【今週の為替展望】ドル安加速も決定打待ち?米雇用統計・ECB理事会と主要通貨ペア戦略/6月2日の週

週明けはドル安傾斜が加速。ただ、先ほどの記事でも解説したように、どちらかというとヘッジのオプション取引が先行しているわけで、本格的なドル売りはこれから。
一方、仮にドル買い材料が出るようだと、オプションでドル売りに傾きすぎているため、瞬間的にドルの買い戻しが出やすいため、トレードする際は急激な切り返しに注意したいところでしょう。
今週は米国の雇用統計やECB(欧州中央銀行)理事会・結果発表など、重要イベントが目白押しとなっています。ポイントなのは、やはり『ドル安の決定打』が出るかどうかでしょう。
相場が迷子気味なのは、マーケットでも今後はドル安トレンドというコンセンサスはあるものの、決定打がないからですね。週末の米雇用統計がしっかり弱い数字ならドル安トレンドに傾くかもしれません。
というわけで、今週の為替相場の見どころやポイント、ドル円・ユーロドル・ポンド円・豪ドル円の相場展望、トレード戦略について解説していきますので、ぜひ最後までお読みいただければと思います。
ドル円:基本はドル安・戻り売り
基本的にはドル安を意識してトレードしていきたいところ。とはいえ、冒頭にも書いたようにドル安の決定打が出ない限り急激な反発が怖いため、突っ込み売りは避けたいところでしょう。ちなみにIMMポジション(シカゴ通貨先物市場の投機筋のポジション)を見ると、過去最高レベルまで積み上がった円買いポジションが4週連続で微減となっており、ドル安の一方で円買い余地はそこまでないことが分かります。


◆テクニカル:
142.00-142.50円レベルが強いサポート(下値支持)となりそう。ここを割り込んでいくためには、それなりの材料が必要でしょう。割り込むと140.00円の大台節目が見えることになります。
上値に関しては、145.00円前後が強いレジスタンス(上値抵抗)となりそうで、やはりショート(売り)するのであれば144円台に頭を乗せてきたらぐらいでしょうか。
◆トレード戦略:
142円台ではロング、144円台ではショートというレンジを意識したトレード戦略が良さそうではありますが、やはりマーケットも少し長い目で見ればドル安と見ていることもあり、先週に続き基本的には戻り売りがワークしそうではあります。
なので、強めの経済指標が出るなどドル買い材料が出た際に、反発を見極めてからショートしていくのが良いのかなと。144円台に頭を出してくれば売ってみたいところです。
ロングは逆張り気味となるため、141.80円を割れたら損切りするなど、リスク管理を徹底する必要があるでしょう。
ユーロドル:ECBで下げたら押し目買い
週明けのユーロドルは、ドル安の影響で一段高となりました。ただ、1.14ドル台ではやはり重く、一旦は押し戻される展開となっています。
1.140ドルの節目、レジスタンスを上回ったことでもう一段の上昇が期待されますが、それでも1.145ドルや1.150ドルといった節目レベルでの重さが意識されそうなので、ここから上昇していくには材料が必要でしょう。
サポートとしては、1.140ドルレベルから、1.130ドルの節目、21日移動平均線のある1.12810ドルが挙げられます。
◆ファンダメンタル:
今週は5日のECB理事会が焦点となります。利下げが行われるのは確定的ですが、問題はここで利下げ打ち止めになるかどうかでしょう。
すでに今回の利下げについても全会一致とならずの場合、利下げ打ち止め感が出るのでユーロは強くサポートされる可能性があります。
◆トレード戦略:
流石に1.140ドル台で慌てて買う必要はないでしょうが、1.13ドル台半ばぐらいからは買ってみたいところでしょう。損切りは浅めなら21日移動平均線のある1.128ドル割れ。粘る場合は追加しつつ、1.120ドルの節目割れでしょう。
ECBの結果や週末の米雇用統計の数字次第では、1.150ドルの大台節目や目先高値の1.157ドルレベルを抜け、2021年以来の高値圏に突入していく可能性も十分です。
なので、押し目があれば軽く拾いつつ様子を見ていく姿勢でトレードしていきましょう。ただ、上抜けのハードルはそれなりに高いため、高値圏で突っ込むのは避けたいところです。
通貨強弱でカンタン相場分析
通貨強弱を見ると相場状況が理解しやすく、手軽に相場分析ができるのでおすすめツールです。
→円が最強、資源国通貨では特にカナダドルが弱い。株式や債券市場でも防御的なフローが出そう。
・資源国通貨で明暗が分かれる
→豪ドルやNZドルは強いのにカナダドルだけ売られており、原油vsメタルが表面化。トランプの鉄鋼関税引き上げの影響か。
トレード的には順張りならカナダドル円のショート、米ドルの反発期待なら、米ドル円のロングもありでしょうか。
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ポンド円:レンジ想定もショックに警戒
ドル安主導でポンド自体は押し上げられるため、ドル円が下落してもポンド円の下値は限定的となっています。ただし、流石にトランプショックのような株価の暴落でリスクオフになるようだと、円買いの動きも出そうなため警戒が必要です。特にポンドは殺人通貨と呼ばれるほどボラの高い通貨でも知られています。

やはり196.00円、196.50円が目先のレジスタンスとなりそうです。サポートに関しては、まずは200日移動平均線のある192.717円がどれだけ機能するかでしょう。
ここをあっさり割り込むようだと、192.00円やその下の大台節目となる190.00円ラインが見えやすくなることになります。
◆トレード戦略:
ダブルトップ気味(下落を示唆するチャートパターン)なので、やはり一旦は下げを待ってからというのがトレードの本線にはなりそうです。
一方、ドル安でも下げ渋りですし、ドル高なら円安で支えられやすいので、やはり狙うならロングでしょう。
192.00円を割り込むと下げの加速が見られそうなので、まずは193.00円前後から軽めに買ってみて、200日線のサポートが機能するかを確認したいところ。
あっさり割り込むなら損切り検討。粘るのであれば、192円台前半でナンピンして、192.00円割れなら一旦撤退でしょう。
豪ドル円:ノイズのある動きで難しい
原油と中国という2大ノイズが常にあるため、豪ドルそのものが悩ましい値動きとなっています。材料が出たときに乗っかるならともかくとして、ニュースのヘッドライン次第でどうとでもなるため決めうちは難しいでしょう。
狭いレンジでの激しい値動きが続いていることもあり、これといったテクニカルポイントがないのが現状です。強いてあげれば、89日移動平均線のある93.415円レベルは上値メドとなりそうです。
◆ファンダメンタル:
中国の経済指標はもちろん、米中の貿易摩擦、そして原油などの資源価格が豪ドルに直接的に影響していきますので、注目しておきましょう。
中国のCaixin製造業PMI(3日)、サービス業PMI(5日)が予定されています。また、3日にはRBA(豪準備銀行)の議事録公表が予定されています。
◆トレード戦略:
トレード的には特にないですね。92-93円レベルでは買い支えたい雰囲気が見られるものの、割り込むと下方向でしょうし。上方向は明確なポジティブ材料がないと厳しいでしょう。
したがって、基本は戻り売りを意識しながら、決定打なく上昇すれば一旦売ってみるイメージでしょう。上昇しても、米中通商交渉で決定的な合意がなされなければ不透明な状況が続くため、上値は重いと考えられます。
【まとめ】今週の重要イベントをチャンスに
最後までお読みいただき、ありがとうございました。解説したように、今週は米国の雇用統計やECB理事会など、相場が大きく動く可能性を秘めたイベントが目白押しです。・週明けはドル安が加速しているが、本格的なドル売りはこれから。
・ヘッジのオプション取引が先行している模様。
・ドル買い材料が出た場合、瞬間的なドルの買い戻しに注意が必要。
・今週は米国の雇用統計、ECB(欧州中央銀行)理事会・結果発表など重要イベントが多数。
・市場のコンセンサスはドル安トレンドだが、「ドル安の決定打」がないため相場は迷子気味。
・週末の米雇用統計が弱い数字ならドル安トレンドに傾く可能性。
これらの変動は、大きなチャンス、トレード機会となります。なので、しっかり準備しておきましょう!
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