現状の為替について、簡単にまとめておこうと思います。もし、この通貨ペアの展望が知りたい！というのがあれば、ぜひXの方までご意見お寄せいただければと思います。なるべく取り上げますので➡︎@pawhara_arai（フォロワーさん優先です🙇‍♀️）

んで、為替に関しては、とにかく米ドルがどうなるかですね。FOMC（米連邦公開市場委員会）が0.50%の大幅利下げを決定するにあたって、8月・9月はスンゲェ利下げがくっぞ！って勢いで利下げ織り込みに必死だったわけですが、それが一巡した感じですね。

特に10月4日に発表された米9月雇用統計は予想を大幅に上回る超絶的な強さで、モノスゴイ利下げは果たしてくるんだろうか？もしかしたら、来ないかもしれないんだけど、それなら円は買えないよねって感じで、再び円安となっています。

ということで、とにかく米ドルがどうなるかが、今後の為替相場の全てとなりますから、まずはそのつもりで見ておきましょうということで。それでは、今日も最後までお読みいただけると嬉しいです。

米経済が堅調との見方で再びドル一強の流れが強まる

とにかく、注目は雇用なんですけどね。そういう意味では、今週17日発表の新規失業保険申請件数の数字は重視されそうです。とはいえ、ハリケーンやストライキの影響のノイズも凄まじいので、上振れても影響は限定的でしょうが。

先週（10/7-11）は予想を上回るCPI（消費者物価指数）とPPI（生産者物価指数）が発表されましたが、11月の0.25%の利下げ織り込みは高まりましたし、金利も一旦は下げましたからね。

これは、同時に発表された新規失業保険申請件数の悪化をより意識しているからで、とにかく雇用が重要という話に。

とはいえ、モノスゴイ利下げがこないのであれば、なんだかんだドルを握っとく感じになっちゃうと。なぜかというと、中東情勢の悪化によるリスクオフ（回避）のドル買いや、そもそも欧州はウクライナ-ロシア戦争で疲弊して経済が停滞してるわけで。

そんな中で、もしかしたら経済絶好調じゃね疑惑が米国では出ているわけですから、なんだかんだドルを握っておけというか、あえてドルを売るという選択肢のハードルが高くなっているとイメージすれば良いと思います。

ドル円は堅調！スワップ的に円を買うハードルが一段と高めに

やはり149-150円レベルでは上値が重たい感じですね。昨日はコロンブス・デーで米債券市場がお休みだったこともあって、米金利が大きく上昇しましたが、連休明けから再開する流れの中で米金利は一旦低下、ドル円も押し下げられました。

米ドルが一段と上昇して、ドル円も150.00円といった大台節目を突き破るにも、それなりの材料が必要そうでしょうか。17日の米9月小売売上高、新規失業保険申請件数の数字が次第では、もう一段、上からの152円レベルもあり得るでしょうが。
先週高値となった149.50円をあっさり抜けたものの、維持には失敗して垂れてきていますから、ごく短期的には一旦下げたそうな感じですね。

強いサポート（下値支持）として機能しそうなのは、9月高値となった147.20円前後でしょうか。ここは強めのレジサポとなりそうで、10月4日の雇用統計でぶち抜かれるまでは強いレジスタンス（上値抵抗）として機能しました。

先週安値（147.352円）もこのレベルでしたから、まずはここを割り込まない限りは問題ないでしょう。逆に、ここを割り込むとドル円上昇の見方にも一旦変化が出そうなので注意です。

というわけで、トレード的には147.20円を背にどう買うかといった感じですね。まぁ148円台ではかなり底堅そうなので、とりあえず148円台に差し込んできたら買っていくイメージで良さそうかなと。

148.50-148.80円ぐらいで買って、149.50円レベルで一旦利食いでしょうか。損切りは早めなら148円割れで、粘るなら147円台でも追加して、146.90円台では損切りでしょう。

いずれにせよ、147円台を割り込むまでは買い、押し目のイメージで良いと思います。流石に149円台でガンガン買っていくという相場でもないですが、浅い押し目で軽く拾っていくのは悪くないでしょう。

スワップ的にもまだまだ買いが有利なので、米経済が失速しない限りは買いでついていきたいところです。

以前は投機筋の円売りが過剰だったため、極端に円高に振れる場面がありましたが、それら投機筋の円売りポジションが完全に解消されて、やや円買い気味でこの水準ですからね。
IMMポジション（シカゴ・マーカンタイル取引所の投機筋のポジション）を見ると、8月の急激な円高は投機筋の円売りポジションが一気に解消されたために発生しましたが、今現在、投機筋のポジションは円買いに傾いてますからね。

なので、よっぽどのことがない限り、急激な円高はないでしょう。1ドル＝140円割れとか、130円といった水準は。逆に再びドルが強いという流れなら、どこまで円売りが進むかという話になってくるので、ドル円、クロス円は基本は押し目狙いのやや強気で見ています。

ポンドドルは押し目買い！ショートするならユーロドルを想定

ドル安の流れになってくれば、やっぱり買いたいのはポンドドルなんですよね。金利的にも政治的にも、ドルの対抗馬があるとすればポンドぐらい。EU離脱したことで、ウクライナ支援でEUほど疲弊することもないですしね。
ドル売りが前提なので、今あえて買う必要はないのかなと。繰り返しているように、1.30ドルの大台節目を割れて1.27-1.29ドルといった深い押し目がきたタイミングで、スイング気味のロングポジションを構築したい。

特に米大統領戦も重要で、トランプ爆誕の場合だと、減税前提の拡張財政気味ですから、FRBの利下げも進みにくいという意味でドル高になりやすいかなと。

ただ、あまりやりすぎると財政問題に発展するため、もう少し長い目で見るとドル安になっていく場面もありそうなので、その時のために押し目を待つイメージですね。

トランプ爆誕でどれだけドル高が進むかを見極めながら、ポンドドルの押し目を慎重に狙っていきたいと考えています。
あとはショートするなら、ユーロドルという気はしますね。特にトランプが再当選というシナリオになった場合、ウクライナ支援からは米国が手を引くことが想定されるわけで。そうなれば、よりEUは経済的負担で疲弊することになります。

あとは、欧州と米国の関税問題もありますね。トランプは全ての国に20%の関税を課すと発表していますから、EUにとっては大打撃になる可能性が高いです。

まぁ歴史的低水準が続いているので、ユーロを売る余地というのも小さいのですが、トランプ再選シナリオならショートもありって感じで。とりあえず、まずは様子見でしかないですけどね。

とりあえず、こんなところでしょうか。まずはドル円の押し目を意識しておけばいいのかなと。あとは、通貨強弱見ても強いのはドルかポンド買って感じなんで、クロス円買う場合はドル円かポンド円ですね。目先はドルが優位になってるので、ドル円で良さそうですが。

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