中国恒大集団（エバーグランデ）が連邦破産法15条の適用を申請、負債総額は約48兆円とのこと。まぁレバレッジかけまくりの理財商品（中国国内で販売される高利回りの投資信託）で個人相手に自転車操業を続けてきたので、不動産バブルが頓挫すると即死するのは目に見えていましたからね。驚きは全くない。当たり前体操。

これよりも、先日、中国不動産デベロッパー最大手の碧桂園（カントリーガーデン）が実質デフォルトに陥ったことの方が衝撃的でしたけどね。レバレッジを抑え、財務は健全、社債の格付けも高かったですからね。ここが潰れたということは、もはや中国の不動産バブルは完全崩壊し、回復の兆しはなくペンペン草すら生えない焼け野原ってことです。

ちなみに、これらが金融危機につながるとの声もありますが、社債をしこたま抱えているのはブラックロックを筆頭にいつもの面々。当たり前ですが、一流と呼ばれる金融機関はことごとく売り逃げしているので、世界的な金融不安につながる可能性は低いでしょう。

とはいえ、中国国内に関してはそうも言ってられませんし、不動産市場がGDPの3割を占めることを踏まえれば放置しておくわけにはいかないでしょう。なので、不動産バブルが崩壊した日本がそうだったように、低金利政策と大規模金融緩和（財政出動）が行われることが想定されます。

今は中国経済への懸念もあって売られているわけですが、中国政府が抜本的な景気対策に動けば杞憂に終わるでしょう。特に景気の堅調な米国株、日本株は有力でしょう。

一方、中国政府が金融緩和すれば中国株は上がるかという話になるわけですが、中国政府が動けば底抜けはしないものの、上昇は極めて限定的かと。

所詮こんなもんやな
あほだし、どうしようもないわ
昨日、取った逆張りポジで
マイナス60万
アホやな俺 pic.twitter.com/NVaqg2Bimj

— 岐阜暴威 (@gihuboy) August 18, 2023

岐阜さんが買っているからというわけではないですが、習近平の鶴の一声で即時上場廃止、紙屑になる株なんて買えませんからね。オンライン学習塾の非営利化とか、マジでもうね…。中国株は習近平がﾀﾋなない限り、低空飛行が続くことは約束されています。

セリクラ到来か？中国景気悪化を理由に売られるなら買い！

セリクラでないかと思う。悪材料は出尽くした。夏枯れ相場も9月からの海外勢の復帰で終わる。来週のエヌビディア決算が良ければ、何も問題ないわけで。中国経済悪化については懸念材料ではあるものの、ここまでダメなら政府当局も動かざるを得ない。したがって、中国経済への懸念を理由に買わないという選択肢はない。

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