革ジャンCEOの発言でエヌビディア株8.15%急騰！オイルマネーもGPU争奪戦参戦？/9月12日

革ジャンことエヌビディアCEOのジェンスン・ファンの発言で、株価が急騰！+8.81ドル（8.15%）上昇という半端ない上げとなりました。

生成AIは赤字、バブルなどと散々文句を言っていましたが、みんな本当は「一生一緒にエヌビディア！」って叫びたかったということですねw

これを受けて、半導体面柄を中心に大型テック・グロース株が一気に買い戻されました。まぁこの前日から、下げ過ぎた反動の買い戻しというのはちょびっと出てましたけどね。

というわけで、エヌビディアや半導体銘柄の今後について質問が多く寄せられたので、簡単にまとめておきたいと思います。

引き続き強い決算は期待できるが、AIバブル再起動には足りなそう

昨夜、GS（ゴールドマン・サックス・グループ）が開催した投資カンファレンス会議で、革ジャンが強気発言、というかAI向け次世代チップ“ブラックウェル”への需要が生産をはるかに上回るため、顧客の不満が高まっているとの発言が材料視されました。

→エヌビディアＣＥＯ、顧客との関係「緊迫」－ＡＩ半導体争奪戦で（外部サイト：Bloomeberg）

需要は引き続き好調…というより、奪い合い…ってコト!? さらに米政府がサウジアラビアにもエヌビディアの先端半導体を輸出許可検討と報じられたことで、オイルマネーも争奪戦に参加と。

エヌビディアは控えめなガイダンス（見通し）を出してたけど、次の決算も、次の次も絶対良いじゃん！ってなってメチャメチャ買われたわけですね。

時価総額世界3位の銘柄が8.15%も上げるとか狂ってんなぁ！

じゃあ今後はどうなるか、という話ですが、株式市場全体の好調さが続けば、決算前の水準である125-130ドルぐらいまでは戻しやすいと思います。

一方で、高値を更新していけるかと言えば、疑問でしょうか。やはり、8月28日に発表された慎重な見通しの揺り戻しでしかないですからね。

今後、ブラックウェルの生産が加速していけば別ですが、TSMC（台湾セミコンダクター）も先端半導体工場に関しては、すでにフルスロットルで回しているわけで。そもそも工場自体、生産ライン自体が奪い合いというか。

#utamaru 輪転機に砂in秋田書店 pic.twitter.com/DbbvCGvF79

— KOW(つ∀`) (@kow_yoshi) August 30, 2021

エヌビディア担当「ここの新型iPhone（のチップ）止めて、ブラックウェル刷ってください!!」

みたいなことにならないと、そんなにそんなに決算も上振れてはいかないわけで。

したがって、あくまでも慎重な見通しがポジティブになりつつあるだけで、再度AIバブル相場が再開するには足りないような気がします。

なので、エヌビディアの投資は継続ですが、持ってなければあくまでも軽めに買いつつ再び100-110ドルまで垂れてくるのを待つ。100ドルの節目割れなら、75-80ドルまで垂れてきた時に全力で買うだけですね。

140ドルの高値を更新は遠い…これは28日に書いた決算後の見通し、投資戦略は全く変わりません。そのまま継続です。

→【AI相場継続】エヌビディアは好決算でどうして下げたのか？買うタイミングも徹底解説/8月29日

とにかく、長期投資の場合は上がったら含み益が増えて嬉しいし、下げたら下げたで欲しかった株をたくさん買えるから嬉しい、こういう状態を常にキープしておくことが鉄則ですからね。

ハリス銘柄も買われる！どこかで巻き戻しが入るので指数ショート継続

特に昨日（11日）の値動きとしては、半導体ど真ん中のエヌビディアやアーム（ARM）＋10.30%、ブロードコム（AVGO）＋6.79%の暴騰はともかくとして、カマラ・ハリス銘柄でもあるクリーンエネルギー、クリーンテック銘柄もしこたま買われてましたからね。

ハリスが勝つ可能性が高まったとは言え、議会はほぼ確実に共和党が支配するわけで、何をどう考えたらハリス銘柄なんて買わなきゃないのかと。

もはや猿が適当に買いボタンを連打してるような状況なので、近い将来、痛いしっぺ返しが来ると思います。

こんなんさァッッ絶対アレじゃん！日経平均見ても、完全にメンヘラ相場。一晩のうちに1,000円下げて、1,000円上げるみたいな相場で、底入れとか言ってる投資アナリストとか、マジであたおかちゃうんかと。

というわけで、引き続き日経平均はヘッジショートを続けてOKでしょう。明日はメジャーSQ（年4回・株価指数先物とオプションの清算が同時に行われるタイミング）ですしね。

日本株投資戦略　9/10

①9/13メジャーSQから過去6年間全て下落し平均下落率−8％
↓
②10月〜安値形成後、過去6年間は全て上昇し平均上昇率＋27%

★上記アノマリー＋日米選挙アノマリーから9月末〜10月初旬まではショート中心
↓
★10月〜金利・原油・為替動向を注視し市場の変化に対応しロング中心 pic.twitter.com/S2HkWFcFBN

— 株ナッツ (@kabunattu) September 10, 2024

ご覧のように9月のメジャーSQは過去6回とも全て下げています。

また、9月は米国株にとっても1年で最悪の月ですし、今年は米大統領選挙、さらにFOMC（米連邦公開市場委員会）での利下げという、株式市場にとってストレスフルな状況ですからね。

予想通り日経平均もワンチャン37,000円台はあっても、流石に38,000円台を抜けて高値を取り返していく展開は厳しいでしょう。

まずは軽く売りつつ、37,000円前後で追加。さらに37,000円台で伸び切ったところで大きく勝負できるようにしておきましょう。

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