新NISAが始まって投資に興味を持つ方が増えたこともあってか、“つなぎ売り(優待クロス)”への注目が集まっているようです。
これは知ってる人は知っているというか、優待の権利付き最終売買日(大引けまで)に現物買いと信用売りを同時に行うことで、株価の変化による損失リスクを限りなくゼロにして、優待だけゲットしちゃおうという方法です。
ただし、思わぬ罠、コストあるので詳しく解説していきます!これであなたもつなぎ売りマスター!
つなぎ売りとは?両建てで株価の下落リスクを回避!
優待を狙って買った銘柄が、権利落ち後に株価が急落し、結果的に大損したという経験がある方も多いことでしょう。そこで編み出されたのが“つなぎ売り”という手法ですね。冒頭でも書いた通り、現物取引で買い・信用取引で売りを同時に行うことで、下落リスクを理論上ゼロにするという手法です。
株価が下落すると、現物取引の買いでは損失が出ますが、信用取引で売っている分は利益が出るため、差し引きでゼロになるということですね。
(1)権利付最終日:大引けまで(取引終了時点)現物株を保有していると株主優待の権利をゲット!
(2)権利落ち日:「現物買いの損」と「信用売りの利益」が相殺されるため、株価下落の影響なし!
イメージとしてはこんな感じですね。ちなみに権利付最終日(株主の権利、優待を取得することができる最終取引日)と権利確定日は異なりますから、チェックしておきましょう。まぁ最近は注意喚起がいっぱい行われているので、大丈夫かと思いますが、権利確定日の2営業日前が株主優待をゲットできる権利付最終日となります。
注意点まとめ!絶対NGな制度信用とコストを意識しよう
つなぎ売りの仕組みはシンプルですし、実際にやってみるとメチャメチャ簡単、多くの証券会社も推奨して特設サイトや機能を用意してるレベルなので取り組んでいる人も多いですが、絶対にやってはいけないNG行為や手数料(コスト)がかかりますから、それもしっかり確認しておきましょう。
→制度信用取引だと逆日歩で大損する可能性大
②取引手数料(コスト)には注意
→大型株だと手数料負けの可能性も
③人気銘柄は売り切れる
→取引できない場合もある
注意したいのは、上記3点ですね。特に①は非常に大きな落とし穴で、下手をすると逆日歩(信用取引の売り方が支払うコスト)で数万円単位飛んでいきますからね。つなぎ売りで大損したという事例はほとんどがこれです。
実は信用取引には制度信用取引と一般信用取引の2種類があり、制度信用は逆日歩が発生します(一般信用には発生しません)。逆日歩は需要と供給のバランスでいつ発生するか、いくらになるのかが分からないので、必ず一般信用取引(松井証券なら無期限信用取引・短期信用取引)を利用しましょう。
②はシンプルに取引コストですね。売買手数料、信用取引の貸株料、配当金等の受払いなどがあります。売買手数料は、約定代金合計金額が50万円まで(1日あたり)なら無料という証券会社がほとんどですが、それ以上は1,100円(以降100万円毎に+1,100円)という料金体系なので、たくさん買う場合は注意でしょう。売買する日を分散させるというのも手です。
③については、一般信用取引は各証券会社が株を用意するので、人気の銘柄は取引できなくなってしまう場合があります。権利付最終日(優待が確定する日)の当日だと取引できないことがほとんどなので、人気の優待は余裕を持って数日前から取引するなど調整しておきましょう。その分、コストはかかりますが💦
つなぎ売りにかかる取引手数料の一例
※1 約定代金合計50万円までは0円(売買手数料は他に取引がないものとして計算)
※2 貸株料は(最低で)2日分の費用が必要。信用取引の貸株料は新規建受渡日から返済受渡日までの日数分必要です
※3 無期限信用取引における配当調整金として配当金の100%が支払い
※4 源泉税(20.315%)が差し引かれた金額で支払われる
コストのイメージ的にはこんな感じですね。手数料無料としていても、1日の売買代金が50万円を超えると1,100円かかる会社がほとんどなので、優待を狙う場合はその点に注意でしょうか。
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私も使っている松井証券は、25歳以下だと株(現物・信用)の取引手数料が無料なので、ガンガン優待狙いのつなぎ売りトレードをすることが可能です↓
ちなみに、スマホで「オンラインで申込む」からお手続きすると、ペーパーレス(※eKYC利用、本人確認書類として運転免許証orマイナンバーカードor住民基本台帳カードのいずれかが必要)でNISA口座も同時に開設申込みができます。もちろん、NISA口座をすでに持ってて株取引だけしたい場合は、NISA口座のチェックを入れなければOKですからね。
Step1 メールアドレス登録
・バナーから無料で口座開設→申込み方法で「オンラインで申込む」を選択し、メールアドレス登録
Step2 必要事項を入力
・Step1で入力したメールアドレスにメールが届くので、そこに記載されているURLをクリック→必要事項を入力
※ここでNISA口座の同時申込みが可能!チェックボックスにチェックを入れて、同時に開設しましょう
Step3 確認書類のアップロード
・本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証)の画像をアップロードする
※スマホから「eKYC」を利用して本人確認すると最短即日で口座開設完了
Step4 口座開設のお知らせが届く
・オンラインの場合、登録したメールアドレスにログインIDやパスワードが届くので、確認しましょう
わからないことがあれば、松井証券顧客サポート(0120-021-906/IP電話03-6387-3601・受付時間平日8:30〜17:00)もありますので、ぜひぜひお気軽にどうぞです!
要注意!口座開設を申し込む前に必ずブラウザの設定を確認してください|ω’*)ジー
口座開設の申し込みの際、Cookie(クッキー)が無効になっていたり、ブラウザがシークレットモード(プライベートモード)になっていたりすると会社側で確認が取れないため、せっかく条件を満たしてもレポートやキャッシュバックが送られてこないという事態になってしまいます\(^o^)/オワタ
また、時間を置くとクッキーが削除されてしまう場合がありますから、申し込む直前に専用バナーをしっかり踏んで、すぐに口座開設を完了させましょう!
これらのことを守らないと、自分から問い合わせて確認をしないともらえない、あるいは最悪もらえなくなってしまうということもあり得ますから、ブラウザの設定は必ず確認しておきましょう。
■iPhone(Safari)の場合(設定→Safari→CookieをブロックをOFF)
■Android(Chrome)の場合(Chrome起動後、右上3点コロン→設定→サイトの設定→Cookieを許可)
スマホに限らず、パソコンなどから申し込みの際もブラウザのCookieを必ず有効にしておきましょう。また、PCの場合は稀にウイルスソフトがクッキーを排除するといった挙動もあるようなのでOFFにしておくと良いでしょう。