【半導体株は売るな?】キオクシア最大40%安・マイクロン急落でも私が1株も売らない理由|週明け3シナリオ【7月5日】

私のXにも「なにが起きてるの?」「持ってる株、売ったほうがいい?」という質問が殺到しています。
先に結論から書きます。私は保有している半導体株(マイクロン・サンディスク・エヌビディア・アルファベット)を、今回の下落で1株も売っていません。
✔︎今回の急落で何が起きたのか(60秒でわかる時系列)
✔︎下落した3つの理由と、それが『トレンドを壊す材料』なのかの私なりの判定
✔︎週明けの3つのシナリオと、それぞれの立ち回り
✔︎初心者が今やるべきこと
を、いつも通りやさしく整理していきます。
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60秒でわかる今回の急落|7/1→7/3に起きたこと
📅 7月1日(水)【🇺🇸米国市場】:SOX(半導体株指数)が▲6.3%の大幅安!
✔︎著名投資家の動き:映画『マネー・ショート』でも知られるマイケル・バーリ氏が、エヌビディアなどを空売りしていることが判明。
✔︎サプライズ報道:さらに『アップルが中国製メモリの調達を検討』との報道が重なり、半導体セクター全体に冷や水が浴びせられました。
📅 7月2日(木)【🇯🇵東京市場】:AI・半導体株が総崩れ、日経平均は 1,741円安!
✔︎前日の米国株安をモロに受け、東京市場でも売りが連鎖。
✔︎主な下落銘柄:キオクシア▲13%、イビデン▲9%台など、これまで相場を牽引してきた主役級の半導体銘柄が総崩れとなりました。
📅 7月2日(木)21:30【🇺🇸米経済指標】:『6月雇用統計ショック』で為替が急落
✔︎指標の下振れ:非農業部門雇用者数が、市場予想(+11.3万人)に対して +5.7万人 と大幅なネガティブサプライズ。
✔︎為替の反応:米景気減速への懸念からドル売りが急加速し、ドル円は 162円台から一時160円台へ急落しました。
📅 7月3日(金)【🇯🇵東京市場】:パニック売りからの劇的な急反発
✔︎序盤の急落:米雇用統計ショックと円高が重なり、日経平均は一時67,800円割れ までパニック的な売りが先行。
✔︎大引けの反発:突っ込み売りが一巡すると一転して猛烈な買い戻しが入り、大引けは +1,010円高へと急反発。キオクシアも一時7万円割れから力強く切り返しました。
📅 7月3日(金)【🇺🇸米国市場】:『答え合わせ』は週明けへ持ち越し
😴この日の米国市場は、独立記念日の振替休日で休場。
つまり、金曜の東京市場が見せた劇的な反発に対する『米国の答え合わせ』は、週明け月曜夜(日本時間)に持ち越しとなっています。
ポイントは以下の2つです。
①金曜の東京はすでに切り返している(=投げ売り一色ではない)
②米国市場が金曜休みだったため、世界中の投資家が『月曜夜のNY再開』を固唾をのんで待っている状態
だから「週明けどうなる?」に世間の関心が集中しているんですね。
下落の3つの理由|『トレンドを壊す材料』なのか1つずつ判定
急落の理由は、報道ベースで大きく3つです。それぞれ『AIメモリの上昇トレンドを壊す材料なのか?』という一点で、私なりに判定していきます。理由①:バーリ氏の空売り判明
👩⚖️判定【心理の材料。トレンドは壊さない】映画『マネー・ショート』のモデルとして有名なマイケル・バーリ氏が、エヌビディアやアプライド・マテリアルズを空売りしていることが判明。マイクロンも1,051ドルで空売りしたと報じられています。
「あのリーマンショックを当てた人が売ってる!」と聞くと怖くなりますよね。でも冷静に考えてほしいのですが、有名投資家の売りは『需給と心理』の材料であって、企業の業績を1ドルも変えません。
しかもバーリ氏は過去にも弱気の表明をしたあと、相場がそのまま上昇を続けた例があります。当たることも外れることもある、一人のプロの『意見』です。
✔︎私の判定:❌ トレンド転換の材料とは言えない(ただし短期の下げを増幅させた効果は大きいか?)
理由②:アップルが中国製メモリ調達を検討との報道
👩⚖️判定【3つの中で唯一、中長期的には監視材料】『アップルが中国メーカーのメモリ調達を検討している』という報道が出ました。現時点では確定情報ではなく『検討』の報道段階です。
短期的には全く影響はありませんが、中国勢のメモリ増産の『量』自体は本物です。
すでに9割以上がAI向けということもあり、iPhoneやパソコン向けのメモリでマイクロンの業績は決まりませんが、やはり中国企業が今後AI向けの高速メモリの増産を手掛けてくることは言うまでもありません。
ただし、『今の決算が崩れる話』と『数年後の競争環境の話』を混ぜないことが重要です。したがって、2028年以降には問題になるかもしれませんが、現段階では気にする必要はないでしょう。
✔︎私の判定:⚠️ 短期のトレンドは壊さないが、中長期では要監視。将来的な観測ポイント候補。
理由③:雇用統計ショック
👩⚖️判定【金利面では追い風の可能性】7/2発表の米6月雇用統計は、雇用者数が+5.7万人と予想(11.3万人前後)を大幅に下回り、4〜5月分も合計7.4万人の下方修正。
中身を見ると、W杯特需の反動でレジャー・接客業が6.1万人減と、特殊要因の剥落も混ざっています。
これを受けて『米景気が思ったより弱いかも』という不安が株売りにつながった一方、利上げ観測は後退しました。
金利が上がりにくくなるのは、ハイテク・グロース株にとってはむしろ追い風になり得る面もあります。
為替も大きく動き、ドル円は162円台から一時160円台へ。欧州時間には為替介入では?と疑われる急落もありましたが、
当局はノーコメントで真偽は未確定です(ドル円の詳しい立ち回りは、びん子のnote記事で解説します→びん子のドル円記事)。
✔︎私の判定:⭕️ 『景気減速=金利低下』を含めれば、トータルでは追い風になりそう。

小括:3つ合わせても『AI需要が消えた』わけではない
ここまでをまとめると、今回の下落は『業績が悪化した』から下がったのではなく、『心理・報道・マクロ指標』の3連発で、上がりすぎた株から利益確定が噴き出した。私はそう考えています。実際、同じ7/3にサムスン電子やSKハイニックスは、メタのAIチップ生産委託検討やAnthropicとの協業観測の報道で逆行高でした。AIメモリの需要そのものが否定されたなら、こういう動きにはならないはずです。
プロの見方は真っ二つ?|目標株価2,000ドル vs 空売り
興味深いことに、プロの意見は真っ二つに割れています。💪強気側
大手証券のバークレイズは、マイクロンの目標株価を2,000ドルに設定していると報じられています。
6月24日に発表された直近決算は、売上約414億ドル・粗利率84.9%と過去最高水準で、次四半期のガイダンスも約500億ドルと強気です。
つまり、『業績の数字』は、まだ何一つ崩れていないといえます。
😔弱気側
バーリ氏の空売りに加え、中国勢の増産、AI投資の持続性への懸念があるとされます。
また、そもそもマイクロンは一時1年で株価約9倍、サンディスクは40倍超になる場面もあったほどの急騰後で、『上がりすぎた分の反動』はいつ来てもおかしくないという警戒感が根底にあるとされます。
どちらが正しいかは、正直、誰にもわかりません。プロ同士でここまで割れるものを、私たち個人が『完璧に当てにいく』のは無理ゲーでしょう。
だからこそ大事なのは、予想を当てることではなく、どっちに転んでも自分の行動が決まっている『型』をあらかじめ考えておくことです。
次のセクションで、週明けの3シナリオと型をセットで考えていきますので、ぜひお読みください。
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週明けの3シナリオ|『どうなったら・どう動くか』を先に決めておく
価格を当てにいくのではなく、条件→行動をセットで、あらかじめ想定しておきます。私が用意しているのはこの3つです。シナリオA:反発継続(金曜の切り返しがそのまま続く)
✔︎目安になりそうな条件:月曜夜のNY再開で半導体株が続伸する/今週前半に発表が見込まれるサムスンの暫定決算がメモリ市況の強さを裏付ける💪✔︎立ち回り:追いかけて全力買いはしないこと。反発初日に飛び乗ると、往って来い(シナリオC)に捕まりやすい
もちろん、積立はそのまま継続。保有株はそのまま握り締めましょう。
ただし、「乗り遅れた…」と感じても、5-6月に投資を始めた人、これから始める人は一定レベルは買いつつも押し目用の資金を温存。上昇トレンドが本物なら、乗る機会は何度も来ます!
すでに含み益バリアがある人は、握り続けるだけで問題ないでしょう。
シナリオB:二番底(NY再開で再び大幅安)
✔︎目安になりそうな条件:月曜夜の米市場で半導体株が再び売られる/雇用統計後の景気減速懸念が広がり、金利が下がっても株が買われない展開📉✔︎立ち回り:慌てて投げないこと。狼狽売りは、だいたい一番安いところで売る行為になります❌
この場合、買い増しは一括ではなく分割でしょう。『ここまで下がったら、いくら買う』を事前にメモしておき、その通りにだけ動くこと。
🔗参考惜しめ価格:サンディスク−14%・マイクロン急落の真犯人は業績じゃない!メモリ株の『押し目買い価格』を全公開【MU・SNDK・DRAM】
最近投資をスタートした人は、下落率がどうこうというより、自分の現金比率意識しましょう。最低でも3割ぐらいは、キャッシュ(現金)のクッションを残して下げ相場と向き合うことが重要です。
これから投資を始めるような人は、5割ぐらいは残しておくと良いでしょう。
シナリオC:往って来い(乱高下・方向感なし)
✔︎目安になりそうな条件:強弱材料の綱引きで上にも下にも往復する展開🤔✔︎立ち回り:短期売買の難易度はこの局面が最高です。初心者は『何もしない』が正解。大きく下がった時だけ追加でOK!
今週はイベントが多い週(サムスン暫定決算、日本時間7/9未明にFOMC議事要旨)。イベント通過を待ってから動くのも立派な戦略です👍
もちろん、ノーポジ、これから投資を始める人は、とりあえず2〜3割は買うこと。
📝3シナリオ共通の前提
お気づきでしょうか。A・B・Cのどれに転んでも、『口座と入金が済んでいること』だけは共通の前提条件です。
シナリオを紙に書いても、実行手段がなければ意味がありません。準備の手順は記事の最後にまとめておきますね!
初心者は何をすべきか|積立・現金比率・NISA
『まだ株を持っていない』『始めたばかり』という方向けに、この局面での基本を3つだけ。📝基本① 積立は止めない(むしろ暴落こそ積立の主役)
積立投資のリターンの源泉は、安いときに淡々と買った分です。急落のニュースを見て積立を止めるのは、バーゲンセールの日だけお店を休むようなもの。
私は過去の急落局面(FANG+の急落時など)でも『積立は継続』と言い続けてきましたが、この考えは今回も変わりません。
📝基本② 現金比率を決めておく(全額投資はしない)
『いくら投資するか』より先に『いくら現金で残すか』を決めましょう。これから投資をスタートするなら、ここ1〜2ヶ月は、少なくとも待機資金はおおむね5割前後を維持で。
現金があるから、下落が『恐怖』ではなく『チャンス』に見えます。
もちろん、すでに含み益バリアが強力にある人は、この下落でフルポジに仕上げて、顔面受けモードで良いでしょう。
📝基本③ NISA枠は一気に使い切らない
これから投資を始める人は、新NISAの成長投資枠を急落初日に全部使ってしまうと、二番底が来たときに何もできません。
つみたて投資枠で自動積立を回しつつ、成長投資枠は分割で。これが暴落局面のNISAの基本形ですので、覚えておきましょう。
それでも「今はやめておこう」と思ったあなたへ
その気持ち、すごくわかります。ただ1つだけ。ご覧のように、ここ数年で現金の価値は劇的に目減りしています。✅2020年末 → 最新(2026年6月末)
🏙東京23区・中古マンション70㎡
5,997万円 → 1億2,849万円(+114%)
🥇ゴールド
1,896ドル → 4,176ドル(+120%)
🇯🇵日経平均
27,444円 → 69,744円(+154%)
🇺🇸S&P500
3,756pt → 7,483pt(+99%)
結局この5年半で一番怖かったのは、暴落ではなく『何も持たないこと』でした。
『株をやるかどうか』ではなく『いつ、いくらから始めるか』。
月3,000円の積立でも、始めた人と始めなかった人の差は、10年後に必ず数字になって表れます(少額から始める具体的な手順は→ note NISA教室)。
まとめ|暴落は「準備した人」のためのバーゲンセール
最後に、この記事の要点をまとめておきます。今回の急落はバーリ氏の空売り・アップルの中国調達検討報道・雇用統計ショックの3連発がありました。ただし業績の数字が崩れたわけではない、と考えています。
✔︎中長期で本当に監視すべきは中国勢の増産で、ここは私も定点観測を続けます👍
✔︎プロの見方は目標2,000ドル vs 空売りで真っ二つ。当てにいかず、シナリオ×行動の『型』で臨む👍
✔︎週明けは反発継続/二番底/往って来いの3シナリオ。どれでも共通の前提は『動ける口座があること👍
✔︎初心者は積立継続・現金比率・NISA枠の温存の3点セット👍
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Step②:少額を入金する(まずは無理のない金額でOK)
Step③:月3,000円からの積立を設定する(設定してしまえば、あとは相場に振り回されず自動で続きます)
🔗月3,000円×50年積立の中央値は100億円?FANG+の『現実リターン』を徹底検証!少額投資で億り人は本当か
ここまで済ませておけば、週明けがA・B・Cどのシナリオになっても、あなたは『見てるだけの人』ではなく『動ける人』です。
質問があれば、いつでもX(@yukimamax)のリプで聞いてくださいね。週明けの動きは、Xとこの記事への追記でフォローしていきます👍
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コメントするc⌒っ *・∀・)φ...オキガルニドウゾ!