韓国半導体株がまた暴落w SKハイニクス12%急落はAIバブル崩壊か?マイクロン・サンディスク・SpaceXの買い場を解説【6月23日】

具体的な値動きとしては、韓国市場でSKハイニクスが▲12%超の急落となり、サムスンも巻き込んでKOSPI(韓国総合株価指数)はサーキットブレーカーを発動しています。
前日まで『AIメモリー最強』『HBM勝ち組』とされ、サムスンを抜いて韓国時価総額トップに立ったばかりでしたが、たった1日で叩き売られてしまいました。
流れは米国にも波及し、プレマーケットではサンディスクが一時▲9%安でナスダック100の下落率トップw マイクロンが▲7%前後安、SpaceXも続落しています。
ただ、ここで思い出したいのが今年3月以降の値動きな訳で。レバレッジをかけていた韓国勢、SKハイニクスが大きく売られるたび、市場は『AIバブル崩壊』と騒いできました。
ところが、結果的には、その全てが単なる押し目でしたからね。急落の数日後、あるいは数週間後に買いが入り、半導体メモリー株は再び高値を更新し続けてきました。
ただし、今回も同じなのかというと、3月時点よりも株価が劇的に上がっているという点では、危険度は高めと言えます。
また、SKハイニクス単体の問題ではなく、マイクロン、サンディスク、そして上場直後のSpaceXまで巻き込む『AI株のポジション調整』になる可能性はあります。
とはいえ、買い遅れていた人にとってはようやく買い場が来るわけで。この記事では急落の正体を整理したうえで、オプション市場から3銘柄の『具体的に買いたいゾーン』を解説します!

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正直に言うと、こうして毎日マーケットを追いかけて、半導体株や米国株、為替、AI関連銘柄の値動きをできるだけ分かりやすくまとめ続けるには、かなりの時間と労力がかかっています。もしこの記事が少しでも参考になった、これからもこういう相場解説を読みたいと思っていただけたら、下記の口座開設リンクから応援してもらえるとめちゃくちゃ励みになります🔥
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ただ、これからも相場の急落局面や押し目ポイント、オプション市場の見方などをできるだけ早く、分かりやすく届けていきたいので、必要なタイミングで活用してもらえたら嬉しいです🙌
今回の急落は『レバレッジの巻き戻し』
韓国の伝統芸能ですね。いつもの。まずポイントは、SKハイニクスの事業ストーリーそのものが急に壊れたわけではないという点です。HBM、AIサーバー、データセンター投資、メモリー需給のひっ迫などなど、これらのテーマは全然生きています。中長期では、AIインフラ投資が続く限り、DRAM・HBM・NANDの需要は強いわけです。
今回の下落要因は、韓国市場では半導体株に資金が集中しすぎてい多ことが挙げられます。レバレッジETFや信用取引を通じて、個人も海外勢も同じ方向に乗っかっていました。
こういう相場は、上がる時は異常に上がります。ただし、いったん売りが出ると、損切り・追証・ETFのリバランスが連鎖し、下げも異常に速くなる傾向があります。
これに、HBM減産報道、サムスンのHBM4発表による競争激化観測、MSCI先進国指数への組み入れ見送り報道が重なりました。つまり、今回の急落は『AIメモリー株に乗りすぎたポジションの整理』があったということです。要するに、いつもの!です。メモリ株全体として、何か問題があったわけではありません。
なぜ3月以降の急落は全て押し目になったのか
今年3月以降、SKハイニクスやサムスン、マイクロンが急落するたびに「半導体相場は終わった(高値掴み乙)」という声が、株の大先生を中心に聞かれました。しかし実際には、そのたびに買いが入り続けました。理由はシンプルで、売られた理由が需要崩壊ではなかったからです。
AIサーバー向けHBM需要は強く、クラウド企業の設備投資も止まっていません。むしろ、設備投資は加速しており、メモリー市況もタイトなままです。
それでも株価だけが短期で大きく下がれば、長期資金にとっては買いやすくなるだけですからね。今回も構図は全く同じです。
この辺メモリやストレージの状況については、いつもお知らせしているようにパウロ(@paurooteri)氏のnoteを読みましょう👇
🔗パウロ氏のnote
スペースXも熱狂買いが剥げてチャンス!
見送っていたSpaceXも、ついに株価が大きく調整を始めたので、欲しかった人はこのあたりから買っていきましょう。6月12日の上場(IPO価格135ドル、史上最大規模の調達)直後に熱狂的な買いを集め、一時225ドル台まで急騰。しかし、3営業日で▲23%反落し、直近は150ドル台まで下げていますからね。
背景としては、SpaceXがCursorの親会社Anysphere(AIコーディング支援ツールを開発したAIスタートアップ)を600億ドル規模の株式交換で買収すると報じています。
これがなぜ株価にマイナスかというと、単純にSpaceXが新しく株を発行してAnysphere側に渡すからですね。また、少なくとも200億ドルの社債発行報道も重なりました。
そもそもとして、上場直後特有の薄い浮動株(流通株はわずか4〜5%)による過剰な値動きによって急騰していたこともあるため、ここらで一息というのは、むしろ喜ぶべきではありますが。
このように、SKハイニクスの急落でマイクロン、サンディスクが急落し、さらに報道を受けて買いたかったSpaceX下がってきたわけですから、このチャンスを活用しない手はありません。
以下に、オプション分析を踏まえた押し目ポイントをそれぞれまとめておきますので、ぜひ参考にしていただければ。

マイクロン(MU):オプションが示す押し目ポイント
マイクロンは今回の半導体売りで最も注目される米国株でしょう。SKハイニクスと同じメモリー株であり、AIメモリー相場の米国代表でもあります。さらに、明日6月24日の引け後(日本時間25日早朝)に第3四半期決算を控えていますからね。
オプション市場が織り込む『決算ギャップ』
決算前ということもあり、インプライド・ボラティリティ(IV)は極端に高い(オプションの価格に織り込まれる予想変動率)。直近6/26限のIVは約155%、IVランクは100%となっており、決算翌日に±11%程度(およそ1,000〜1,300ドル)の振れを織り込んでいます。
一方で翌月7月限のIVは約108%、8月限は約102%ですから、決算イベント分のプレミアムが、いちばん近い限月にだけ50ポイント近く上乗せされています。
ここから言えることは2つで、
①プレミアムが高すぎて、コールもプットも『買う』のは不利
→決算が出た瞬間にIVが急低下(IVクラッシュ)するため、方向が当たっても買ったオプションは溶けやすい。前回3月決算でも10日物IVは100%前後から65%まで数日で低下した。
②織り込み済みリスク
→株価は最高値圏(52週高値1,213ドル)で、過去の上昇実績は強気建玉に厚く反映済み。良い数字が出ても『もう知っていた』で売られる可能性があります。実際、前回3月も、数字は良かったのに発表後に下げています。
なお、建玉はコールが1,200ドル前後に分厚く(上値の重し)、プットが900ドル前後に集中(下値の節目)しており、Max Painやプット集中で意識されやすいのは900〜1,000ドルのゾーンとなります。
買いたい押し目ゾーン(3段階)
押し目①:自律反発1,100〜1,130ドル→急落後に短期勢が最初に反応しやすそう。今日でほぼここまで下押し。ノーポジ勢、ポジションが足りない勢は追加でOK。5割ぐらいポジってるのであれば、スルーしたいゾーン。
押し目②:本命970〜1,000ドル
→プット建玉が厚く、需給的に強く意識される『本命の押し目』。引きつけるならこの辺り。
押し目③:深押し900ドル前後
→決算で失望売りが出た場合。業績ストーリーが崩れていないのにここまで売られるなら、中長期では妙味が大きい価格帯。ノールックで買い。
なんだかんだ言っても、ファンダは堅いですからね。2026年のHBM能力は完売、長期供給契約で価格変動を抑える構造となっています。また、NVIDIAのVera Rubin向けHBM4も認定済みです。
SKハイニクスがHBMを減産するなら、マイクロンの価格交渉力にはむしろプラスにすら働く可能性があるわけで。
加えて、過去基準のPERは高くても、来期予想ベースのPERは10倍台前半と、利益急増を見込めば全く割高どころかめちゃ安です。
繰り返している通り、今日の急落で全力で飛びつくのはNGですが、基本的にAIメモリー需要が続く限り、深い下落は買い場になりやすいです。本命は決算後でしょう。
サンディスク(SNDK):『強すぎた銘柄』の調整待ち
サンディスクは今年のAIストレージ相場で大きく買われてきた銘柄です。2025年2月のスピンオフ(IPO約38.50ドル)から約60倍、年初来でもおよそ+700%超です。だからこそ、下げる時も激しいと言えます。メモリー複合のなかで最も値動きの荒い高ベータ銘柄であり、今日のプレマーケットで▲9%も下げているのが、らしいですね。
オプション市場を見ると、プット建玉が厚く、短期は下方向のヘッジ需要が強いことが伺えます。これは弱気サインであると同時に、『下げたところで買いたい投資家がプットを使って待っている』とも読み取れます。
目先の自前カタリストは無く、次回決算は8月を予定しています。つまり、実質的にはマイクロン決算次第ということになるでしょう。
買いたい押し目ゾーン(3段階)
押し目①:自律反発2,050〜2,100ドル→短期反発狙い。ここで止まれば通常調整です。ノーポジ勢、ポジションを全然持っていないなら、まずはこの辺りで軽く追加。
押し目②:本命1,800〜1,900ドル
→需給上の本命ゾーン。中期で狙うならここまで引きつけたほうがリスク・リワードは良いので、本格的に買うならここまで待つこと。
押し目③:パニック1,500〜1,600ドル台
→AIストレージ相場そのものに疑念が出た場合など。ニュースはかなり悪く見え流かもしれませんが、その時こそ需給と業績を冷静に見極めましょう。
サンディスクに関しては、ファンダは強いです。直近四半期は売上+251%、データセンター部門は+645%、新規契約は420億ドル超、2026年の能力は完売となっています。
一方で、強いテーマ株こそ買う価格が全てという部分はあるので、多少は握りつつも深い押し目があった時にどれだけ買えるかですので、もしあれば日和らず追加でしょう。
SpaceX(SPCX):本命はIPO価格135ドル!
とにかく、今は需給が全てなので、あまり株価水準を気にしても仕方ないでしょう。ただ、やはり暴落するなら買っておきたい銘柄ではあります。宇宙はやはりテーマの一角です。数字はめちゃくちゃ遠いですが。🔗SpaceX IPOに外れた人へ|SPCX株は今から買うべき?買い方・株価リスク・ロックアップ解除を解説【6月20日】
上記の記事でも解説した通り、ロックアップ(上場直後に保有株を売却できないようにする契約や制度)の解除により、徐々に上値は重くなるでしょうからね。
慌てて買う必要はないため、じっくり急落したポイントを狙っていけば良いのかなと思います。
買いたい押し目ゾーン(3段階)
押し目①:自律反発150〜155ドル→短期反発狙いの第一候補。すでに急落後の水準。値動き自体は荒いので、ここに指値しておけばほぼ確実に刺さるでしょう。軽めに。
押し目②:本命135ドル
→IPO価格であり、市場参加者の心理的アンカー。長期で欲しい投資家が意識する水準。欲しかった人はここでしっかり追加したい。
押し目③:パニック100〜120ドル台
→上場後の熱狂が完全に冷めた水準。『SpaceXは終わった』という記事が増え始める頃。ただ、そういう空気が出た時が、こういう銘柄の仕込み場ですね。長いですが。
やはりSpaceXの下げは、2銘柄の下げとは異なります。マイクロン・サンディスクが『高くなりすぎた優良株の一時的な利確』なのに対し、SpaceXの下げは『IPO直後の希薄化・社債・ロックアップという構造的な重し』です。
7月下旬〜8月にかけてインサイダーの売却窓が開き始め、夏に向けて流通株が大きく増える『供給の崖』が控えています。
したがって、落ちたから反発する、という押し目ロジックが効きにくい、ということでもあります。これはメモリー市況の銘柄ではなく、巨大な夢と目先の資金調達を市場がどう評価するか、といった銘柄です。
結論:押し目だが、買い方を間違えると焼かれる🔥
今回のSKハイニクス急落は、また押し目になる可能性が高いでしょう。3月以降と同じく、AIメモリー需要が壊れていないなら、急落は買い場になりやすいと言えます。ただし、注意点もあります。⚠️❶半導体株に資金が集中しすぎていた(巻き戻しの値幅が大きい)
⚠️❷オプションでプット建玉が厚く、短期の値幅が出やすい(IVクラッシュにも注意)
⚠️❸SpaceX急落で、AIテーマ全体の過熱感が意識され始めた可能性(勝ち組と負担組の選別)
また、すでにポジションを持っている場合は、引きつけて買えるかが1つの勝負なので、少なくとも以下のポイントまで引き付けて買えると良いでしょう。
✔︎マイクロン:970〜1,000ドル
✔︎サンディスク:1,800〜1,900ドル
✔︎SpaceX:135ドル
もちろん、一括で買わず分割が良いでしょう。また、新規勢の方は、このチャンスを逃さないようにしていただければと思います。
📌 仕込みたい水準が来ても、口座がなければ指値は置けない
マイクロン決算は明日!サンディスクもSpaceXも、押し目ゾーンはいつ来てもおかしくありません。しかし、米国株が買える証券口座を持っていなければ、せっかくの指値を置くことすらできません。NISA枠でも米国株は買えます。まだ口座をお持ちでない方は、今すぐ準備だけでも済ませておきましょう👇

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