【MU】マイクロン暴落▲9.9%は何のサインか?AI半導体崩れとFANG+急落の本当の意味【3月31日】
そして、原油高が進行しているにもかかわらず、エネルギー株は伸びきれないという…。
また、ダウは小幅高だった一方で、S&P500とナスダックは下落しました。WTI原油は100ドル台、Brentは110ドル台へ乗せる場面があり、10年債利回りは4.342%まで低下。
これまでとは、明らかに動きが違いましたね。昨夜は、『金利が下がれば株が上がる』といういつもの単純な相場ではありませんでした。
市場が警戒していたのは、原油高による単なるインフレではなくなり、景気減速とリスクオフへの資金移動と言えるでしょう。
そして、そのねじれた相場の真ん中で、象徴的に徹底して売られたのがマイクロン(MU)でした。
また、FANG+が高値から▲25%も急落しており、懸念の声も強まっています。積み立てという視点で言えば、単なる押し目でしかないのですが、不安に思っている方も多そうなので、過去の値動きも踏まえつつ解説しておきます。
ちなみに、今日はトランプ大統領の投げっぱなしジャーマン(ホルムズ海峡の解放なしでイラン戦争終結との一報)が見事に決まり、ややリスクオンで自律反発となっています。
今後も二転三転あるでしょうが、とりあえず地上部隊投入という最悪の展開は避けられたとの見方から、一定の安堵感となっています。どうなるか、マジで全くわかりませんね…😭
『AIの勝ち組』MU急落が意味するもの
昨夜(3月30日のNY市場)で、マイクロン株は▲9.9%安という急落を記録しました。3月18日の高値からはおよそ3割下げる場面となり、『AIの勝ち組』と見られていた銘柄が一気に崩れました。見出しだけ見ればショッキングですし、実際にポートフォリオに組み込んでいる投資家(私もその痛みはよくわかります)や、FANG+に投資している人にとってもかなり嫌な一日だったはずです。
実際、NYSE FANG+指数は3月30日終値で13,235.31となり、52週高値17,210.07から約23.1%安の水準まで押し込まれ、重い調整(弱気相場入り)となっています。
ただ、ここで極めて重要なのは、この日の下げは『市場全体の全面安』ではなかったという点です。
相場の内訳を見ると、半導体はマイクロン(MU)、ブロードコム(AVGO)、エヌビディア(NVDA)が重い一方で、マイクロソフト(MSFT)はしっかりしていました。
パロアルトネットワークス(PANW)、サービスナウ(NOW)、セールスフォース(CRM)のようなソフトウェアやサイバーセキュリティの一角はむしろ強い動きを見せていました。
さらに、金融や生活必需品にも買いが入り、原油が急騰しているのにエネルギー株は意外と鈍い…というのが昨夜のS&P500のヒートマップから分かることです。
つまり、これは単純な『インフレ懸念で全部売り』ではないということです。短期的な相場の主役が、AI半導体から『守りと安定キャッシュフロー』へ移り始めたと読む方が自然です。実際、金融株が1.1%上昇し、エネルギー株は原油高にもかかわらず下落しています。
💡金利低下でも株が買われない?何が起こっているのか
金利低下は、いつでも株に追い風になるわけではありません。景気がソフトランディングしてインフレが落ち着く中で金利が下がるなら、それは株にとって『優しい低下』です。しかし今回のように、景気減速や地政学リスクへの警戒から債券に資金が逃げて金利が下がる局面では、話は逆になります。
その場合、市場は『将来の成長』ではなく『今すぐ守れる利益』を求めるため、PERの高い銘柄ほど厳しくなりやすいのです。
とにかく今は目先のキャッシュフローが確実な銘柄だけが買われており、期待感先行気味な銘柄はほぼ例外なく叩き売られる地合いとなっています。
この厳しい環境でしっかり耐え切れるかどうか、これが今、個人投資家に問われているところですし、全体的に守りの姿勢になっているからこそ、攻めの姿勢というのは将来的に輝くわけです。
📝このように相場が『攻め』から『守り』、そして次の『攻め』へとローテーションしていく局面では、機動的な売買がリターンを左右します。
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マイクロンの株価はキオクシアの再来…か?
マイクロンは相変わらず下方向へのヘッジが強く、そういう意味では、市場参加者の多くがまだ下があると思ってビビっている状況です。逆に大きく反発すれば、踏み上げで大きく上昇する可能性もありますが。マイクロン自体は、普通に280ドルぐらいはありそうな相場へ…私は325.55ドルで全ブッパしてしまいました…。
とはいえ、キオクシアなどもそうですが、▲30〜40%程度の調整はメモリ株では普通ですし、キオクシアも昨年末に▲40%の調整がありましたが、そこから3倍ですからね。もう全ブッパなので気絶します。『この荒さ』を受け入れた者だけが勝つFANG+
さらに中東情勢の緊迫化で原油が急騰する一方、パウエル議長は、相変わらず『wait and see(様子見)』の姿勢を示し、10年債利回りは低下。債券は景気減速を見て買われ、株は企業業績への不安で売られるという、繰り返しになりますが、グロース株にとって非常に苦しい地合いが形成されています。
ここでFANG+投資家が絶対に忘れてはいけないのは、『FANG+はもともと、こういう激しい指数である』ということです。期待が高まる局面では凄まじい勢いで買われますが、少しでも陰りが見えると一転して激しく売られます。
上のデータを見てください。過去のドローダウン(下落)と、そこからの回復力がすべてを物語っています。各年の値動きのハイライト
⬆️2021年(上昇基調):下落を▲16.6%と比較的浅く抑え、年間を通じて+47.2%の堅調な上昇を見せました。⬇️2022年(大幅調整の年):過去5年間で最大のドローダウン(▲48.4%)を記録し、価格が半値近くまで落ち込む厳しい年でした。上昇率も+23.6%と最も低くなっています。
⬆️2023年(大反発の年):年初までは下落(▲42.4%)が続きましたが、底を打った後は一気に急回復し、過去5年で最高の+104.9%(約2倍)という驚異的な上昇を記録しました。
⬆️2024年(急成長と安定):下落を▲17.3%に限定しつつ、+98.2%と前年に続く大幅な上昇を見せました。この年で価格は10,000の大台を突破しています。
⬆️2025年(高値圏での推移):▲25.6%の調整(下落)を挟みつつも、最高値は13,800台に到達しており、底値からの上昇率も+52.4%と力強い推移を保っています。
このように半値からの脅威的倍返し、直近の2024年や2025年を見ても、20%程度の深い調整を挟みながら、その後50〜90%超の強烈な上昇を見せています。
FANG+の値動きは、穏やかな優等生のインデックスではありません。だからこそ上にも下にも振れが大きい。そして、その不快なボラティリティ(変動)を引き受けた人だけが、長期的な圧倒的リターンを手にできます。
ハイリターンだけ欲しい、でも下落は耐えたくない…残念ながら、市場はそんな都合のいい商品を用意してくれません。
noteでも解説した通りです。こういった大きな調整が定期的にあるからこそ、FANG+のリターンは大きく上振れし、月3,000円でも億というお金が掴める可能性があるのです。少ない資金で大きなリターンを目指すなら、このハイテク企業に全振りした指数に投資をすることが第一歩だと思います
🔗note解説記事:FANG+が22%暴落した今、積立を始める人ほど有利な理由【月3,000円からのNISAでFIRE🔥】
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悲観の夜こそ、未来への種をまく時
今回の下げは『異常事態』ではなく、成長株投資の現実です。昨夜のマイクロン急落は、終わりの合図ではありません。市場がインフレ警戒から景気減速を意識した『守りのローテーション』に入り始めているサインであり、FANG+のような指数が一時的に苦しくなるのは当然のプロセスです。
しかし逆に言えば、こういう苦しい時間があるからこそ、次の大きなリターンが生まれる余地が蓄積されていくのです。
投資は、怖くないものを買う行為ではありません。怖さがあるけれど、それでも未来の成長に少しずつ資本を置いていく行為です。
『市場はいつも一直線ではない』
『強いテーマですら大きく揺れる』
『それでも世界を変える企業群は前に進む』
暴落の日を見てなお、少額でも積立を始めてみようと思えた、そして継続している人は、上昇相場の熱狂の中で投資を始める(投資をしている)よりもずっと強く、大きなリターンになっていくはずです。
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