アドバンテスト(6857)株価急落の3つの理由とは?今後の見通しと決算など注目ポイントを徹底解説/7月28日

アドバンテスト(6857)株価急落の3つの理由とは?今後の見通しと決算など注目ポイントを徹底解説/7月28日
週明け(7月28日)は、日本の半導体製造装置大手アドバンテスト(6857)の株価が取引開始直後から急落し、一時前日比▲8%を超える下げ幅を記録し、日経平均を230円押し下げました。
気になっている読者の方も多いと思うので、値動きの背景や今後の株価の展望とチェックすべきポイントを分かりやすく簡単にまとめておきます。

急落は『3つの売り圧力』の同時発生

アドバンテストが急落した背景には、以下の3つの要因が同時に発生したことが挙げられるでしょう。

【要因1】直接の引き金:欧州系大手証券による「売り」格下げ

今回の急落における最も直接的な引き金は、欧州系の大手証券会社が7月25日付で発表したレポートです。UBS証券が投資判断を中立(Neutral)売り(Sell)へと引き下げています。

理由としては、AI関連需要の成長鈍化と、在庫調整が長期化するリスクを指摘しています。もっとも、目標株価は6,400円9,000円へと引き上げており、あくまで今の株価に対する目線の問題と言えるでしょう。

つまり、直近の株価12,000円近い水準であったことから、『株価はすでに割高である』というメッセージですね。こういったレポートが出ると、機械的なアルゴリズム取引による売りが出やすいことも影響しています。

【要因2】目前のイベント:決算発表前の警戒感

アドバンテストは、明日7月29日15:30に2025年4-6月期の決算発表を控えています。

市場では、今回の決算がコンセンサス(市場予想の平均)を下回るのではないか、というリスクへの警戒感もあり、そこに格下げレポートが出たことで、悪い決算を前にひとまず利益確定してくという『手仕舞い売り』が加速した形です。

【要因3】外部環境の悪化:米国半導体株安の波及

パワー半導体大手のテキサス・インスツルメンツ(TI)や、半導体大手のインテル(INTC)が大きく下落したことで、主要な半導体関連銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が伸び悩み、雰囲気が悪くなっているのも理由でしょう。

今はAI・半導体のみの一極集中相場ですので、この勝ち組以外の半導体銘柄は沈んで当然なのですが、やはりセクター(業界)としてのトレンドは意識されますので、押し下げ圧力になってしまいます。

今日は東京エレクトロン(8035)なども下げていますから、全体的な半導体銘柄の調整といったところでしょう。

この他には、中長期的なリスクとしては、UBS証券のレポートにもあったように米中対立による半導体装置の輸出規制の拡大や、そもそもとしてここ3ヶ月で+100%以上となった急激な上昇、PERも50倍といった割高感から、利益確定する動きが目立っています

チェックすべき今後の重要ポイント

今後、チェックすべきイベントと見るべきポイントについてまとめておきます。

7月29日15:30/四半期決算とガイダンス
・今後の受注見通しを示す『受注残』が市場予想を上回るか。
・会社側が通期業績見通し(ガイダンス)を修正するかが最大の焦点。

8-9月/米・EUの追加半導体規制
・規制の詳細が発表される可能性。
・アドバンテストの中国売上高比率は22%。

8月下旬/エヌビディアの決算
・エヌビディアの決算は、半導体テスター需要の先行指標となるため注目。

本日のアドバンテスト株の暴落は、『証券会社の格下げ』をきっかけに『決算への不安』『外部環境の悪化』という複数の悪材料が、過熱感のあった株価にタイミング悪く重なった複合的なものと言えるでしょう。

短期的には、明日の決算が全て。受注残や会社計画が市場予想を上回れば、株価は自律反発も期待できます。逆に、市場の懸念が的中する形となれば、テクニカル的な次の支持線である9,800円付近を割り込み、大きな調整になる可能性があるのでご注意ください。

中長期的には、AIサーバーや高性能コンピューティング(HPC)向けの先端半導体テスター需要は引き続き堅調だと考えられるため、大きく下がれば買いでしょう。7,000-8,000円水準は相当割安。

とにかく、急落に慌てて行動するのではなく、まずは明日の決算内容、特に経営陣が示す今後の受注見通しをしっかりと見極めた上で、冷静に投資判断を行なっていただければと思います。

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