ツイッターで何度も繰り返した通り、債務上限問題は基本的に問題ですらないですからね。もはや毎年恒例行事なので、あまり騒ぐ気にはなれないんですよね。まぁニワカのインフルエンザーが売りが売りを呼ぶパニックになるとか騒いでるらしいですがw 今日は債務上限問題について徹底解説していきます！

なんでドル円も株もそんなに下がってないかっていうと、債務上限問題はどうせ解決するから。騒いでるインフルエンザはご新規さん🥹

— 米国株アライさん💛完全先出しFX実況戦士 (@pawhara_arai) May 22, 2023

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債務上限問題は現段階では全く問題ナシ！ギリギリまでのチキンレースが継続

基本的な今後の流れとしては、Xデーとされる6月1日以降に予算が尽き、順次シャットダウン（政府機関閉鎖）、一時的に国債の利払いができなくなる、いわゆるテクニカルデフォルトに陥る可能性は十分です。今回は交渉の進展が遅い(そもそも共和党内にもリーダーシップを取れる人物がおらず、共和党側も安易に妥協できない)とされており、こうなる可能性は十分です。

このように6月1日以降に迎えることになるのは、予算上限案さえクリアすれば問題ないという、支払い能力ありのテクニカルデフォルトですね。本当に支払えない、デフォルト（債務不履行）に陥る可能性はほぼゼロです。まぁ民主党と共和党が合意しないまま何年か過ぎて米国の経済自体が崩壊していくなら別ですが。

なので、時間的にはまだまだ余裕があります。Xデーとされる6月1日にしても、どうにかやりくりをして1週間とかは伸ばせますしね。とはいえ、お休みになってる米上院が再開となる5月30日までに下院の合意がなければ、多少はドル安、株安にはなりそうです。

あとはシャットダウンになってテクニカルデフォルトの状態が続くようだと、最悪で2011年のように格付け会社から米国債が格下げられてしまうと、リスクオフのドル安・株安は加速します。実際に2011年はS&P500が20%近く下落したこともありました。

というわけで、現状マスゴミとインフルエンザたちが騒いでる債務上限問題からのデフォルト（債務不履行）は、実質的には支払い能力のあるテクニカルデフォルトであり、6月1日までに問題が解決するなら望外のリスクオン！多少過ぎるぐらいなら致命的な問題ではないです。

まぁシャットダウンが続くと格下げとか、そういう話にはなってきますけどね。あとは基本的に共和党は歳出削減を求めているので、バイデン大統領側（民主党）が過剰に譲歩すると長期金利は下押されるかもですね。株も最初は合意好感で上げても、後々に下げやすい可能性はあります。

というわけで、現段階では危機が差し迫っていないため、ドル円は昇竜拳と。利上げ織り込みが後退したのが懸念材料ではありましたが、インフレも安心できるほど下がっておらず、債務上限問題が合意に至れば、債券の供給増は確定するので、そういった金利高も織り込まれてるように思います。

ちなみに、政府が1兆ドルコインを作ってFRB（米連邦準備制度理事会）に買い取らせて債務上限問題を凌ぐ案もありますが、これも十年以上前から言われてますが、FRBは否定的ですね。まぁ政府は硬貨の発行権はあるので、できなくはないですが、これをやると色々と信用問題が発生しそうなので、むしろドル安・株安事案でしょう。

また、憲法修正第14条を発動するとの観測もあります。まぁ政府が負債を引き受ける必要がないといった規定があるようで、州政府が国を訴えて法廷闘争で時間を稼ごうみたいなやつですね。でも、これも発動されると裁判がいつ終わるかみたいな話で、かつてやったことがない不透明な状況になるので、相当ヤバいです。これも最後の手段的な意味合いですので、ドル安・株安事案ですね。

ドル円は1ドル＝140円がターゲットに！引き続き押し目・ロングを意識

交渉というのは最後の最後の段階、ギリギリまで駆け引きが続くので、やはり6月1日まではまとまらないのは織り込み済みですね。むしろ、その前にまとまれば僥倖レベルですね。超ラッキーです。

んで、通貨強弱からも明らかな通り、今日は円売りがリードする形ですね。金利差を意識していることや、債務上限問題への期待感もありますが、一番大きいのは日本株、日経平均の上昇でしょう。為替ヘッジして日本株を買う場合、日本株が上昇すると株価が下落した時に備え、円売り・ドル買いの値動きになりやすいですからね。海外から明らかに円売りが加速したのは、そういった背景があるのでしょう。

今のドル円をサポートしてるのは、通貨強弱を見れば明らかですが、円売りなんですね。ドル高が明日重なれば1ドル=140円もあります。 pic.twitter.com/X5O5X9bPMv

— 米国株アライさん💛完全先出しFX実況戦士 (@pawhara_arai) May 22, 2023

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ドルインデックス（日足）:TradingView

ドルインデックス（主要通貨に対するドルの強さを指数化したもの）を見ても、やはりドル高はそれほどではないんですね。明日は欧米のPMI（購買担当者景気指数）が発表されますが、この数字で欧州が弱くて米国が強いみたいなパターンになると、ドル高が加速して1ドル＝140円は見えそうです。

ドル円（日足）のチャート：外為どっとコム

繰り返しになりますが、債務上限の動向次第で上がったり下がったりするでしょう。ただ、現段階で致命傷になることはありませんから、交渉不調のニュースが流れてドル円が下がるなら、押し目でしかないです。

138.50〜138.70円レベルはレジスタンス（上値抵抗）として機能しますが、ここを抜けると1ドル＝140円台が見えてくることになります。引き続き、137.80〜138.20円ぐらいまで落ちてきたら軽く拾ってみるイメージでトレードしていきましょう。137.40円を割り込んだら損切りで。

138円台を維持できない時間が続くと苦しくなりそうなので、その場合は割り切って撤退も考えたいところではあります。逆に138円台を維持するなら、攻防はそのうち139円台へ移行する可能性はあります。とりあえず、目先高値の138.70円を抜けると、いよいよ140円台が強く意識されそうです。

まぁ下でポジションを持っていて軽く追加するのであれば、139円台乗せたあたりで、フワッと軽めに。とはいえ、明日の指標次第でもありますから、指標前には利食いしたくなるわけで、その辺も考えると、あえて追加しなくても良いような気はします。今は138.00〜138.20円まで少し崩れたら、少し追加で拾うぐらいのイメージです。

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— 米国株アライさん💙cisを超えた為替神💛 (@pawhara_arai) July 20, 2022

このように一発で各通貨の強さが分かりますから、トレードをする前に相場全体を瞬間的に把握するのに役立つんですね。スマホアプリでも見られますが、口座を持っていないと見れないのが玉に瑕。

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— 米国株アライさん💙cisを超えた為替神💛 (@pawhara_arai) July 28, 2022

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