😖先週末の急落からの反発は限定的
先週末に大きく下落した米国株ですが、週明けの先物市場での反発はあまり力強さが感じられません。景気に敏感な銘柄を中心にダウ平均は買い戻しが入っていますが、S&P500やナスダック総合は依然として重たい動きが続いています。

この背景にはメガテック企業（大型ハイテク株）の低調ぶりがあります。年初から調整色が強め。昨年に大きく買われた反動もあるでしょう。また、特にテスラ（TSLA）は、トランプ当選で買われすぎた反動がモロに出ていますね。週末にはリコールといったネガティブ材料もありました。
テスラ株については、以前の記事で解説した通り200ドルを割る可能性も意識しつつ、200〜250ドルあたりで現物をしっかり買いませればと思います。値動きが激しい銘柄ですので、初心者の方は『焦って一気に買いすぎない』ことが重要です。

■参考記事➡︎急落のテスラ株は今が買い時？EV販売不振もAI×エネルギー×ロボティクスの超勝ち組銘柄！

米国株は年初来最悪の下げ幅：上値が重い理由

先日の急落では、S&P500が年初来最悪の下げ幅を記録しました。多くの投資家が『米国株は高すぎる』と考えているため、いったん下がりはじめると逃げ足が速くなるのが今年の特徴ですね。
◆欧州の好材料
・利下げ期待で金融相場がスタート
・ロシア-ウクライナ戦争の停戦期待
・軍事費拡大による景気刺激

◆米国の懸念点
・経済は強いがインフレも高く、利下げの見通しが立ちにくい
・政策リスク（関税や政治的対立など）

特に今年は絶好調の欧州株との温度差が目立ちます。まぁ上記の通り、欧州株は好材料てんこ盛りなので、欧州株と比べると米国株は買いづらいといえそうです。

急落の要因：経済指標・暗号資産・新型コロナ…

先週末の急落については、以下のような要因が取り沙汰されています。

・サービス業PMIが50ポイントを割り込んだ
・シガン大学消費者信頼感指数の悪化
・大手暗号資産取引所Bybitのハッキングによるビットコイン急落
・中国・武漢で新型コロナウイルスが新たに発見されたとの報道

週末に色々な材料が出たことが複合的に影響したのでしょうが、どちらかというと週末にトランプ砲のリスクもあるし、最高値更新したしで一旦利益確定して逃げとこうという流れが重なった感じがします。

米国株は長期的には強気だが、ボラティリティに注意

短期的には不安定さが続き、大幅な乱高下（ボラティリティ）が起こりやすい展開が予想されます。特にこれ以上の下げになるようだと、大きな調整になりかねませんので、短期トレードを考えている方は、さらなる下げを待ってから拾ったほうが良いでしょう。
ただ長期的に見れば、米国の成長力、AIやエネルギーといった面で覇権は確定しているので、NISA枠などでの米国株インデックスのつみたて投資は継続しておきましょう。

一時的に欧州が相対的に強いのは事実ですが、エネルギー事情や人口動態などを考慮すると、長期で米国を上回るのは難しいと考えられます。とにかく、上がらないからといって諦めるというよりは、仕込みどきだと思ってコツコツ買いましょう。もし、暴落があれば気合を入れて買うだけです。

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AI・半導体銘柄に注目：エヌビディア決算の影響

今週26日（日本時間27日早朝）に予定されているエヌビディアの決算が、AIや半導体関連銘柄にとって大注目のイベントとなります。

決算に関しては、事前予想のハードルがやや低いこともあり、大きな下振れは避けられる可能性がありますが、オプション市場では株価が±9％ほど動くリスクが織り込まれています。
直近の決算は2連続で下げていますからね。まぁ今回もすごい決算というよりは、予想よりも良かったね、ぐらいの無難な数字で落ち着きそうなので、短期トレードなら一旦利食いして、下がったところを拾えば良いと思います。

エヌビディアは変動が大きい銘柄としても有名なので、引き続き120ドル前後に下がったら買い、140ドルあたりで売る、というような往復トレードが再現性高いですからね。

エヌビディアは明後日の決算に向け、短期ポジをぼちぼち利食いしていきます。下がれば買いで問題ないかと。
120ドルで買って140ドルで売るだけの簡単なお仕事で、11月から10万円が60万円まで増えました！まず、やること💪

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— ゆきママ (@pawhara_arai) February 24, 2025

ご覧のように、少ない資金からでもトレードが可能なので、初心者の方も少しやってみると良いと思います。5,000円も入金すれば1株トレードができます。ただ、いずれにせよ決算前は荒れやすいので、決算後の押し目などを狙えば良いと思います↓