中東情勢の長期化に備える投資戦略|原油高・スタグフレーションリスクにどう対応すべきか?/6月17日

このような地政学リスクの高まりは、私たちの資産にどのような影響を与えるのでしょうか?マーケットは現状、底堅く推移していますが、このまま楽観視して良いものか、不安に感じている方も多いように思います。
この記事では、現在の中東情勢から今後の展開がどうなるか、それを踏まえ、短期・中長期それぞれの投資戦略を具体的に解説していきます。
短期で終わらない可能性を意識
イランの体制が崩壊して、一気に解決に向かうならフルインベストメントで良いと思いますが、イスラエルは地上部隊を送れませんから、そうそう短期で終わることはないでしょう。もちろん、米国が参戦すれば話は変わってきますが。したがって、基本的に中東情勢は泥沼になる可能性が高く、下手をすると半年、1年といったスパンでダラダラ殴り合いが続く可能性もあるわけで。
イランはボコボコにされて態度を緩和させていますが、まだまだ超音速ミサイルは温存されているとの指摘もあります。一時的な停戦はあるにせよ、これだけやられて今後反撃しないということは考えられないわけで、互いに報復合戦が続くでしょう。
というわけで、私が言っているのは投資の時間軸の問題ですね。短期のデイトレであれば、悪いニュースが出たら買って、良いニュース(たとえば停戦のような)が出たら利食いの繰り返しで良いでしょう。
そうではなく、中長期の資産形成を考えるのであれば、今の高値であえて突っ込んでいくというよりは、キャッシュポジションを少し厚くしながら安く買えるタイミングを待てば良いということですね。
もちろん、NISAなどでの積立はずっと継続する前提ですけどね。積み立て投資はタイミングやレートを考えない投資ですからね。
中長期はキャッシュとゴールドで守りを固める
この地政学リスクが解消されるまでには、半年、1年以上はかかると考えて、キャッシュを厚めにしつつゴールドなども適度に組み入れていくと良いでしょう。
バカみたいに上がった日に少しずつポジションを減らして、数ヶ月先を見据えながら大きな調整下落があったタイミングで買っていけば良いと思います。

やはり最悪のシナリオは、物価上昇(インフレ)と景気後退が同時に進む『スタグフレーション』です。
通常、景気が悪化すればモノやサービスの需要が減ってインフレは抑制されます。しかし、戦争による原油高は供給側の問題で物価を押し上げるため、景気が弱い中でもインフレが加速するリスクがあります。
これは企業業績と個人消費を直撃するため、株価には強い逆風となります。しかも、インフレが高ければ利下げもできず、経済の下支えもできません。
また、米国の原油備蓄は過去40年で最小という、在庫の薄いところへ戦争リスクも重なっており、原油価格が跳ね上がる確率が高まっています。
原油価格が1バレル=70ドル以下で推移していれば、ある程度は楽観していられますが、80ドルに近づいていく場合は、やはりポジションを減らすことを意識した方が良いでしょう。
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為替はドル円・クロス円の押し目買いが有効
短期的なトレードとしては、株なら悪いニュースが出て下がったら買う、良いニュースが出て上がったら一旦利食いです。原油などは、この逆ですね。解決しそう、状況が緩和しそうというニュースでガクッと下がったら、ヘッジで少し買ってみて事件が起こるのを祈る、という感じでしょうか。
そして、王道の短期トレードであるFX、為替はドル円がガクッと下がった時に拾えば良いでしょう。世界的なドル離れといった報道もありますが、ドル安を想定するのは難しいように思います。
◼️Bloomberg報道→もはやドル望まない、他通貨での貿易決済希望が増加-米銀幹部が証言
一般的に原油高は資源を持たない国の通貨(円など)にはマイナスですが、ドルにとっては必ずしもマイナスではありません。 なぜなら、米国は世界最大の産油国であり、原油高は米国のエネルギー企業の収益を押し上げ、ドルを支える要因となります。
しかも、今日の日銀金融政策決定会合では、金利変動に配慮して国債買い入れ減額ペースを緩めましたからね。つまり、日銀は国債を買い支え、金利を上昇させない緩和的な政策をするということです。
昨日も解説した通り、原油高からのインフレで世界の金利が高止まりする中で、日銀の低金利、そして緩和的な政策が目立つことになりますから、円は底堅くなったと考えています。

145-146円レベルは重たいですが、ここを抜ければ148-150円が見えてきます。今年はドル売り・円買いに傾いてきただけに、踏み上げも想定されます。
引き続き140.00-142.00円レベルの強いサポートを意識して、143円台ぐらいから中長期のスワップポジションを少しずつ形成していくのも良いでしょう。
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まとめ:時間軸を意識して投資を!
・株:中長期ならディフェンシブにするフェーズ・エネルギー:原油は地政学プレミアムで上振れ余地がある
・為替:原油高=ドル高要因になりやすいので、ドル安一辺倒で考えるのは危険
・中東:戦況は一進一退、念の為ホルムズ海峡のリスクを意識
中東情勢の悪化が長期化することを意識し、原油価格が世界経済の大きな影響を与えることを想定しておきたいですね。
短期トレードであれば、今はニュース報道の緊張と緩和で一喜一憂モードですから、株や原油、ドル円がガクッと下がった時に押し目で買うだけですけどね。
とりあえず、原油は1バレル=70ドル割ったら買ってお祈りするだけのトレードになってる。伸び悩むなら多少利食いして、また割れるのを待つ!
— ゆきママ (@yukimamax) June 17, 2025
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こんな感じで、原油が下がった時は飛び乗るようにしています。ワンチャン10-20%一瞬で上方向に動くので、大きく下がった時は拾うようにしています。数千円の証拠金で一撃10万円ですからね!
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