【今夜3日発表】米雇用統計、ADPショック後のドル円・米国株はどう動く?3つのシナリオで投資戦略を徹底解説

ちなみに、昨夜発表された6月ADP全米雇用報告は、予想を大幅に下回る結果となりました。
この記事では、今回のADP雇用報告の重要ポイントを30秒で理解し、今夜の雇用統計発表後にドル円や米国株がどう動くのかを3つのシナリオに分けて徹底解説します。あなたの資産を守り、チャンスを掴むための戦略を一緒に考えていきましょう。
何が起きた?ADPの結果振り返り
まずは、市場をざわつかせる結果となったADP雇用報告のポイントを簡潔に見てみましょう。・民間雇用者数:▲3.3万人(市場予想は+9.5万人)
なんと、市場の『増える』という予想を裏切り、2023年3月以来のマイナスに転落。予想との差は12.8万人という衝撃的な下振れです。
ADPチーフエコノミストは「採用手控えが雇用減につながった」と分析。他のエコノミストは労働市場を「anemic(貧血気味)」と表現するなど、弱い経済状態への懸念を示しました。
この結果を受け、市場は『景気減速が継続している』と判断。FRB(米連邦準備制度)が9月に利下げに踏み切る確率が急上昇し、50bp(0.50%)という大幅な利下げの可能性まで織り込み始めています。
9月に2回分の50bpの利下げ織り込みは22.8%まで上昇⬆️要するに、「思ったよりアメリカ経済がヤバいかも?FRBは急いで利下げするしかないのでは?」という雰囲気がより高まっています。
本番の雇用統計はどうなる?市場の予想
本番である政府発表の雇用統計(NFP)がどうなるかが、今後の相場の方向性を決定づけます。現在の市場コンセンサスを見てみましょう。◆非農業部門雇用者数(NFP)
+11.4万人(前回+13.9万人)
→雇用者数の伸びがさらに鈍化する見込み
◆失業率
4.3%(4.2%)
→2021年10月以来の高水準に悪化する予想
◆平均時給(前月比)
+0.3%(+0.4%)
→賃金の伸びが落ち着き、インフレ懸念が後退か
大方の予想は『労働市場は少しずつ冷え込んでいる』という方向性です。しかし、ADPショックの後では、この予想すら楽観的に見えるかもしれません。
問題は、結果がこの予想からどれだけズレるかです。ここからは、NFPの結果に応じた3つのシナリオと、それに対する投資戦略を解説します。
【投資戦略】ドル円・米国株はどう動く?
シナリオ①:予想より強い『ポジティブ・サプライズ』
非農業部門が+15万人超、賃金も+0.4%以上など、予想をしっかり上回ってきた場合については、「やっぱりアメリカ経済は強かった!」という安心感が市場に広がりやすいでしょう。ADPショックはノイズだったと判断され、過度な利下げ期待が後退することに。
・ドル円の動き:米金利が上昇し、ドル買いが優勢に。145.00円の節目が突破できれば、146円が見えやすくなるでしょう。
・米国株の動き:金利上昇がハイテク株などの重しとなり、一旦は利益確定に傾くでしょう。ADPショック以降『利下げ期待』で上がっていた分が剥落することになります。逆にダウ採用銘柄などは、再度買い戻しが入るかもしれません。
トレード戦略としては、ドル円は短期的な押し目買い、あるいは144円台でしっかりするなら、144.30円レベルを突破したタイミングで追っかけ(ブレイクアウト)買いが有効です。ただし、高値追いは慎重に。145.00円といった節目手前で伸び悩むなら、一旦利食いでしょう。
米国株は利益確定売りに注意ですね。3連休前ですし、過熱感のあるIT・半導体セクターは利食いが入りやすく、資金が抜けやすい点には注意でしょう。
シナリオ②:ほぼ予想通り『コンセンサス通り』
非農業部門雇用者数が+10万人〜+13万人、賃金+0.3%など、予想の範囲内に収まる場合は、基本的に無風通過でしょうか。9月利下げ期待を否定する数字ではないですからね。したがって、「想定の範囲内」という反応になり、市場はそこまで反応しないでしょう。方向感が出にくく、次の重要指標(CPIなど)を待つムードになります。
・ドル円の動き:大きな方向性は出ず、143円台半ば〜144円台半ばでのレンジ相場になりやすいでしょう。
・米国株の動き:景気後退への強い懸念は和らぐ一方、高値圏で買う材料にはならず、方向感に欠ける展開に。セクターごとの物色が中心となります。
トレード戦略としては、ドル円なら142.80-144.30円のレンジを意識して、レンジ上限で売り、下限で買う『逆張り』が基本になりそう。ただし、値幅は限定的なので、利食いは早めに。レンジブレイクなら損切り。
米国株は、短期は引き続き勝ち組AI・半導体銘柄の物色が続きそう。利下げ意識でディフェンシブ銘柄など、景気に左右されにくいセクターが選好される場面もあるので、しばらくコロコロとローテーション気味の値動きを想定。
シナリオ③:予想より弱い『ネガティブ・サプライズ』
非農業部門雇用者数が+8万人未満、賃金も+0.2%以下など、予想をしっかり下回った場合には、ADPの結果が正しかったと証明され、『景気後退(リセッション)懸念』が一気に高まります。市場はFRBによる早期かつ大幅な利下げを一段と織り込むことでしょう。もっとも、織り込みにも限界があるため、この場合は難しい反応になるかもしれません。
前倒しで7月利下げを織り込ませるような動き、Fedウォッチャー(FRBのメッセンジャー)の記者が利下げを意識させるような記事を書き、市場を落ち着かせてくれれば良いのですが、それがないと「景気後退なのに利下げが間に合わない!」とプチ・パニックになる可能性があります。
・ドル円の動き:米金利が急低下し、強めのドル売りが発生。143円を割り込み、142円台を割れていく流れなら140円を目指す急落も視野に入ります。
・米国株の動き:利下げを期待して買いが先行する場面もありそうですが、企業業績の悪化、利下げが間に合わない恐怖から売りが優勢になっていくパターンもありそう。報道によっても左右されるので見極めが難しいと言えます。
米国株に関しては市場心理次第で、報道によっても左右されるでしょう。最初は利下げ期待でポジティブに反応し、その後冷静になって下落するパターンなども十分考えられます。
トレード戦略については、ドル円は戻り売りが基本となります。143円台では売りやすいでしょう。目先は142.00円台の節目ラインを破れるかどうかがポイントで、割れれば140-141円台を目標にホールド。
米国株は乱高下に注意。VIX指数(恐怖指数)の上昇度合いを見ながら判断するしかなさそうです。とはいえ、上がったら個別銘柄は利益確定を進めていきたいと思います。下げる場合は、S&P500が6,000ポイントぐらいを目処に少しずつ買っていく程度で。
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まとめ:今夜の値動きを利用する
極端に強かったり弱かったりすると、解釈の難しいイベントになるため、予想並の数字が出ると良いのかなと。3連休前ということもあり、利益確定の動きには十分注意ですね。来週(7月9日予定)には、日本を含め関税に関する動きも出てくることが予想されます。基本的にトランプはTACO(ビビってやめる)ので、これが世界経済の新たなリスクとして浮上する可能性は低いですが、なんだか日本には強く出そうな雰囲気ですからね。日本株は要注意です。
基本シナリオは、労働市場の緩やかな減速(シナリオ②)ですが、各シナリオでどう動くかを事前に決めておくことが重要です。イベントリスクを考慮しながら、今夜の値動きをどう利用するか考えて立ち回りをある程度決めておきましょう。
個人的には、ドル円が大きく下がったらスワップポジションを少し追加するぐらいで見ています。株の方は大きく下がれば買いますが、上がっているなら引き続き少しずつポジションを減らして、キャッシュを厚くします。
今後のスワップ戦略の参考にしていただければと思います👇
下方向に深押しした時は、ドル円を少しずつ拾っていくことにしている。
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