時事通信の報道を皮切りに、ブルームバーグ、ロイターも続けて日銀リークネタを投入、ドル円はもちろん、日経平均先物も急落する円高・株安の流れとなりました。この記事書いた奴ら絶対FXやってボロ儲けしてると思う。

・日銀が国債買い入れ規模示す新たな量的金融政策枠組みを検討（時事通信）
・今月のマイナス金利解除に傾く政策委員が増えている（ロイター）
・利上げへの準備整う（ブルームバーグ）

海外市場に入って突如の3連コンボでボッコボコ。まぁ今週の展望記事でも書いたように、確かに円売りポジションは積み上がっているので、こういった報道があると逆に振れやすいのはありますからね。昨日は日経平均の下落をきっかけに、ドル円が149円台から一気に147円台まで差し込みましたが、きっかけの材料はともあれ、円売りの巻き戻し、円高に傾きやすい地合いにはなりつつありますね。

仮に3月のマイナス金利解除があったとしても、0.10%の利上げに過ぎないので、ここまで騒がれるのはどうなのかという話ですし、おそらく、解除後の利上げが否定されれば、また円売りになっていくと思います。

少なくとも、直近の円売りはドル買いは海外勢の日本株買いのヘッジの円売り（株高でも円安が進むと為替レートで負けてしまうため、事前に円を売って外貨を買っておく）と、対外投資による外貨需要ですからね。

なので、ドル円相場にとって致命傷になり得るのは、円売り云々というよりかはドル安でしょうかね。そういった意味で、今日の雇用統計は極めて重要になりました。弱い数字が出て米国の利下げが確実視されるようだと、ドル安から円売りの巻き戻しが発生して円高が加速、暴落パターンもあり得ると思います。

とはいえ、一巡すればまた円売りポジションが形成されるとは思いますが。日経平均がずっと調整モードならともかくとして、基本的には堅調ですから、また実需的な円売りになると。

とにかく、短期的には今夜の雇用統計が極めて重要なイベントとなりそうなので、最大限警戒してトレードしていただければと思います。それでは、今夜のトレード戦略、展望について解説していきますので、よろしくお願いします。

今夜は数字を見てから乗っかるのが安全策！決して無理し過ぎないように

今夜の雇用統計でそんなに弱い数字が出るとも考えにくいので、ドル円はロング（買い）で入ろうと考えていましたが…フライングでロングしたらこれだよ！

夜に向けて。まぁ強めに数字でたら上だろうし。 pic.twitter.com/AjhhWpFM08

— 往復びん太＠FXアライ軍 (@araisanfx) March 8, 2024

実況トレードは往復びん太（@araisanfx）でやってますので、ぜひフォローしていただければ。完全先出しの実況トレードとなっております→@araisanfx

まぁ現状、そんなに弱い数字が出るとも思えないのですが、結果を見てから入ったほうが良さそうですね。コンセンサス予想値は非農業部門雇用者数が＋20.0万人、失業率が3.7%、平均時給が前月比＋0.3%・前年比＋4.4%となっています。

ハードルが高いというか、そもそも利下げが確実視されるためには、全体的な悪化が必須というか。非農業部門雇用者数が一桁万人台の伸びで、失業率が悪化、平均時給が0.2%以上の下振れといった結果でしょうか。なので、まずまずの数字があればなんだかんだ買われるっしょ、と思ってロングしたらこれだよ！

ドル円（日足）のチャート

ドル円は大きく崩れている状況で、予想を下回る数字が出た場合はドル売りから、円売りの巻き戻し崩落で円高が加速する可能性も否定できなくなってしまったので、かなり難しくなってしまっています。

やはり、弱い数字が並んだ場合の崩落・雪崩リスクというのが強まっていますから、そんなに弱い数字が出ないとは思いつつも、ロング・買いは手がけにくくなってしまいました。

というわけで、ギャンブル的には買い（ロング）で仕掛けたいところではありましたが、今日は自重して数字を見てからの方が良さそうですね。まぁ週明けの日銀リーク報道の否定などを期待するのであれば、強めの数字が出たら少しずつ買ってポジションを形成していくぐらいで良いですからね。

流石に一足飛びで150円は遠そうですが、強めの数字が並ぶのであれば、149.00円前後ぐらいまでは戻しやすいように思います。

個人的には、ナンピンポジは落として2枚でギャンブルですね。予想を下回る数字が並んだ場合は、即損切りしてドテンショートを少しずつ入れていきます。その辺の実況はびん太でやりますので、フォローよろしくお願いします→@araisanfx

逆に明らかに弱い数字が出た場合は、一旦はショート・戻り売りで良さそうです。ただ、145円以下に下がるかというと、それもなかなか難しそうなので、ほどほどで利食いして終えたい。もうすでに今週は3円以上も下落してますからね。下落余地がどれだけあるかというと、そこまではなさそうか。

また、145円以下に下げるのであれば、ぼちぼち米国株を買うためのドルに換えていくことも検討しておきましょう。以前から繰り返している通り、最終的に円が毀損していく可能性は高いですからね。

エヌビディア（日足）のチャート

エヌビディア先生はプレマーケットで950ドルと1,000ドルチャレンジ。今後は株式分割で、またぶっ飛んでいくでしょう。最終的に日本は安くなることが運命付けられてるわけで、やはり今のうちからドル資産をしっかり持っておくのが重要だと思います。

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