ドル安が止まりゃん！まぁ今夜21:30発表の米6月CPI（消費者物価指数）で弱めな数字が出ることを織り込みに行ってるもあるでしょうが、流石に行き過ぎ感はありますね。強めの数字が出たらどうすんだ的な。そういった意味で、今日は乱高下必死ですね。特にCPIはFRB（米連邦準備制度理事会）の重視するコアサービスなどによっても大きく動くので。

前回の5月分が発表（6月13日）は、ヘッドラインの弱めの数字を受けて初動は大きく下がって139.01円まで押し下げられるも、コアサービスが予想を上回ったことから急反転して140円台の大台乗せ。そこからズンズンとドル円は上昇していきましたからね。

そういう意味では、今夜も乱高下が予測されます。まぁギャンブルするのであれば、軽く買いつつヘッドラインの数字で押し下げられれば追加、大きく上昇なら即利食いみたいなトレードかと思います。最終的にはコアインフレの数字などと合わせてどうかという話ですからね。

ちなみに今夜の米CPIの予想値は、ヘッドラインが前月比＋0.3%・前年比＋3.1%となっており、ベース効果（前年の数字の影響）が強く出て大きく減速する見込みとなっています。

実際に予想並かこれ以下であれば、米国株は上昇しそうです。昨日はダウが大きく上昇する中で、リバランス報道の影響もありますが、ナスダックやS&P500の上昇はほどほどでしたからね。弱いCPIを期待しているなら、もっとナスダックも上がっておかしくなかったですが、やはり今年前半上昇しまくってきた分、調整の動きもあるのでしょう。

米国主要株価指数（日足）:TradingView

昨日も書いた通り、株は基本的に買いですね。米CPIが予想よりも強いと一度下げるでしょうが、年内の利上げ2回は織り込まれており、3回になるハードルはかなり高いですからね。そういう意味では、今日のCPIが強めで下げるなら絶好の押し目でしかありません。

短期トレードを意識してる場合は、CPI前に一旦利食いしても良いでしょう。弱い数字が相当織り込まれていますから、サプライズにはなりやすいので。

日経平均株価CFD・日経225（日足）:TradingView

日経平均は一段と下げています。まぁ一定の底堅さ、底打ち感はあるものの、米国株が上がっても下げているわけで、この辺をどう評価するかですね。仮に米CPIで強めの数字が出た場合、日経平均も連れ安にはなりそうな。やはり昨日も書いたようにポジションが重い場合は少しきって、一段の下げに備えるのがベターでしょうか。下で買えないとあまり意味ないですからね。

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まずはドル安が止まるかどうかに注目！止まっても上昇は限定的な可能性も

ベース効果で減速する見込みですが、仮に弱い数字が出たとしても前月比でコアサービスが上昇していたりすると、また解釈が変わってきそうですからね。乱高下は避けられないと思います。

かといって、仮に強い数字が出たところで利上げ回数が増えるかといえば、そのハードルは高いわけで、織り込みが過剰でドル安は行き過ぎであるものの、上値も重たそうだというのが率直な感想です。

✅7月12日の重要イベント＆経済指標
15:00🇬🇧BOE金融安定報告書
16:00🇹🇷5月鉱工業生産
17:00🇬🇧ベイリーBOE総裁、会見
21:30🇺🇸6月消費者物価指数⭐️⭐️
21:30🇺🇸バーキン・リッチモンド連銀総裁、講演
22:45🇺🇸カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁、パネル討論会…

— 米国株アライさん💛完全先出しFX実況戦士 (@pawhara_arai) July 12, 2023

今日はCPI以外にもイベント豊富ですからね。利益が出たらさっさと利食いして、上昇なら上昇が続くのか、下落なら下落が続くのかを確認する1日でしょう。

ドル円（日足）のチャート：外為どっとコム

ギャンブル的にはCPI前に139.50円前後より下なら軽く買って、結果が出て急騰したら即利食いですね。下がった場合でも、よほどの数字でなければドル安の調整がゴリゴリ進むとは考えにくいので、まずは数字を確認してですね。下がっても全戻しの可能性は割とあるので。

もちろん、コア指数やコアサービスの数字も悪いとなれば、さっさと損切りして撤退でしょう。5円幅を超える調整で流石にといった印象はありますが、弱ければやはりドル安ですからね。

流石に織り込みもキツすぎるので、ギャンブルはロングを想定してますが、継続して上昇していくハードルも高いというか、どうなったら上がるんやろ的流れなので、初動での利食いを想定しています。まぁ今夜は軽めにやってみます。実況はアライさん（@pawhara_arai）でやっていくので、フォローよろしくお願いします。

ポンドドル（日足）のチャート：外為どっとコム

CPI弱めでドル安の流れが確定していくのであれば、ポンドドルのロング（買い）も選択肢。英国経済はクソですが、目先は利上げが織り込まれる流れなので、全然下がらないですからね。

英経済の見通しリスクが懸念材料となるまでは、基本的には押し目買い・ロング意識で。1.283〜1.286ドルレベルをあっさり割り込むようなら損切り。ただ、ドル安もかなり過剰気味ではあるので、やはり押し目待ちですね。1.28ドル台に垂れてくるまでは待ちたい。

ポンド円などのクロス円は少し難しいかなという印象です。ドル安の支えはありますが、過剰にドル安になるとドル円の下げに押されて伸びないですし、ずっとそんな状況が続いてますkらね。今はまずは様子見で、円売り再開を待ちたいと思います。

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