『夏枯れは嘘』は本当?過熱する米国AI株と海外勢の買う日本株、今後の株価・相場見通し→8月10日の週

『夏枯れは嘘』は本当?過熱する米国AI株と海外勢の買う日本株、今後の株価・相場見通し→8月10日の週
完全に『夏枯れなんてなかった!』という雰囲気に。特に日本市場では海外投資家の買いが目立ち、値嵩株(株価の高い銘柄)が強く、日経平均も急騰している状況です。一方、米国市場では全体的な流れに変化も見られます。

悩ましく気になっている方が多いせいか、読者の皆様から今後の見通しに関する質問を多数いただいておりますので、この記事では最新のデータや市場動向に基づいて、米国と日本の株式市場の現状を分析し、今後の展望と具体的な投資戦略を考えていきたいと思います。

🇺🇸米国はAI主導相場の持続性に注目

現状分析としては、一部の勝ち組AI・半導体銘柄とビッグテックに資金が集中しています。これは過去1ヶ月のヒートマップが示す通りで、米国市場ではごく一部の銘柄によって相場が牽引されているのが現状です。
エヌビディア(NVDA)、ブロードコム(AVGO)といったAI(人工知能)関連の半導体・ハード企業、そしてアルファベット(GOOGL)が市場をリードしています。パランティア(PLTR)も+30%と狂い上げです。まさに『ゆきママ銘柄しか勝たん!』という状態。

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一方、ソフトウェアセクターは銘柄による選別色が強く、同じ半導体銘柄でもPCやアナログ寄りの銘柄は、直接的な恩恵が限定的なため伸び悩んでいます。

ディフェンシブの小売・飲料はトランプ関税一巡と駆け込み需要で強かったこともあって一旦回復。節約志向でも生活必需品は強く、ブランド系(ナイキなど)は冴えない流れ。

ヘルスケア・保健関係はトランプからも国民からも目の敵にされて下げが目立ちます。エネルギーは原油安と再エネへの逆風で弱め。金融はマチマチ。米国市場はざっくりこんな感じです。

今後の展望:AIバブルは継続か、あるいは調整か

AIとビッグテックが強かったので『7月最強!8月の夏枯れなんてなかった!』かのような雰囲気でしたが、実際には枯れ始めていたんですよね。
その理由はダウを見れば明らか。もう米国の景気が減速してきているのは目に見えているわけで、バリューは利下げでもないと上げられないよね、という雰囲気で停滞。

これが米国株全体として見た時の、上がるんだか下がるんだか、よく分からないという中途半端なモメンタムにつながっているのでしょう。

となると、今後の米国市場は、以下の2つのシナリオが想定されます。

◆シナリオ① AI主導の上昇が継続
引き続き旺盛なAI関連需要が市場全体のモメンタムを牽引し、株価をさらに押し上げる展開。

◆シナリオ② AI銘柄の調整で市場全体が調整
過熱感が指摘されるAI・半導体銘柄の上昇が一服し、市場全体が弱めなモメンタムに引っ張られて調整する展開。

正直、どちらのパターンもあり得るとは思いますが、パランティアの株価などを見ると、流石にやり過ぎだろうというのは意識されるわけで。抜群の決算ではありましたが、200ドルを超えていくのは正当化されないと思います。
短期は明らかに加熱気味というか、全体的な調整相場になった時の反動が怖い。200ドル以上は流石に具体的な材料がないと厳しいと考えています。

■note記事【速報】パランティア(PLTR)決算、市場予想を圧倒!株価は「買い」か?今後の見通しと"隠されたリスク"を徹底解説

また、8月から9月にかけての季節的な株安(アノマリー)も考慮すれば、シナリオ②のような調整局面を迎える可能性は十分に考えられます。

8月21-23日のジャクソンホールで、9月利下げが確定してバリュー株が買われる流れになればシナリオ①パターンもあり得ますが、すでに利下げは9割以上織り込まれており、利下げが宣言されたからといって相場全体が上げていく流れになるかはやや疑問もあります。

したがって、トレード戦略としては、すでに5割程度のポジションを持っているなら、高値追いは慎重に行い、市場の方向性を見極めたい局面でしょう。ジャクソンホールへの反応、8月27日のエヌビディア決算など、重要イベントが次の判断材料です。

ポジションを持っていない、新規で投資を検討中の方はエントリーのタイミングが難しい局面ですね。

一案として、AIど真ん中のコア銘柄、エヌビディアやブロードコムを2割程度買い、あとは市場の調整を待ってから本格的な投資を行うアプローチが考えられます。

いずれにせよ、全体の値動きは重たくなっていますので、8月・9月相場を見極めてからでも遅くはないと思います。もし、狂い上げなら全力で突っ込んで気絶するだけでしょう。

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🇯🇵日本は海外勢が牽引するバリュー相場

日本市場は、米国とは対照的に、バリュー株・高配当の値嵩株が相場を牽引しています。

また、日本のAI・半導体関連も物色対象にはなっていますが、日本は製造装置や素材といった間接的な需要が中心です。そのため、米国ほどの熱狂にはなっていませんし、銘柄選別がより重要と言えるでしょう。

いずれにせよ、米国ではAI・半導体が熱狂するい一方でバリューが夏枯れ気味なのに対し、日本はバリューが絶好調となっています。この辺の温度感を間違えると、失敗しやすいので注意でしょう。

こうなると、日本株、日経平均などの株価指数も含めて安易には売れないですね。もともと日本株は割安ですから、上昇余地はたっぷりあります。

また、日本株買いの主役は海外投資家です。どちらかというと個別銘柄の精査というより、良好な決算や日本のマクロ経済(日銀の緩和的金融政策)を意識し、雑に値嵩株を買っている状況ですからね。

今後の展望:基本は強気だがリスク要因も

好決算と円安基調で基本的に高値圏での推移が続くと予想されます。

一方で、日銀の利上げ姿勢は上値を抑制するリスクがあり、利上げが意識された際にどのような値動きを見せるかは注目・警戒しておきたいところでしょう。

あとは、米国発のリスクですね。米国のインフレ再燃、そして景気後退が意識されれば、雇用統計からの景気悪化意識で急落したように、グローバルリスクオフが日本市場にも影響するでしょう。
とはいえ、メインシナリオとしては、日経平均株価は41,000円-42,500円のレンジで、強含みの展開を予想します。特に終値で42,100円を明確に上抜けた場合、上昇トレンドの継続が想定され、42,800-43,500円が見えてくるでしょう。
押し下げ要因としては、やはり米国が気になります。ご覧のようにブロードコムなどは4月から押し目なしの右肩上がりですし、どこで調整があってもおかしくはないですからね。

米国のAI・半導体銘柄が多少調整する程度は正常な値動きの範囲内ですが、総崩れになると米国株発の総崩れパターンになりかねませんので、最終的には日本株も米AIど真ん中銘柄がどこまでマーケットを支え続けるかが焦点となりそうです。

というわけで、結局、日米ともに命運を握るのは米国のAI・半導体ど真ん中銘柄という、ある意味で分かりやすい展開にはなっていますので、しっかり見ていきましょう。

あとは、調整したら調整したで押し目ではあるので、タイミングとレートをずらしてしっかり買っていくようにしましょう。

ドットコムバブルなどと違って、AIに投資しているのは個人や中小企業ではなく、資金潤沢なメガテックですからね。彼らはAI開発で乗り遅れたら終わりという認識で資金を突っ込んでいますので、そうそう大崩れになることはないでしょう。

いずれにせよ、最終的にはAIバブル、インフレと円安からの株高という流れになる可能性は極めて高いので、この機会にしっかり投資していただければと思います。

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