していることもあり、大暴落も期待しにくい状況と言えます。
また、6,200ポイント、6,000ポイントの節目レベルでは、当然押し目買いも入りますからね。
というわけで、ノーポジ勢のトレード戦略としては、現在の水準でまずは1割程度のポジションをさっさと買ってしまうこと。また、6,000ポイント前後まで落ちてくるのであれば、さらに2割ぐらい追加したい。
一方、すでにある程度、5割以上のポジションを持っているのであれば、6,000ポイントぐらいまでは我慢して良いでしょう。
8月、そして9月はシーズナリティ的に12ヶ月でもっとも弱い水準であり、大きなプラスになることは期待しにくいので、万が一のクラッシュを期待して資金を待機しておいて問題ないように思います。
しかも、8月27日にはエヌビディア(NVDA)の決算がありますからね。期待感が高まりすぎている分、もしここで少しでもミス、市場の期待のハードルを上回れなければ、株価全体の大きな調整下落のきっかけになる可能性は十分です。
【結論】2025年夏の米国株投資戦略
ここまで解説してきたように、8月から9月にかけての米国株市場は、季節的な要因とFRBの慎重な姿勢から、調整局面を迎える可能性が高まっています。エコノミストの中にはS&P500が最大15%、5,500-5,800ポイントまで下落するという見方もあり、短期的には厳しい展開が予想されます。しかし、これは悲観すべき『暴落』ではありません。むしろ、優良な資産を割安で仕込める『絶好の買い場』が訪れるチャンスです。
マイクロソフトやアルファベットのような好決算のビッグテック株も、市場全体が大きく調整すれば下落することになります。その瞬間こそが、将来の資産をお大きく育てるチャンスとなります。
そして、ここでもっとも重要なのは、S&P500が6,000ポイントを割り込むような急落は、いつ、どんなタイミングで訪れるか誰にも予測できません。
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