【金融危機】米国債まで暴落!長期金利急騰による株・為替リスクと今後の投資戦略【初心者向け徹底解説】

というわけで、米国の長期金利(国債の利回り)が上昇している背景を中心に、それがもたらすリスクや今後の株・為替の展望について、なるべく初心者の方にも分かりやすく噛み砕いて解説していくので、よろしくお願いします。
安全資産が投げ売りされる異常事態-債券市場が示すテールリスク
株はリスク資産だけど、国が保証する安心・安全の債券(国債)もボコボコに売られて金利が急騰しています。米国の国債では、超長期国債(30年債)ですら、金利(利回り)が乱高下、急騰しています。
一部では、どこかの金融機関が破綻するのではといった指摘もあります。まぁリーマンショック時のような連鎖破綻の可能性は低いですが、債券市場の流動性の低下というのは、かなりのリスク材料なので中央銀行当局が対策の乗り出す可能性もあります。
背景としては、中国が関税の報復として『米国債を売ってくる(すでに売っている)のではないか』(債券価格下落→金利低下)という懸念があるとされます。
もっとも、実際には中国が売っているというよりも、中国が売ってくるという懸念から、ヘッジファンドなどが投機的に行ってきた債券買い(トランプ政策による金利低下を意識した)トレードの巻き戻しとの見方が優勢です。
いずれにせよ、安全資産の筆頭である米国債ですら値動きが激しくなっていますから、もはやリスク資産に投資している場合ではないわけで、全ての資産が暴落するメルトダウンの可能性が高まっていると言えるでしょう。
社債市場が機能停止?実体経済への深刻な影響
そして、国が保証する国債ですらこんなことになってしまうと、企業が発行する社債(企業が借金するための債券)市場は、ほぼストップすることになります。信用格付けの低い、いわゆるジャンク債と呼ばれる債券は価格が急激に低下(金利は急上昇)しています。こうなると、企業が新たに社債を発行して資金を調達するのが難しくなります。
例えば、社債を発行してお金を集めたい企業は、投資家に対してこのくらいの金利でお金を借りたいとオファーを出します。
しかし、全ての債券のベンチマークである米国債ですら不安定で金利が上昇していますから、投資家はもっと高い金利を要求することになります。そもそも危なすぎてジャンク債には手を出さないという投資家も増えるでしょう。
こうなると、もはや企業も社債を発行できなくなり(しても買い手がいない)、資金調達が難しくなります。特に米国企業は銀行からお金を借りるというよりも、社債を発行して資金を調達するのが一般的ですからね。銀行ですら、社債を発行しまくってますから。
資金調達ができなければ、事業拡大のための新規資金はおろか、既存の借金の返済のために社債の借り換えができないような事態にも陥るわけで、資金繰り的に倒産してしまいます。時々、黒字倒産などがありますが、このキャッシュフローの目詰まりが大きいですね。
まぁ倒産すると困るので、米企業としてはドラスティック(徹底的)にリストラなどの人員削減や設備投資を削って資金の確保に努めます。もはや米国に工場を、どころの話ではなくなってしまいます。
というわけで、なかなか抜き差しならない状況になってきましたが、ある意味で国債の暴落というのは、トランプの政策にマーケットから強いNOが突きつけられているということでもあります。
実際経済への影響は株価の下落よりも大きいですから、チキンレースというか、早めにトランプの政策が緩和される可能性はあるでしょう。まぁないと、全部売れの暴落ですが…。
株式市場はさらなる暴落に要警戒―日経平均とS&P500の行方
EUなどの大きな国と関税でディール(取引)が成立するか、あるいはFRB(米連邦準備制度理事会)が市場に資金を注入するオペレーション(市場操作)を行って市場救済に乗り出すのであれば、マーケットは落ち着く可能性があります。しかし、債券市場までパニックに陥っているようだと、リスク資産である株は買えないですからね。株はさらなる下落、安値割れにも警戒しなければならないでしょう。
日経平均の短期トレード戦略:一瞬の流れに乗るか、値頃感でトレードするか
日経平均も再び暴落。少し買っていましたが、一旦利食いしてノーポジにしています。30,000円の大台を割れる可能性もありますので、要警戒です。
あるいは、各国中央銀行が市場救済乗り出すなど、緊急会合を開いたニュースが出た際には少し買ってみるのはアリですね。ヘッドラインの内容次第では、1,000〜2,000円瞬間的に上がってもおかしくないですからね。
値頃感的には30,000〜34,000円程度のレンジとなっていますので、レンジ意識でトレードするのもアリでしょう。下限付近ではロング、上限付近ではショートといった感じです。あとは材料次第ですね。
流石に株価が下がるとトランプ政権からマーケットを意識した発言は出てくる傾向がありますしね。
まぁ無理にトレードするというよりは、逆指値を入れつつリスクコントロールしながらトレードしていただければと思います。個人的には、一旦は下げ待ちですね。30,500〜31,000円で期待感込みで少し拾ってみますが、逆指値は29,900円ぐらいに入れておきます。
トレードについては、以下のアカウント(@yukimamax)で状況についてリアルタイムで解説していますので、ぜひフォローしていただければと思います→@yukimamax
トランプ・プット?ということで短期ポジは減らして様子見モード。欧州でさらに買われたら追加で少し売るぐらいで見てます。あとは米国次第。EUとの通商合意があれば、一旦ショートは手仕舞い。二転三転あるならホールド!
— ゆきママ (@yukimamax) April 8, 2025
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S&P500もさらなる下落に警戒!高値から−30%調整なら現物を少しずつ
米国株などの現物の買い増しについては以前の記事でも書いた通り、過去の大ショックレベルの高値から−30%ぐらいは見ておきたいので、S&P500が4,300ポイント、日経平均が28,000円がまずはその目安と言えるでしょう。
まぁ全く買っていない、これから投資を始めるといった、新規の場合はかなりのバーゲンセールではあるので、今日のように大きく下げた日に少しずつ拾っていけば良いと思います。繰り返しになりますが、しばらくは上がった日に慌てて買う必要はありません、下げた日に買いましょう。
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米国債売りからドル安加速!どこまで進むかに注目
債券暴落からついにドル安にもなっています。ついに安全資産の米国債が売られていますから、米ドルも売られる流れとなっています。
ちなみに、現状は通常であれば金利が上昇すればドル高でしたが、今は単純に金利に引っ張られる展開ではない点に注意ですね。もちろん、落ち着けば再度金利が意識されるでしょうが。
とりあえず、今は米国発のリスク懸念となっていますし、どこまで進むか分かりませんから、安易にドルは買わないように。かといって、FRBなどが市場救済に動けば、一気に株高からの円売り、ドル買い戻しがあり得るので、突っ込んでドル売りというのも推奨しません。
もはや為替はトレンドとか関係ないですし、金利もぶっ飛んでいるので雰囲気でしかないです。まずはFRBの救済などニュースのヘッドラインが出た時にロング(買い)で入る程度でしょうか。何もなければ下落にも限界はありますから。
ただし、株と違って完全に短期トレード前提なので、長く持ってはいられませんからね。ニュース次第になってしまうので、まずは次のニュースを待ちましょうということで。
緊張を大きく緩和させる材料が出て株高になれば、短期的にドル円・クロス円はロングという程度で見ておきましょう。
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