『円安は高市首相のせい』は本当か?1ドル=155円台の真犯人と2026年へのドル円シナリオ

■参考記事→『全部売れ相場』の正体と静かに始まる絶好の買い場!11月株安は投資デビューのボーナスステージ?
下落の背景は上記の記事の解説通り、短期的な資金の詰まり(それに伴うAI半導体市場の資金繰り懸念)があり、今後も多少荒い値動きは続くかもしれません。
もっとも、FRB(米連邦準備制度理事会)が最終的には利下げをするので、結局は金融相場ですよね〜ということで、少なくともメガテックは一切損切りなどすることなく、握り続けておけば良い(余裕があれば追加で買う)という話に。
そして、今日はタイトルにもあるように為替についてです。円安が止まらない中で、『これは高市首相のせい!』といったアクロバティック批判が飛び出しています。
高市首相誕生以降止まらない円安。
— 辻愛沙子|arca (@ai_1124at_) November 15, 2025
日本円の価値が下がり続けている。
高市さんの存立危機発言があった7日を境に、さらに円安が急加速。
ドル円は現在154.55円。7日以降だけで1.5円近くの値動きで、12日には9カ月ぶりの一時155円台をつけた。… pic.twitter.com/LHm1ji7rDT
ワロタw 結論から言うと、今現在進んでいる円安は、そのほとんどが数年がかりの構造要因と世界の金利動向の結果です。高市政権の責任に帰するのは現実的ではありません。
ただし、新政権の経済政策や日銀へのスタンスが『今後の円の行方』に影響する余地はありますし、今後の相場がどうなっていくのかを含め、論点を整理しながら解説していきます。
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いまの円安はどのくらい『特別』なのか
ドル円は2022年以降、110円前後から一気に150円台まで円安が進み、その後も高止まりする局面が続いています。2025年秋時点でもドル円は154円前後にあり、『長期化する円安局面』にあると指摘されています。
過去の円安局面と比べ、今回は以下の点で特徴的です。①2〜3年という比較的長い期間続いている
②米欧が急ピッチで利上げした一方、日本の金利がほぼゼロ近傍に張り付いてきた
③エネルギー価格高騰による貿易赤字と重なった
この『構図』ができあがったのは、高市内閣発足(2025年10月)よりはるか前、2022〜2023年頃からであり、円安の直接的な原因を高市政権に求めるのは困難と言えるでしょう。
最大の要因:日米・日欧の『金利差』
ほぼすべての専門家が円安の最大の要因として挙げるのが、金利差です。当たり前ですけどねw🇺🇸米国(FRB):2022年以降、インフレ抑制のために大幅な利上げを行い、政策金利を5%台まで引き上げました。
🇯🇵日本(日銀):長らくマイナス金利とイールドカーブ・コントロール(YCC)を続けました。
金利を大幅に引き上げたのは、欧州(ECB)、英国(BoE)も例外ではありません。
つまり、投資家の立場から見れば、金利がほぼゼロの円を借りて、金利の高いドル資産で運用する『円キャリートレード』が極めて有利な状況が続きました。結果として『円売り・ドル買い』が加速しました。
利上げできない日銀のジレンマ
『では、日銀も金利を上げれば円安は止まるのではないか』という疑問が当然生じます。確かに日銀は2024年3月にマイナス金利とYCCの終了を決定しました。しかし、その後も政策金利はきわめて低位(2025年10月時点で0.5%)にとどまっています。
これは、日銀が『賃金と物価の好循環』を確実に見極めるまで、本格的な利上げに踏み切れないジレンマを抱えているためです。
焦点は『来年の春闘』
日銀のスタンスを読み解く鍵は、先日の金融政策決定会合(2025年10月)にあります。🔹政策金利は0.5%に据え置き。(市場の予想通り)
🔹植田総裁の記者会見では、引き続き『経済の不確実性の高さ』と『来年の賃上げ動向の見極めが必要』という慎重な姿勢が強調されました。
これは、日銀が次の一手(利上げ)を決める上で、来春(2026年春)の『春闘』における賃上げ動向を最重要視していることを示しています。
植田総裁は、特に大都市圏の大企業だけでなく、地方や中小企業の賃上げが持続可能か、そのデータが揃うまで利上げを急げないという姿勢と見られます。
米国経済にも一部で減速の兆候が見られる中、日銀が春闘の結果を見届ける前に利上げに踏み切り、景気にブレーキをかけてしまうリスクを極度に恐れていることがうかがえます。
今後数ヶ月のポイント3つ
今後の円相場を占う上で、焦点は以下の3点に絞られます。①日銀の利上げタイミング
市場の最大の関心は『次の利上げはいつか』です。日銀が春闘の結果を待つのであれば、利上げは『年1回』のような非常にゆっくりとしたペースになる可能性があります。この『利上げ期待の後退』は、円安要因となります。逆に、もし日銀が円安抑制のためにタカ派(利上げ積極)姿勢に転じれば、円高に振れる可能性があります。
②FRB(米国)の利下げペース
日米金利差は、日本の『利上げ』だけでなく、米国の『利下げ』によっても縮小します。FRBはすでに利下げに転じていますが、そのペースは米国のインフレ率と景気動向次第です。米景気が予想より早く減速すれば、FRBが利下げを急ぎ、ドル安(円高)が進む可能性があります。
③政治要因と為替介入リスク
新政権の政策運営が不安定であると市場が判断すれば、『ジャパン・リスク』として円が売られる要因になり得ます。特に高市政権は拡張財政的ですから、円安になりやすいと言えます。もっとも、円安が155円、160円と一方的に進む場合は、政府・日銀による『為替介入(円買い・ドル売り)』のリスクが高まります。ただし、介入は金利差という根本原因を解決するものではなく、短期的な時間稼ぎにしかならない傾向が強いです。
現状の円安は行き過ぎ?ドル円展望
日米および日欧の金利差の実態を踏まえると、現状の円安水準はファンダメンタルズ対比でやや過剰(行き過ぎ)と評価できるでしょう。現在、市場はFRB(米連邦準備制度理事会)の12月利下げ実施を完全には織り込んでおらず、ややドル高基調が続いています。しかし、今後利下げが現実味を帯びてくれば、ドル安・円高方向への圧力がかかりやすくなります。
また、欧州(ECB)も次の一手は利上げではなく利下げ方向です。このように、海外の中央銀行が利下げサイクルに入る一方、日銀が現状維持または追加利上げを探る中では、金利差は必然的に縮小します。
このため、現在の円安基調もピークに近いのではないかという見方が一般的です。
🧠エコノミストのメインシナリオ:緩やかな円高修正
実際、エコノミストの多くは、この金利差縮小を背景に、緩やかな円高方向への修正が進むと見ています。MUFGの月次為替見通しでは、2025年10月末の154円近辺から、152円→150円→148円→146円へと、数四半期かけた緩やかな円高の姿が示されています。
グローバル運用会社のインベスコも、今後1年程度で『日銀は利上げを継続し、他の中銀は利下げに動くため、相対的に円がアウトパフォームしやすい』と分析しています。
ただし、そのスピードは限定的という見方が多数派です。UBSは9月、日本の政治的不透明感を背景に、2025年末のドル円予想を143円へ引き上げました(従来はより円高を想定)。
豪州ウエストパックなども、中長期的にはドル安・円高を想定しつつ、『足元ではドルの強さがしばらく残る』としており、円高への転換は時間をかけて進むとの見方が主流です。
⚠️円安再燃のリスクシナリオ:日銀の『利上げ打ち止め』感
一方で、円高進行を阻む、あるいは円安が再燃するリスク要因も存在します。最大の焦点は、日銀の『次の利上げ』の時期(12月か1月か)そのものよりも、むしろ『利上げサイクルの終着点(ターミナルレート)』がどこにあるかです。
市場ではターミナルレートを1%程度と想定する投資家も多く、仮に次回の利上げ(例えば0.25%)と引き換えに2026年中の金利据え置きなど、早期の『利上げ打ち止め』が意識されれば、将来的な金利先高観は剥落します。
この場合、小幅な利上げは円安抑止効果を持たず、むしろ材料出尽くしと見なされ、円安が加速する可能性すら残っています。
いずれのシナリオを考慮しても、現状では1ドル=140円を大きく割り込むような急激な円高は見込みにくいと言えるでしょう。💡 まとめ:投資家が持つべき視点
主要エコノミストの見立てを要約すると、『今後数ヶ月はおおむね145円台〜155円台のレンジで推移しつつ、2026年にかけて日米金利差の縮小とともに徐々に円高方向へ修正される』という見方が中心です。ただし、米景気の急失速や日銀の想定外の政策変更など、不確実性も依然として高い状況です。
投資家の視点に立てば、これは『実質金利マイナス(インフレ率) > 預金金利)』の状態が当面続く可能性が高いことを意味します。
過去のデフレ時代とは異なり、インフレに負けないためのリスク資産(株式や外貨資産など)への分散投資や、金利動向を前提とした資産配分が、引き続き求められる時代が続くと言えそうです。
つまり、これは何もせず円預金に資産を置いているだけでは、インフレによって実質的に資産価値が目減りしていくことになります。
この状況で資産を守り、さらに増やすために、投資家が取るべき具体的な行動は2つです。
取るべき行動その①株式投資(インフレに打ち勝つ資産)
本文冒頭にあったように、エヌビディア(NVDA)のようなメガテック株は、一時的な下落があっても力強く反発しています。こうした世界的な成長企業への投資は、インフレに負けないための最も有力な手段の一つです。『安い水準では目をつぶって買うしかない』こうしたチャンスを逃さないためにも、まずは証券口座を開設し、いつでも優良な株式にアクセスできる準備を整えておくことが不可欠です。
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取るべき行動その②FX(為替変動と金利差で利益を狙う)
今回の分析では、為替相場が『緩やかな円高修正』または『145円〜155円台のレンジ相場)で推移する可能性が示されました。これは、FXトレーダーにとって絶好の収益機会を意味します。🔸短期売買で利益を狙う:レンジ相場や『不確実性』を逆手に取り、為替変動の『差益』を狙うことができます。
🔸金利差で利益を狙う:日米の金利差は依然として大きいため、『スワップポイント(金利差収益)』を狙った円キャリートレードも引き続き有効です。
円安でも円高でも、どちらに動いても利益を追求できるのがFXの強みです。現実の利益に変えるため、FX口座の準備も万全にしておきましょう。
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