とにかく為替はドル安が止まらないと言った状況ですね。ドル売りがドライブとなって円買いを誘発、クロス円もズブズブの流れです。ドル安そのものは想定通りでしたが、ここまで過度にガンガン行くとは考えておらず、比較的楽観していましたが、止まらないですね。

特段の材料はないというか、強いて言うならブログに書き続けていた通り、ADP雇用報告の上振れから利上げ継続懸念が一気に高まったものの、本番の雇用統計などはそこまで強い数字ではなく、利上げの織り込みが終わったことによるドル売りの流れがずっと続いている感じですね。まぁガンガン円売りも進んできた分、その反動が大きく出ている格好です。

もはや下落一辺倒の流れですので、ショートカバー（売りポジションの買い戻し）などで底打ちが見られない限り、ドル円もクロス円も買うのは悩ましいですね。まぁポン円などはドル安の影響でポンドドルが伸びていることで底堅いですが、リスクオフ（回避）材料が出てリスク資産全般に売りが出てドル高・円高みたいな流れになると、容赦なくぶっ殺されそうですからね。今はまだ様子見でしょう。

インフレの焦点となっている明日の米CPI（消費者物価指数）がきっかけとなって、全体的な流れが変わるかどうかに注目ですね。ヘッドラインの数字は前月比＋0.3%・前年比＋3.1%とかなり弱めの数字が想定されています。予想並かこれ以下なら、一連の利上げによる引き締めサイクルの終わりが確定的になるため、株価は上昇するように思います。

米主要株価指数（日足）:TradingView

リバランス意識でナスダック（青線）は上値が重たくなっていますが、明日の米CPIが予想並か弱めなら指数はナスダック100を強気で買っていきたいと思います。また、ちょい強めで下げた場合でも喜んで買いたい。指数の中でパフォーマンスを見れば群を抜いています。一部銘柄の上昇が寄与していることは明らかですが、構成銘柄で見ても今年は8割が上昇を記録。上昇がやや停滞して調整しているのもプラスに見えます。

また、個別銘柄ではリバランス対象の7銘柄、マイクロソフト（MSFT）、アップル（AAPL）、アルファベット（GOOG）、エヌビディア（NVDA）、アマゾン（AMZN）、テスラ（TSLA）、メタ（META）を買っていくのが良いでしょう。目先は一時的に売られるでしょうが、間違いなく押し目でしかありません、

不況耐性を意識するのであれば、マイクロソフトがオススメでしょうか。あとは好みですね。エヌビディアは次の決算見ないと怖いイメージですが。

日経225CFD（日足）:TradingView

日経平均も米CPIで流れが変わるかどうかですね。変わらなければ、月末の日銀金融政策決定会合で緩和継続が決定するような起爆剤がないと、揉み合いを続けるかもしれません。流石に3万円の大台を割るほどではないと思いますが、一時的に30,500〜31,500円レベルまで落ちることはありそうで、一段の下げは想定しておきたいですね。ポジションが重すぎる場合は、少し削っておくと良いのかなといった印象です。

いずれにせよ、株に対しては強気でいます。米CPIでよほどの強めの数字が出るような大波乱でもなければ、ナスダックに勝負をかけて良いと思いますし、その予定です。私は個別株でリバランス意識で下がってるマイクロソフトとアップルを買い増します！

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目先はドル安が止まるかどうかが焦点！ポンドは引き続き押し目は狙いたい

為替は基本的に明確な底打ちの兆候がない限りは、なかなか手が出ないですね。結果的に見ればドル円のショートが一番良かったという話にはなるわけですが、流石にここから売っても下値はたかが知れてるというか、流石に売られすぎの水準かと思います。

明日の米CPIで予想並かそれ以上の数字が出てしまうと、この過剰な織り込みがどうなるかというのは一定以上の懸念材料ですね。

やはり今の相場の流れを作ったのは、なんと言ってもドル安なので、このドル安がどうなるかがポイントなわけで、目先の流れが変わるきっかけとしては明日の米CPIはもちろんのこと、パウエルFRB議長の発言によっても変わってくるので注目しておきたいですね。

ドル円（日足）のチャート：外為どっとコム

流石に140円台を大きく割り込んでくるとトレンド転換も意識されそうなだけに警戒が必要ではあります。勝負をかけるとしたら、140.00円の大台節目を割り込んでストップロスを巻き込んで大きな下げが出たタイミングで、139.00〜139.50円レベルで拾えると良いのかなと。

もっとも、このレベルで下げ止まらずに139円台をあっさり割り込んでいくなら、135円レベルが見えることになりますから、損切りは138.50〜138.70円レベルに置いておきたい。最悪でもリスクコントロールはしたいところです。

ポンドドル（日足）のチャート：外為どっとコム

ユーロもそうですが、ポンドも単にドル安パワーで支えられているだけなので、判断は難しいところです。仮に明日の米CPIが弱いとしても、織り込みすぎでドル安がさらに進むかどうかは微妙なところもあります。

ポンドドルは15ヶ月ぶりの高値に到達、1.300ドルの大台を伺う動きではありますが、流石に高値から入るのはどうかと言った話で。

まずは1.28ドル台に差し込んできたところを軽く拾ってみる程度でしょうか。これまでのレジスタンスとなっていた1.283〜1.286ドルレベルをあっさり割り込むようなら一旦撤退です。まぁドルストレートは明日の米CPI次第でもありますし、ドル安が進みすぎている分、短期は慎重になった方が良さそうです。

損切り浅め、チャンスがあればぐらいで無理する必要はありません。落ち着けば、やはりドル安ですし、今日発表の英国の雇用統計も賃金が上昇していたので、なんだかんだ目先の利上げは確定的でポンドの方向はなんだかんだ上ではあります。まぁ景気が強いわけではないので、そこまで強くもないんですが。

ポンド円（日足）のチャート：外為どっとコム

円売りさえ再開すればポン円一択ではあります。過度なドル安の流れがどこで止まるかですね。このドル安ドライブが続くようだと、自ずと上値が抑えられてズルズルですからね。YCC修正云々というより、目先はとりあえずドル安がどうなるかですね。

180円台まで差し込んでくれば、180円割れの179.80円に損切りを置いてチャレンジしてみたくはなりますが、今の中途半端な位置で手を出しても上値は限られるので、あえてトレードする必要はないと思います。


為替はとにかく無理なトレードをしないことですね。過度な値動きだとは思うので、どこかで巻き戻しがあると考えてはいますが、どこでというのは難しいですからね。手をだすにせよ損切り浅め、ポジポジしすぎないようにしてトレードしていきましょう！

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困った時の通貨強弱。通貨強弱を見ると、1週間（左）では圧倒的な円高。本日営業日（右）で見ると円高・若干のドル安からの、極端なドル買い戻し。ロンドン勢の買い戻しが一巡すれば、またドル円は下がりそうな気がするのだが。 pic.twitter.com/DaGR6CZuiL

— 米国株アライさん💛完全先出しFX実況戦士 (@pawhara_arai) January 3, 2023

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