✅トランプ減税法案 × 金利上昇＝6月半ばに買い場到来か？

また絶好の買い場がやってきそうな雰囲気。タイトルにもあるように、トランプ肝入りの減税法案が下院を通過しました。

もっとも賛成215票-反対214票というかなり薄氷の結果となっただけに、今後も駆け引きは続くことでしょう。

相場への影響については、先ほどもポストした通り、基本的には金利上昇（債券安）につながるため、株安となりやすいでしょう。実際、過去のデータからもそれは明らかです。
ざっくり解説すると、ゆるやかな金利上昇は景気が好調というシグナルなため、株価には追い風となりプラスリターンですが、>急激な金利変動（特に月間＋0.60％超）は、過去統計上も株価に逆風ということです。

現在、3週間で米10年債利回りは4.12％ → 4.6％と＋0.6％が視野に入っていますので、今後の金利上昇には要注意ということですね。

やはり週明けの段階でポジションを調整しておいて正解でしたね→米露会談で停戦期待は時期尚早？ユーロ/DAX、為替動向｜『利食い早め』トレード戦略

今後、この減税法案は7月4日までに上院での可決を目指すとのことです。相場も含めて6月中旬ぐらいに山場が来そうなので、下げた時にしっかり買えるように、買い遅れ勢は必ず口座開設も含めて準備しておきましょう。

てなわけで、買うべき銘柄も含めて今後の投資戦略について解説していきます。

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年明けからここまでの流れ

前回書いた時から、投資戦略は全く変わりませんけどね。引き続き、短期の指数トレードはDAX（ドイツ株価指数）、そして中長期ならS&P500指数を積み立てつつ、余裕があれば個別銘柄で米国の大型AI銘柄を拾っていけば良いと考えています。

◼️前回の投資戦略記事→【2025/05最新】当面の投資戦略：短期はトランプ発言、中長期はFRBの利下げが鍵！相場見通しと欧州株・AI銘柄の展望

まず、年明けからの下げで大きかったのは、DeepSeekの登場に伴うAIの過剰投資懸念がありました。

マイクロソフトやアルファベット、メタ、アマゾン、テスラといった企業は、こぞってAIデータセンターに巨額投資をしていますが、低コストAIの登場により、過剰ではないかとの見方が強まりました。

また、これらビッグテックも以前ほどの利益成長が見られなくなったのも影響しています。

マグニフィセント・セブンは、コロナショック直後の2021-2022年は、前年比＋50％以上（その他S&P493銘柄は前年比＋2-3％）の成長となっていましたが、現在は＋25-30％程度しかありませんからね。

さらに、その他のS&P493銘柄の成長が＋7-9％ぐらいまで上昇していることもあり、かなり差が詰まっています。これらの要因から、未だにビッグテックは割安で放置されているというのが現状です。

◼️参考記事→【米国株に買い場到来】大型株に資金集中？マグニフィセントセブンで割安な銘柄・関税の影響を解説

この後にトランプ関税で株価暴落という流れだったわけです。このトランプショックでしっかり買えた人はラッキーでした。ただ、またチャンスが来そう、資産形成の絶好のタイミングということです。

中長期：S&P500積立＆AI関連大型株をコアに

もし、これらビッグテックが過剰投資をしているというのであれば、確かに株価の暴落は避けられないでしょう。

ただし、もはやその心配はなく、今や中東マネーを利用して、さらにAIデータセンターを建設し活用する流れとなっており、むしろ加速しています。

◼️参考記事→【NVIDIAだけじゃない】中東マネーが動かすAI半導体市場！サウジはなぜAI立国を目指すのか？

中東市場の囲い込みといった政治的な狙いもありますが、協業を通じて安いエネルギーを活用して一段とAIを利用する方向です。

ビッグテックの全て、そして今後は世界中の全ての企業がAIを求めるという、メガトレンドは一切変わっていません。

目先のトランプの関税問題や、金利の上昇による経済の下押し・不透明感というのは、やはり本質の流れから比べると些細なことだと言えるでしょう。

したがって、中長期的な戦略は一切変える必要がなく、引き続き、AI半導体のど真ん中の銘柄を買っていけば良いでしょう。

マイクロソフト（MSFT）、エヌビディア（NVDA）、ブロードコム（AVGO）などは良い銘柄です。この他、アルファベット（GOOG）もAI開発で頭ひとつ抜け出した感があります。

アルファベットは訴訟問題などで揺れる場面がありそうですが、揺れて大きく下がったタイミングで追加していくと良いと思います。もちろん、3割るぐらいはさっさと買いましょう。

◆中長期（数ヶ月から数年）：S&P500が5,500-5,600ポイント程度まで下げる過程で、個別銘柄を5-6割ぐらいまでポジションを増やす。

すでに7割ぐらいのポジショニングという人は、S&P500が5,500ポイントを割り込んで調整下落が一段と進むのを、じっくり待つだけでしょう。

もし、5,000-5,200ポイントといった、トランプ関税発表の暴落時まで下げが進むのであれば、喜んでフルポジ。
新規の方や買い遅れている人は、窓の空いている5,700ポイントレベルは埋めやすいですから、目先でそれぐらいまでの下げは想定して少しずつ買っていきましょう。

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為替手数料が往復（ドル⇄円）で無料な点ですね。たとえば、マネックス証券などは米ドルから日本円に両替する際は1ドルあたり25銭の手数料がかかります。

したがって、松井証券以外だと1万ドル（約140万円）の両替に2,500円もかかってしまうということです。小さい数字に見えるかもしれませんが、米国株を取引する際は両替などを何度もするので、馬鹿にならないコストです。

この他、電話番号認証が導入されており、口座の乗っ取りなどセキュリティに強いといったメリットもあります。

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短期：最高値更新中のDAX！ドル円吹き値売り

短期トレードはDAX（ドイツ株価指数）一択ですね。世界同時株安となった時に押し目を狙うのであれば、DAXでOKです。
米国債の人気のなさを見ても明らかなように、米国からの資金移動というのはまだ始まったばかりですからね。S&P500といった米国を代表する株価指数が伸び悩む中で、DAXはすでに史上最高値を更新し続けています。

◆短期（デイトレ、数日レベル）：押し目狙い、株価の反転トレードならDAX優先！

この他、為替に関しては以下のnoteで解説した通り、今年はトレンドレス、安心して買い続けられる通貨がない、ということもあって悩ましいですが、とりあえずドル円の吹き値売りを狙っていくのが良いと思います。

◼️note記事→今は買う通貨がない！本命はドル売り？具体的なエントリーポイントと相場分析/5月22日

為替に関しては、①材料が出たときに乗っかっる→ごく短期で抜く、②ドル円の吹き値売り、この2択でしょうか。

特に吹き値売りに関しては、今年のドル円は1円以上の大陽線が出た時の翌日は90％以上の確率で陰線引けしているというデータがあり、2日連続で上がる確率はかなり低いですからね。
それだけ、フォロースルーしてガンガン上がるような一方的な相場にはなりにくいですし、テーマとして米国からの資金移動というドル安要因がありますので、それを利用していきましょう。

欧州指標が弱く、ドル買い戻しのターンに。欧州が弱いとキツイ。とりあえず、利益確定してまたチャンスを待ちます。144円台乗せてきたら検討するぐらい。
今年は買うべき通貨が見つからないから、マジで極端なトレンドが出ないので、ほどほど利食いがベターなんだけど、ついつい欲張っちゃうんだなぁ https://t.co/rsbBhhMKGo pic.twitter.com/MizyMvlDjE

— ゆきママ (@yukimamax) May 22, 2025

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