週明けいきなり臨時オペ（国債買い入れ）とか、日銀即行で動くんかーい！金利上昇が抑えられたこともあり、為替は円売りで反応。日経平均も初動は上昇でしたが、徐々に利食いの流れに。まぁ先週末から繰り返していたように、買い材料が出たわけではないので33,000円台では重たい印象。

改めて先週末からの流れを解説していくと、日銀金融政策決定会合ではYCC（イールドカーブコントロール）の修正（柔軟化）が行われ、長期金利の±0.5%という従来の変動幅は維持しつつも、いわゆる無制限に買い入れる指値オペ（公開市場操作）については、実施する水準を+0.5%→+1.0%に引き上げました。

事実上の変動幅拡大ということが知られると、急激な円高・株安で反応しましたが、流石に過剰反応ということで全戻しで取引を終えました。

そして、週明けの今日は早速臨時オペで金利上昇を抑え込む形に。+0.5〜1.0%の間については機動的オペで対応するとしていましたが、それがいきなり発動された格好です。

ちなみに日銀が国債買い入れ（買いオペ）を行うと、国債利回り（金利）が低下（国債価格は上昇）→日米（海外）金利差拡大→ドル円（クロス円）が上昇という流れになります。金利の低下は緩和的でもあるため、株高にも作用します。

明日の10年債入札へ向け臨時オペ！入札不調だと金利の大幅上昇も？

日本の長期金利（10年債利回り）が0.6%程度まで上昇するのは想定の範囲内でしたが、それでもいきなりの臨時オペというのは、明日に10年債入札を控えていることに対する配慮もあったようですね。

つまり、今回のYCC修正で事実上の金利上限撤廃だとすれば、今の金利（価格）で国債を買う必要はないわけで。もっと金利が高くなる（価格が低下する）段階で買えば良いって話にはなりますよね。

で、そんな中で明日1日に国債入札があるわけで、市場関係者が金利がもっと上がるんだ（価格が低下するんだ）と考えるのであれば、入札が不調に終わってもおかしくないのかなと。入札が不調に終わる、買い手が少ないのであれば、当たり前ですが一段と金利上昇（価格低下）圧力がかかるわけで、今回の日銀の臨時オペはこのことに配慮したと。

要は日銀は極端な国債利回り、金利の上昇（国債価格の低下）を許容しているわけではありませんよ、だから明日は安心して入札してくださいね。というメッセージなわけです。

このことを理解できていないと、相場の今が理解できませんので、頭に叩き込んでいてください。

ででで、明日の入札が無難に終われば問題ありません。先週末の金利動向を見ても、一瞬は5.75%まで上がりましたが、国内勢の需要は高く0.54%ぐらいまで押し下げられて終わりましたから、入札堅調で金利上昇に歯止めがかかり、もうちょっと円安、株買い戻しの流れが続く可能性は十分です。

一方で、万が二千、入札が不調に終わると金利上昇圧力が一段とかかることになりますし、市場関係者も金利が上がる（債券価格は低下する）と考えていることになるわけですから、日銀がいくら臨時オペをしたところで金利上昇懸念が消えるわけではなく、瞬間的に急激な円高・株安もあり得ますので、ご注意ください。

なので、今日の段階で安易に今の高値からドル円やクロス円を高値でロング（買い）しまくったり、日経平均を買いすぎると危なそうですね。日経平均も33,000円以上では上値が重たいですから、慌てて買いすぎないように。

ちなみに明日の10年債入札は10:30、入札結果は12:35発表予定となっていますので、明日のお昼過ぎはもしかするとレートが大幅に飛ぶ可能性がありますから、最大限警戒しておきましょう。

日経平均の急落には要警戒！ナスダックも買い過ぎずほどほどのベースポジ確保で

繰り返しになりますが、日経平均は慌てて買う必要はないかなという印象ですね。ポジション多めなら利食いして押し目待ちで良いと思います。

日経225CFD（日足）:TradingView

33,000円台での重たさは明らかというか、このレベルをしっかり抜けていくには何らかの材料が必要そうなので、ノーポジであれば現在の水準から軽く買いつつ、32,600〜32,800円、32,000〜32,300円レベルで追加すれば十分でしょう。最大で30,600円レベルを下値目処として買い進めていけば良いと思います。

まぁオーバーシュートしても32,000円割れ、31,500円前後で一旦止まるとは思いますが、ズルズルパターンもあり得ますからね。夏枯れなんかまで想定すると、あまり買いすぎないことは重要かと思います。

ナスダック100CFD（日足）:TradingView

ナスダックも先週末のPCE（個人消費のインフレ指数）低下から、急激に反発しましたので、やはりこの水準では一旦利食いして、また押し目を待ちたいところ。全てを利食いしてノーポジにする必要はありませんが、今の水準なら3〜4割ぐらいかなと思います。ベースポジは確保しつつ、常に下で買い増せる余裕を持って取り組みたいところ。押し目は15,300〜15,600ポイント、最大で14,600ポイントぐらいまで下落しても買える余裕は持ちたい。

今日発表された中国の指標を見ると、株高の第二エンジン点火で息切れしそうでしなさそうな展開も考えられますが、目先は半導体バブルネタがそろそろ行き過ぎ感もあるのかなと。数ヶ月先には明確にバリュー優位になるパターンも想定されるので、短期的にはナスダックの押し目を狙いつつも、どこかで切り替えることも頭に入れながら追いかけていくのが良いかなと。

個別銘柄でいうと、やはりマイクロソフト（MSFT）は外せないかなと。売上高成長は落ちてバリューみを増してますが、なんだかんだ結局はという感じ。AI銘柄でもあるので。上昇が少し止まっているのも良いのかなと。GAFAM全体は、さすがに急激に上がりすぎてて怖い。あとは、決算外して暴落したエヌビディア（NVDA）も面白いですけどね。今は買わなくて良いですが。

とにかく、株は強気で良いと思いますが、日本は特に金利動向が不確定というか、落ち着きどころを探る展開で急落・急騰の乱高下がありそうですので特に注意していただければ。もちろん、先週のように過剰反応が出たタイミングで自信を持って買い進めていけば、大きな利益になるわけですけどね。日経平均は1,000円幅ゴチでした！

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為替は様子見推奨！まだまだ落ち着きどころを探る展開か

株は脳死で押し目で買えば良いだけに比べ、2国間の状況をそれぞれ考えなきゃならない為替は、最近めんどくさいですね。今週も日本の金利動向と米国の経済指標が絡んで、ドル円は不安定な値動きになりそうです。

まぁ急落なら押し目狙いでロングしても良いんですけど。プラススワップもでかいし。でも、米国の経済指標で弱いのが続くと、やっぱりドル安にはなりがちですからね。米指標が弱いと株高にはなって、円安が支えそうではあるんですが、大きなトレンドで見た場合はなかなか悩ましさを残しますからね。

ドル円（日足）のチャート

今週は重要指標が続きますが、強い数字が重なってくると一段高もあり得ますね。明日の日本の国債入札を無難にこなし、強い米指標が重なれば米金利も一段高となって日米金利差が拡大、143〜144円といった数字も見えてしまいそうな勢い。もっとも、そのハードルは高いと言わざるを得ませんが。

逆に明日の国債入札が不調に終わるようなことがあれば、下にぶっ飛んで140円割れも十分ありそうなだけに、悩ましさはマックスですね。入札不調に期待してショートギャンブルするのはありっちゃありですが、無理にやる必要もないかなと。

為替は全体的に、ドル以外の受け皿がなくて、消去法的ドル買いがジワジワでドル円も押し上げられる流れとなっています。米国の経済指標はもちろんですが、欧州や英国の指標にも目を向けておきたい。

あとは、今週は3日にBOE（英中銀）の金融政策発表がありますので、英中銀だけがガンガン利上げを継続していくという話になれば、ポンドにお金が集中する可能性がある点には注意ですね。そうなれば、日銀の金利低下圧力＋ポンド高でポンド円は185〜186円ぐらいは見えてくるかなと。

一方で、日銀が事実上の金利上限を修正したこともあり、中長期的には金利が上昇方向に向かっていく可能性が高いので、円売りの旬は終わったこともあり、あまり過度な円安が続くことは想定しない方が良いです。大きな方向としては、ドル円もクロス円も基本的には下です。ただ、短期はいろいろあって不安定ですけどね。

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昨日受け付けられたからまだ枠はあるっぽい
もし埋まっちゃってもこのところ毎月やってるみたいだから
来月またやる可能性もあるかも https://t.co/Rh3nkSWEu0

— コジねこ (@MxZcirku0aaHpmy) July 15, 2022

とにかく、基本的なことを押さえた上で取り組むことが重要ですから、ぜひぜひこのチャンスを活用していただければと思います。

要注意！口座開設を申し込む前に必ずブラウザの設定を確認してください|ω'*)ｼﾞｰ

口座開設の申し込みの際、Cookie（クッキー）が無効になっていたり、ブラウザがシークレットモード（プライベートモード）になっていたりすると会社側で確認が取れないため、せっかく条件を満たしてもレポートやキャッシュバックが送られてこないという事態になってしまいます＼(^o^)／ｵﾜﾀ

また、時間を置くとクッキーが削除されてしまう場合がありますから、申し込む直前に専用バナーをしっかり踏んで、すぐに口座開設を完了させましょう！

これらのことを守らないと、自分から問い合わせて確認をしないともらえない、あるいは最悪もらえなくなってしまうということもあり得ますから、ブラウザの設定は必ず確認しておきましょう。

■iPhone（Safari）の場合（設定→Safari→CookieをブロックをOFF）
■Android（Chrome）の場合（Chrome起動後、右上3点コロン→設定→サイトの設定→Cookieを許可）スマホだとこんな感じです。PCやタブレット、その他のブラウザの場合は以下の設定を確認ください。また、PCの場合は稀にウイルスソフトがクッキーを排除するといった挙動もあるようなのでOFFにしておくと良いでしょう。

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