cis氏の『売り』は罠か?エヌビディア利確は正解?凡人の『負けない戦略』を解説

cis氏の『売り』は罠か?エヌビディア利確は正解?凡人の『負けない戦略』を解説
『ついにあのcisさんまでもが売りを入れた!』となると、我々も売りたくなります。資産360億円を築いた伝説のトレーダーの動きだけに、多くの投資家が注目し、マネしようとするのは当然です。


しかし、ここで私たちが絶対に忘れてはならないことがあります。cisさんのような『超絶スーパートレーダー』は、売りだと判断しても、次の瞬間には真逆にドテン買いできる判断力と瞬発力を持っているということです。

私たち凡人の一般投資家が「cisさんが売ったから売ったろw」と安易に追いかけると、cisさんが一瞬でポジションを変えた時にハシゴを外されて、大ケガします。

下手をすると盛大に焼かれて再起不能・退場になりかねませんので、ご注意ください。

とりあえず、cisさんに惑わされることなく、自分自身の戦略を持つことが何よりも重要ですから、この記事をヒントにしていただければと思います。

今の相場が分かりにくいのはなぜ?

「短期も中期も長期も、正直よくわからない」というのが多くの市場参加者の本音ではないでしょうか。私もよく分かりません。デイトレレベルの短期は強いと思ってますが。

日経平均は下落、TOPIXは上昇の『二極化』

11日(金)の日経平均は反落しました。大きな要因は、ユニクロを展開するファーストリテイリング(9983)の株価が▲6%以上も急落したことです。

この一社だけで日経平均を約▲312円も押し下げるほどのインパクトがあります。これが今日の決定打になりました。

◆ファストリ失速の原因
決算内容は過去最高益だったものの、市場の期待には届かず、特に中国事業の減速(前期比で既存店売上▲5%・営業利益▲8%)が嫌気されました。

低価格帯の『GU』も、前期比で営業利益が▲10.7%と2桁のマイナスとなっており、TemuやSHEINといった海外勢との競争激化で苦戦しています。

GUの苦戦はいつものことではありますが、本体のユニクロも良くないだけに売りの材料とされました。
ご覧のように日経平均は反落し、先物ベースで見るとズルズルと垂れて39,000-39,300円のサポートを試す場面もありました。

短期トレードなら38,800円ぐらいに損切りを置いてロング(買い)もアリでしょうが、果たしてうまくいくかというと全く自信がないですね。今夜の米国株次第ということもあるでしょうが。

一方、セクターローテーション気味の値動きもあり、TOPIX(東証株価指数:東証全体の株)はプラスでした。

特に銀行・鉄鋼など景気循環株への物色が続き、東証33業種のうち25業種が上昇。とくに海運業が+1.9%で首位、逆に電気・ガスが最下位でした。電気・ガスは最近の原油高の影響が直撃、利益確定売りに傾いたと考えられます。

米長期金利の上昇と円安進行が、金融株と素材セクターに追い風となり、トランプ関税もそこまで逆風ではないという雰囲気。

■Bloomberg報道日本を投資先として有望視、トランプ政策が分散投資促す-ピムコ

一部では、米国からの資金逃避先として日本が選ばれているという声もあります。確かに、最近はドルに対してはそこまで円安は進んでいませんが、ユーロに対しては過去最高レベルに進んでいますからね。

つまり、ユーロ建てで見ると日本株は引き続き割安となっていますので、欧州勢を中心に日本株を物色する動きがあることから、しばらくは底堅いかもしれません。

悪材料だらけなのに、なぜ株価は下がらないのか?

そして、現在は「米国の追加関税が発動されるかもしれない」「景気が後退するのでは?」といった不安なニュースは後を絶ちません。

しかし、それでも株価が大きく崩れないのはなぜでしょうか。市場の裏側には、いくつかの強い心理が作用しています。

◆持たざるリスク(FOMO)
「もし自分だけが株を持っていなかったら、この上昇相場に乗り遅れてしまう」という強烈な焦りです。『関税が怖い』という理性よりも、『儲け損なうのが怖い』という本能が勝り、個人投資家を中心に浅い押し目で買われています。

◆金融市場は『楽観ムード』
本当に景気後退が迫っているなら、企業がお金を借りにくくなる(社債スプレッドが拡大する)はずです。しかし現実はその逆(社債スプ縮小)で、市場は『企業はまだまだ大丈夫』と判断しています。この楽観的な見方が、株価の下支え要因となっています。
さらに、Fear&Greed Index(恐怖と貪欲指数:市場の投資家心理を数値化した指標)などを見ても、極端な強欲を示しており、イケイケです。

つまり、『ニュースは悲観的、でも市場参加者の懐事情は楽観的』というねじれ現象が起きていると言えるでしょう。
S&P500もナスダック100も浅い押し目でしょ買われて落ちてこないですからね。流石に逆らってショートすることはできませんが、株をある程度持っているならギリ我慢できる水準。

流石に今月末からの決算シーズンを終えて、上値を追う動きとなった場合は再考せざるを得ませんが。

短期トレードは浅い押し目を狙って買うか、ノーポジの人はS&P500が現在の水準から5,950-6,000ポイントまでの間に、3割ぐらいのポジションを構築して様子見でしょう。

【結論】凡人の『負けない戦略』を取る

このような複雑な相場で私たちが目指すべきは、短期的な値動きに一喜一憂することではありません。

✅基本戦略:株50%、現金50%のバランスを意識してポジションを調整していく

繰り返しになりますが、勝ち組のAI・半導体には全く疑いを持っていません。

バブルといった指摘は何度もありますが、今AI・半導体に全力投資しているのは資金の潤沢なメガテックが中心であり、このメガテックがAI開発を諦めない、止めない限りは資金の流入が続きます。

最近では、中東マネーを利用するために協業してGPUを買っているわけですから、ケタ違いの本気度と言えるでしょう。

■関連note記事【NVIDIAだけじゃない】中東マネーが動かすAI半導体市場!サウジはなぜAI立国を目指すのか?

とはいえ、やはり保有株に大きな利益が出ているなら、欲張らずに一部を利益確定し、現金比率を高めておくことが『凡人の賢いの選択』です。

すぐさま暴落するとは言いませんが、やはり全体的に割高気味になっているのは明らかで、短期的な上値余地は小さいように思います。

逆にかなりの高値圏で下げ余地は大きい状況ですから、いつでも動かせる現金を確保しておくことが、次の大きなチャンスを掴むためのポイントと言えるでしょう。

もちろん、ノーポジションにするなど極端なことをする必要もありません。FOMO(持たざる恐怖)にならない程度のポジションは常に持っておきましょう。

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『暴落』と聞くと、多くの人は恐怖を感じるかもしれません。しかし、歴史を振り返れば、大きな下落相場は、優良な資産を驚くほど安く手に入れることができる絶好のチャンスでしかありません。

ウォーレン・バフェットのような偉大な投資家たちが巨万の富を築いたのも、市場が悲観に包まれている時にこそ、勇気を持って投資したからです。

■参考記事株価が暴落した時にやるべきこと・やってはいけないこと/今すぐ分かる大富豪に学ぶ中長期投資戦略!

しかし、その千載一遇のチャンスは、準備ができた人にしか訪れません。

いざ「今が買いだ!」という絶好のタイミングが来ても、証券口座がなければ、あなたは何の行動も起こせず、指をくわえて株価が再び上昇していくのを見ているだけになってしまいます。

口座開設には数日のタイムラグがあり、その間にバーゲンセールはあっという間に終わってしまうのです。

だからこそ、今、この瞬間から、来るべきチャンスに備えて証券口座を開設しておくことが何よりも重要です。

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アドバンテスト、エヌビディアなども一部利食い

アドバンテスト(6857)は以下のYouTube動画で買い推奨してから+60%の大幅上昇となりました。どこまでも伸びていきそうな気はしますが、1/3ぐらいは利益確定しておいて良いと思います。



また、エヌビディア(NVDA)の勢いは落ちておらず、昨年、アップル(AAPL)やマイクロソフト(MSFT)初の4兆ドル企業となったことは、高く評価できます。しかし、それでも少しは利食いしておくと次の備えになります。私も7月3日に続きさらに利食いしました。


今年は90ドルというバグ値で買える場面がありました。そこでしっかり買えた人が勝利したわけで。

株式市場というのは、常に非合理的で気まぐれな価格をつけていますから、そういったバグみたいに安い価格で買うことが、個別銘柄で大きく儲けるコツです。

為替(ドル円/クロス円)について

定期的にやってくる円紙屑(円売り)トレードを狙っていくぐらいですね。流石に147円台では入りにくいので、再び146円台前半で入る程度です。
ドルインデックス(DXY)を見ると3年ぶりの低水準(3年前は同水準で1ドル=115円だった)にも関わらず、147円台ですからね。ユーロ円は過去最高値の175円に迫る172円となっており、やはり円高になったら外貨を買うトレードを意識したいところです。

基本的には、7月20日の参院選までは、与党過半数割れの可能性を意識して日銀の利上げ観測後退が見込まれ、底堅い円売りは続くでしょう。

なので、ジワジワ下げた場面では損切り浅めでエントリー。あるいは、急激な円高(暴落)が起きた時だけ、スワップポジションと両睨みで入るのが良いでしょう。先週、142円台で入って4円幅取れています👇


2万通貨程度(証拠金13-15万円)でも、ドル円なら1日320円、ユーロ円でも1日240円程度のスワップがもらえます。どうせ円売りが支える現状があるので、もしショック相場で円高が加速する場面があれば、スワップポジションにすることも意識して拾っておくと良いです。

この辺は明日にでも具体的な戦略とともに詳しく記事にしていくので、ぜひお読みいただければと思います。

■スワップ解説記事【2025年最新】FXスワップポイント投資の始め方|初心者向けにやり方からおすすめ口座まで徹底解説

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FXも有効な円安対策ですが、FXが怖いと考えている人は、現物のドルを買うのも有効な円安対策です。今はコストゼロで両替できるサービスがGMOクリック証券でありますから、活用していただければ!

通常の銀行では手数料(1ドルあたり0.5円)の他に、スプレッドと呼ばれる“買い値”と“売り値”の差があります。たとえば、みずほ銀行ではドル円で2円の価格差があります。

たった2円と思われるかもしれませんが、もし100万円を両替すれば、20,000円の差損になります。さらに片道0.5円の手数料がかかりますので、10万円なら3,000円、100万円なら30,000円の両替コストがかかります。

これらのコストがゼロなのが、GMOクリック証券の『外貨サービス』となりますので、ぜひ以下の記事をお読みいただければと思います👇

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まとめ:資金を確保して備える

cisさんのトレードをマネしない!私たち戦うステージが違います。
・『持たざるリスク』に煽られない!冷静に自分のポートフォリオを調整しましょう。
最大の防御は『現金』。利益が出ている株は一部利確し、株と現金のバランスを取りましょう。
・冷静な判断力とリスク管理こそが、荒れ狂う相場を生き抜くための最強の武器となります。

何度も繰り返している通り、安く買って高く売るのが株で儲けるコツですからね。高い時はあまり無理せず、暴落があれば積極的に拾っていく、その姿勢こそが中長期の資産形成では重要となりますので、惑わされずに取り組んでいきましょう。
ゆきママ
元主婦系投資インフルエンサー。過去にはFX攻略.com(雑誌)やMONEY VOICE(Web)で連載。

現在はFX・証券会社とタイアップして初心者・中級者向け相場解説中、みなさんの質問にバシバシ答えます!フォロワーさん優先。お仕事依頼もこちらまで→https://x.com/yukimamax/

FXではリアルトレードコンテストで2764人中20位(著名投資家の中でぶっちぎり優勝)するなど、実績多数→https://00m.in/LtHlA

コメントするc⌒っ *・∀・)φ...オキガルニドウゾ!

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