なぜ私は暴落相場でもマイクロンを買い続けたのか|FANG+採用・HBM覇権・決算戦略を徹底解説【3月19日】

なぜ私は暴落相場でもマイクロンを買い続けたのか|FANG+採用・HBM覇権・決算戦略を徹底解説【3月19日】
やりましたぁ!マイクロンで大勝利😤 最近の株式市場は中東情勢の緊迫化やマクロ経済の不透明感を背景に、非常に不安定な地合いが続いていましたが、良いものは良い!

この波乱の相場環境の中にあっても、私が一貫して強気の姿勢を崩さず、注目し続けてきた銘柄があります。それが、米国の大手半導体メモリ企業であるマイクロン・テクノロジー(MU)です。

結果として、3/18にマイクロンは米国の巨大テック企業群で構成される『FANG+指数』への新規採用が発表され、株価は2週間足らずで+30%を超える大幅な上昇を記録しました。

多くの方から、なぜ、『あの恐怖が支配する不安定な相場環境の中で、マイクロンを信じて買い続けることができたのか』というご質問をいただいております。


というか、マイクロンがFANG+に採用されるのは予想してたんだよなぁ…😤(単なる願望)

今回お伝えしたいのは、決して『予測が的中した』という結果論ではありません。

個別株投資において最も重要なのは、銘柄の良し悪しを判断するだけでなく、『どのような客観的根拠があれば、暴落時にも確信を持ってポジションを維持できるのか』、そして『千載一遇のチャンスが到来した際に、迷わず行動できる環境をいかにして整えておくか』という本質的な投資哲学です。

この記事では、マイクロンのファンダメンタルズの強さ、FANG+採用がもたらす構造的な資金流入のメカニズム、そして直近の決算発表を跨ぐにあたっての具体的な指値戦略まで、初心者の方にも分かりやすく、かつしっかり解説していきます。

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最近の弱気相場でもマイクロンに強気だったのか

投資の世界では、株価が下落すると企業そのものの価値まで毀損したかのような錯覚に陥りがちです。しかし、株価の変動と企業の『本質的な価値(ファンダメンタルズ)』は分けて考える必要があります。

AI革命の中核を担う『HBM』市場の覇権

まず、マイクロンという企業が現在置かれている特異なポジションについて整理しましょう。同社はDRAMおよびNAND型フラッシュメモリの世界的大手です。

現在、世界を席巻しているAIブームにおいて、エヌビディア(NVDA)などのAI用GPUが注目を集めていますが、そのGPUの性能を最大限に引き出すために不可欠なのが『HBM(高帯域幅メモリ)』と呼ばれる最先端のメモリ半導体です。

マイクロンは、エヌビディアの次世代プラットフォーム『Vera Rubin』向けにHBM4の量産をいち早く開始しており、驚くべきことに2026年供給分のHBMはすでに完売(ソールドアウト)しています(半年も前に)。

つまり、需要が供給を遥かに上回り、作れば作るだけ売れるという圧倒的な売り手市場を形成しているのです。

最新のウォール街のアナリスト予想によれば、マイクロンの2026年度の売上高は約760億ドルに達し、前年比で+100%超という驚異的な成長が見込まれています。また、1株当たり利益(EPS)も前年の7.59ドルから33.92ドルへと、実に4倍以上に拡大する見通しです。

不当に放置されていたバリュエーション(株価評価)

これほどの成長性を秘めているにもかかわらず、2月の急落局面におけるマイクロンのフォワードPER(予想株価収益率)は、わずか10倍前後で推移していました。

エヌビディアやブロードコム(AVGO)、AMDといった他のAI半導体銘柄が軒並みPER25〜40倍という高い評価で取引されている現状を踏まえると、マイクロンの株価は極めて『割安』な水準に放置されていたと言わざるを得ません。

HBM市場全体を見渡しても、2025年時点での市場規模は350億ドル。そこから年率40%という凄まじいペースで成長を続け、2028年までには1,000億ドルに達すると予測されています。

この巨大な市場を、実質的にマイクロン、サムスン、SKハイニックスのわずか3社で寡占している状態です。限られたプレイヤーで急拡大するパイを分け合うため、各社の価格決定力は非常に強力なものとなります。

✔︎『AI半導体ブームの真の中核銘柄でありながら、バリュエーションが不当に低く抑えられている』

これが、私がマイクロンに対して確固たる強気を維持できた最大の根拠です。

🔗パウロ氏のnote:DRAMが...

この辺は、上記のパウロさん(@paurooteri)の記事を読めば確信が深まると思います。こういった数字を徹底検証している人の見解というのは、見るべき価値が非常に高いです。

このようにメモリ業界は従来、『シリコンサイクル』と呼ばれる好不況の波が激しい景気敏感株として扱われてきたため、市場はまだ過去の常識に囚われ、マイクロンのAIメモリ企業としての新たな価値を株価に織り込めていなかったと言えるでしょう。

そして、以下のnote記事で解説したように、マルチプル(倍率)の拡大が許容されれば、株価は今後も大きく上がっていくことになります。

🔗解説note記事:【徹底検証】マイクロン(MU)目標株価800ドルは現実的?「万年割安」のシリコンサイクル構造と適正株価を解説/2月19日

『銘柄分析』と『相場環境の分析』を切り離す思考法

投資初心者が陥りやすい罠は、個別銘柄の分析だけに没頭してしまうことです。

どれほど業績が素晴らしい銘柄であっても、マクロ経済の悪化や地政学リスク(今回のイランを巡る中東情勢の緊迫化など)によって相場全体がパニックに陥れば、優良銘柄も理不尽に売買の波に飲み込まれます。

しかし、逆の視点を持てば、『圧倒的に業績が強い銘柄』『相場全体の下落による連れ安』が重なったタイミングこそが、最高のリスクリワードを提供する買い場となります。
2月の一時的な360ドル割れは、まさにその典型例でした。ファンダメンタルズと株価の乖離(ギャップ)に確信を持っていたからこそ、狼狽することなくポジションを強固に維持できたのです。

FANG+指数採用で『資金流入』が加速

そして3月、マイクロンの株価をさらに一段上のステージへ押し上げる決定的な出来事がありました。それが『FANG+指数』への新規採用です。

FANG+指数とは、メタ、アップル、アマゾン、ネットフリックス、アルファベット、マイクロソフト、エヌビディア、ブロードコム、テスラといった、米国を代表する巨大テック企業10銘柄で構成される株価指数です。

日本では『iFreeNEXT FANG+インデックス』などの投資信託として絶大な人気を誇り、新NISAの成長投資枠を通じて、毎月莫大な資金がこの指数に流入しています。

『均等加重』がもたらす機械的な買い圧力

FANG+指数最大の特徴は、時価総額に関わらず全10銘柄に『10%ずつ』均等に資金を配分する『均等加重型』を採用している点にあります。

指数の銘柄入れ替え(リバランス)は年4回(3月、6月、9月、12月)実施されますが、この3月のリバランスでマイクロンが採用されたということは、今後FANG+に連動する世界中の投資信託やETFから、マイクロン株に対する強力な『買い需要』が構造的かつ継続的に発生することを意味します。

また、日本国内のインデックスファンドの残高だけでも相当な規模があり、個人投資家が新NISAで積み立てを継続する限り、その資金の10%は四半期ごとに機械的にマイクロンの買い付けへと向かいます。

これは、2025年12月にパランティア・テクノロジーズ(PLTR)がFANG+に採用された際と全く同じ構図です。

パランティアは採用発表後に劇的な株価上昇を遂げましたが、マイクロンはパランティア以上に『AI半導体の実需』という強固な業績の裏付けを持っています

しかも、圧倒的にPERが低く割安です。そのため、一時的な需給イベントにとどまらず、上昇の持続力は極めて強いと評価できます。

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個別株の価格変動リスクを負うことに抵抗がある方であっても、新NISAを通じてFANG+指数の投資信託を保有することで、間接的にマイクロンの目覚ましい成長の果実を得ることが可能です。

🔗NISA解説記事:月3,000円×50年積立の中央値は100億円?FANG+の『現実リターン』を徹底検証!少額投資で億り人は本当か

現代の資産形成において、こうした強力なインデックスをポートフォリオの一部に組み込むことは、非常に合理的な戦略と言えるでしょう。

そして、新NISAを活用した長期のインデックス投資では、運用管理費用(信託報酬)や取引手数料のわずかな差が、将来の資産額に数百万単位の違いを生み出します。

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【実践編】決算前後の投資戦略:買い方が重要

さて、ここからは現在進行形の極めて実践的な戦略について解説します。

マイクロン株は3月18日時点で461.69ドル、直近3カ月で約105%という凄まじい上昇を記録し、52週高値圏で推移しています。

そして、米東部時間の3月18日引け後(日本時間19日早朝)には、市場が最も注目する『FY26 Q2決算発表』を控えています。

高まる期待とオプション市場の警戒シグナル

ファンダメンタルズが強力であることはすでに述べた通りです。会社側はQ2のガイダンスとして、売上高187億ドル±4億ドル、Non-GAAP EPS 8.42ドル±0.20を示しており、台湾での第2施設建設など、旺盛な需要を裏付けるニュースも次々と報じられています。

しかし、投資において『良い企業であること』『買うべき価格』は別の問題です。現在の株価には、すでに相当な『期待』が織り込まれています。

プロの投資家が参加するオプション市場のデータを紐解くと、現在の状況が客観的に見えてきます。

🔹IV(インプライド・ボラティリティ:予想変動率):71.75%と極めて高い水準。決算発表に向けたプレミアム(保険料)が割高に設定されています。

🔹直近の期待変動率:上下に8〜10%程度の変動が織り込まれています。

🔹Max Pain(マックス・ペイン):390ドル。これはオプションの売り手が最も利益を得やすい(買い手が損失を被る)価格帯であり、株価が下落した際に強力な引力として働く水準です。

つまり、現在の市場は『上値への期待は強いが、万が一期待に届かなかった際の下落幅も非常に大きい』と読んでいるのです。

このような局面で、決算直前に資金をフルベット(全額投資)することは、投資ではなく単なるギャンブルです。

『どの価格で買うか(場所)』以上に、『資金をどのように分割して投下するか(買い方)』という資金管理が決定的に重要になります。

💡現物株でのエントリー方針:資金を4分割する

現在の価格帯で全力買いする必要まではないでしょう。もし現物株で購入を検討する場合、以下のような資金配分の順序を推奨します。

①現在値(461ドル近辺):あくまで打診買い。予定資金の20〜30%にとどめる。

②浅い押し目(450〜439ドル):10〜20%追加買い。

③標準的な押し目(423〜414ドル):20〜30%、ここで厚めに追加。

④深い押し目(395〜380ドル):20〜30%最後の大きめな追加。

私自身は、現在の461ドル近辺は『素晴らしい企業を、高い期待値込みの価格で買う水準』だと認識しています。決して悪くはありませんが、短期的には最適解ではない可能性があります。

最も美味しい買い場は、決算のプレミアムが剥がれ落ちた423〜414ドルのゾーン、次いでオプション建玉が集中する395〜380ドルのゾーンだと分析しています。

決算通過後の3シナリオ

決算という一大イベントを通過した後は、市場の前提条件が一気に変化します。

決算直後の乱高下に巻き込まれて感情的な取引(成行注文)をしてしまうのを避けるため、事前に株価レンジとオプションの想定変動幅を土台にした『3つのシナリオ別・指値プラン』を用意しておきます。(※予定投下資金を100とした場合の配分目安です)

シナリオ①:上振れシナリオ(決算・ガイダンス共に完璧)

業績見通しが市場の強気予想すら上回り、株価がレジスタンスライン(上値抵抗線)である485.49ドルを明確に突破して上値追いとなるケースです。

飛び乗りたくなりますが、すでに30%程度のポジションを保有しているのであれば、冷静に押し目を待っても良いでしょう。

・1本目:482〜486ドル(資金比率 25%)
直近の抵抗線が、突破後は最初の支持線(サポート)に変わるポイントです。

・2本目:468〜475ドル(資金比率 35%)
決算前の主要な抵抗帯。ここまでの押し目は非常に健全な買い直し候補となります。

・3本目:450〜462ドル(資金比率 40%)
決算前の終値付近。ここまで押して反発すれば、理想的なチャート形成です。

⚠️【注意点】寄り付き直後の乱高下を避け、高値で入るなら15〜30分経過してトレンドが明確になってから。逆に、指値は深めに入れて425〜450おきましょう。

シナリオ②:無難シナリオ(期待値未達による健全な調整)★最も推奨

決算内容は良好であるものの、事前の期待が高すぎたために一旦利益確定売りに押され、株価が438〜474ドルのレンジに落ち着くケースです。

AI半導体という高期待銘柄では頻繁に発生し、実は最も手堅く買える本命のシナリオとなります。

・1本目:447〜451ドル(資金比率 30%)
最初のサポートライン。まずはここで初期ポジションを構築します。

・2本目:434〜440ドル(資金比率 40%)
このシナリオにおける最大の買い場(スイートスポット)です。上昇トレンドを崩さず、かつ割高感も解消される絶好の水準です。

・3本目:423〜428ドル(資金比率 30%)
オプションの想定変動幅の下限。行き過ぎたパニック売りを拾うイメージです。

⚠️【注意点】決算だけで判断せず、経営陣による電話会見(カンファレンスコール)で今後の見通しが崩れていないことを確認するようにしましょう。

シナリオ③:失望シナリオ(決算ミス・見通し悪化)

万が一、売上やEPSが未達であったり、HBMの需給見通しに関して弱気な発言が出た場合、株価はオプション市場の引力に引き寄せられ、大きく下落します。

・1本目:400〜406ドル(資金比率 20%)
反発を確認するための少額の打診買いです。無理に拾う必要はありません。

・2本目:388〜392ドル(資金比率 40%)
オプション市場で最も意識されているMax Pain(390ドル)のど真ん中。深い押し目の中核となる水準です。

・3本目:356〜362ドル(資金比率 40%)
失望売りが止まらない場合の最終防衛ライン。ここまで落ちる場合は、企業見通し自体に問題が生じている可能性があるため、決算資料の再精読が必要です。安易なナンピン買いは厳禁です。

結論:プロセスの徹底が爆益につながる

個別株投資、特にハイテク・半導体セクターへの投資は、劇的なリターンをもたらす可能性がある一方で、相応のボラティリティ(価格変動リスク)を伴います。

しかし、この記事で解説したように、

🔸確固たる業績の裏付け(HBM市場の覇権)

🔸構造的な需給の改善(FANG+採用による資金流入)

🔸データに基づいた冷静な資金管理(オプション市場の分析と指値戦略)

これら3つの要素を組み合わせることで、『ギャンブル』から『確率の高い投資』へと昇華します。暴落を乗り越え、市場のノイズに惑わされずに資産を形成していくためには、こうした論理的なプロセスの徹底が不可欠です。

初心者の方で、個別銘柄のボラティリティに耐えられないと感じる場合は、決して無理をする必要はありません。

記事の中盤でお伝えした通り、新NISA枠を活用してFANG+指数連動型の投資信託を定期買付するだけでも、マイクロンのような時代を牽引する企業の成長を、ご自身の資産形成に取り込むことが十分に可能です。

それから、投資において最も悔やまれるのは、『適切な判断ができたのに、行動するための準備(口座)ができていなかった』というパターンです。

決算発表や重要な経済指標の発表は、待ってくれません。今回のような千載一遇の買い場が訪れた際、即座に戦略を実行に移せるよう、投資環境の整備だけは今すぐ完了させておくことを強くお勧めします👇
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ゆきママ
元主婦系投資インフルエンサー。過去にはFX攻略.com(雑誌)やMONEY VOICE(Web)で連載。

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